容子の部屋

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「チャイナマネー」猛攻 「長安汽車」がボルボ買収へ

2009年05月06日 20時36分05秒 | 社会・問題国内・海外の問題

 

 

現在の経済危機は世界の自動車業界にも大きな変化を与えているようで、中国・広州日報(電子版)の報道によると、重慶市に本社を置く中国乗用車大手の「長安汽車集団」が、スウェーデンのボルボ買収に向けて法的な準備に着手したと報道しています。

現在・・ボルボを傘下に持っている米・フォード・モーターから株式譲渡を受ける見通しとの事です。私はこの「長安汽車集団」なる自動車会社を知らなかっただけに・・その会社が、ボルボといえば世界的にも有名ブランド自動車なのに・・それがこのような短期間のうちに中国自動車企業に買収されるようです・・その買収額は12億ドル(約1200億円)と言う多額な買収額ですが・・現在の中国には広報な買収もなしうるだけの資金的裏付けがあるのでしょうね。今後も中国資本は海外の自動車関連メーカー買収に乗り出しているようで・・金融危機で打撃を受けた世界の自動車業界は現在この“チャイナマネー”の猛攻に振り回されているようです。

広州日報(電子版)によると、中国4大自動車メーカーの一つである「長安汽車」は、法律事務所を通じて、ボルボ買収のための支払い方法や債務処理、従業員の雇用継続など法的な観点から最終的な準備に入ったとの事です。この長安汽車日本のスズキとも提携しているそうです・・その他にフォードとも合弁会社を持っている事が今回の流れになったように感じます。

そこで現在経営状況が最悪なフォードから、ボルボ株の譲渡問題が最終調整に入っているそうで・・・2004年には「
上海汽車」が英MGローバーを10億ポンド(約1480億円)で買収して以来中国企業による海外自動車メーカー買収劇となるそうです。ボルボ買収をめぐっては、中国自動車の他企業も関心を示しているとの情報があるようです。

中国の自動車メーカーは最近の世界経済の悪化状態をチャンスと捉え、経営が悪化した海外メーカーへのM&A(企業の合併・買収)を行っているようです。これもその一つでしょうが・・・「吉利汽車」でも3月にオーストラリアの自動変速機メーカー、「ドライブトレイン・システムズ」の買収を決めたとの事です。また、北京に本社を置く「京西重工」も同月、米自動車部品大手「デルファイ」からブレーキとサスペンション事業を譲渡する事で合意したとの事です。

 中国の新車販売台数について、中国政府は小型車減税効果などで、今年1~3月は米国市場を上回る規模となり、今年は1000万台を初めて突破して、ついに年間生産台数は米国を抜いて世界一になるとの見方が強まっているそうです。中国メーカーは資金力を高め・・金融危機で体力を失いつつある海外メーカーの技術力や販売網、ブランドなどを狙ったM&A戦略がより大胆に行われそうで・・日本の自動車メーカーもうかうかしていると、中国自動車の軍門に下るかも知れません・・

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