今年も、鉄道の世界では大きな変化があった。3つ挙げよう。
●阪神なんば線開業
西九条~大阪難波間が開業し、近鉄奈良、大阪難波、三宮間の直通快速急行が運行されるようになった。
集客は、好調なようだ。現在平日のデータイムは20分に2本だが、休日同様3本に増発されても、不思議ではない。
一方、昨年秋に開業した京阪中之島線ではダイヤ改正が実施され、全体的なサービスダウンとなった。集客増には、もう少し時間がかかりそうだ。
●阪急電鉄の嵐山直通臨時列車の運行
昨年の秋に、西宮北口~嵐山間の運行があった。今年の春と秋にはそれを発展させ、高速神戸、川西能勢口、宝塚(神戸線経由)など、多くの駅から運行された。
●高速道路の利用料金
条件付きだが、長い区間1000円で走れる。景気回復の起爆剤としての設定で、効果は小さくなかった。
だが、交通渋滞の悪化、環境負荷の増大、そして鉄道やバス、フェリーなどの公共交通が大きな打撃を受けたことも事実だ。これは直接の話題ではないが、間接的な影響は大きい。今後、無料になるという話もあるが、どうなるか注目だ。
今年最後の話題は、阪急京都線のダイヤ改正としたい。実施日は、来年の3月14日。こちらは、4つ挙げる。
●摂津市駅開業
正雀~南茨木間(3.5km)である。阪急電鉄の鉄道開業100周年が3月10日であり、それに合わせられたのだろう。駅の二酸化炭素排出量を、ゼロとする工夫がある。
●通勤特急の茨木市停車
前回のダイヤ改正に引き続き、通勤特急はさらに停車駅が増えた。同駅は通過の影響で便利とはいえなかったことと、利用客数が多いことが理由と考えられる。
しかし、私はあまりよいとは思わない。もとから停車駅が多いのと、利用客も多いが、通過客も多いからだ。また、通勤特急を除いても、快速急行を初め利用可能な列車は少なくない。安易に停車にせず、通過で頑張って欲しかった。
●快速の新設
快速の設定は、やや意外という印象だ。快速は行楽期の臨時ダイヤで運行されていたが、全体の停車駅はあまりに多いので、通常期の設定には向かないと考えていたからだ。
通勤特急の停車駅が増えた分、準急の高槻市以東を速達化させてバランスをとるのだろう。設定されるかどうかわからないが、夕ラッシュ下りの京都口の混雑緩和も期待したい。
●早朝、深夜のサービスアップ
平日深夜の変化として、最終の上り準急が高槻市行きから桂行きになるのが目を引く。梅田発の最終が15分伸びる駅が多く、効果は大きい。
来年、ダイヤの詳細な発表があると思われる。そのとき、もう一度とりあげる予定です。
※2ドア車両は、この改正で引退となる。詳しくは、次の機会としたい。
※2007年3月に実施された前回の改正の記事は、ここ。
※今年も、当ブログには多くの訪問がありました。ありがとうございました。よいお年をお迎え下さい。
●阪神なんば線開業
西九条~大阪難波間が開業し、近鉄奈良、大阪難波、三宮間の直通快速急行が運行されるようになった。
集客は、好調なようだ。現在平日のデータイムは20分に2本だが、休日同様3本に増発されても、不思議ではない。
一方、昨年秋に開業した京阪中之島線ではダイヤ改正が実施され、全体的なサービスダウンとなった。集客増には、もう少し時間がかかりそうだ。
●阪急電鉄の嵐山直通臨時列車の運行
昨年の秋に、西宮北口~嵐山間の運行があった。今年の春と秋にはそれを発展させ、高速神戸、川西能勢口、宝塚(神戸線経由)など、多くの駅から運行された。
●高速道路の利用料金
条件付きだが、長い区間1000円で走れる。景気回復の起爆剤としての設定で、効果は小さくなかった。
だが、交通渋滞の悪化、環境負荷の増大、そして鉄道やバス、フェリーなどの公共交通が大きな打撃を受けたことも事実だ。これは直接の話題ではないが、間接的な影響は大きい。今後、無料になるという話もあるが、どうなるか注目だ。
今年最後の話題は、阪急京都線のダイヤ改正としたい。実施日は、来年の3月14日。こちらは、4つ挙げる。
●摂津市駅開業
正雀~南茨木間(3.5km)である。阪急電鉄の鉄道開業100周年が3月10日であり、それに合わせられたのだろう。駅の二酸化炭素排出量を、ゼロとする工夫がある。
●通勤特急の茨木市停車
前回のダイヤ改正に引き続き、通勤特急はさらに停車駅が増えた。同駅は通過の影響で便利とはいえなかったことと、利用客数が多いことが理由と考えられる。
しかし、私はあまりよいとは思わない。もとから停車駅が多いのと、利用客も多いが、通過客も多いからだ。また、通勤特急を除いても、快速急行を初め利用可能な列車は少なくない。安易に停車にせず、通過で頑張って欲しかった。
●快速の新設
快速の設定は、やや意外という印象だ。快速は行楽期の臨時ダイヤで運行されていたが、全体の停車駅はあまりに多いので、通常期の設定には向かないと考えていたからだ。
通勤特急の停車駅が増えた分、準急の高槻市以東を速達化させてバランスをとるのだろう。設定されるかどうかわからないが、夕ラッシュ下りの京都口の混雑緩和も期待したい。
●早朝、深夜のサービスアップ
平日深夜の変化として、最終の上り準急が高槻市行きから桂行きになるのが目を引く。梅田発の最終が15分伸びる駅が多く、効果は大きい。
来年、ダイヤの詳細な発表があると思われる。そのとき、もう一度とりあげる予定です。
※2ドア車両は、この改正で引退となる。詳しくは、次の機会としたい。
※2007年3月に実施された前回の改正の記事は、ここ。
※今年も、当ブログには多くの訪問がありました。ありがとうございました。よいお年をお迎え下さい。