京阪神の鉄道メモ

~阪急電鉄を中心に。

リニア中央新幹線

2008-02-26 | JR(大阪近郊以外)
 リニア中央新幹線について、より詳しい情報が入ってきた。主なところを触れておく。
 ・料金は、東海道新幹線より数百円~千円程度高いだけの予定。
 ・ルートに関しては、首都圏と中京圏をほぼ直線で結び、約8割が地下の予定。


 以前の報道の情報も。
 ・開業は2025年を目標とする。
 ・区間は首都圏と中京圏を結ぶ。将来的には関西方面への延伸も計画。
 ・建設費用は自前。


 リニア新幹線の膨大な建設費用が自前というのは、前から報道があったが、回収が大丈夫かどうか、考えてしまった。その分料金は高いのかと思えば、さにあらず。航空や既存の新幹線との競合があり、料金は高くは設定できない。
 ただ、成算がないと、この計画が立てられることはなかっただろう。


 駅に関する詳しい情報は、まだない。
 関西方面へ延伸されるときは、大阪に駅ができて欲しいという意見も目にする。私は大阪だけでなく、渋谷や新宿にもできて欲しいと思っているが、さすがに無理があるかな。

謙虚な姿勢を

2008-02-22 | 鉄道の話題
 インターネットで鉄道に関する議論を見ていて、思うことがある。それは、この道の素人と思われる人が、極めて限定的な議論で、鉄道会社の決断ややり方を批判していることがあることだ。


 我々素人が、鉄道会社のやり方を盲信するのが危険であることはいうまでもない。だが、鉄道会社の専門家によって様々な事情を考え抜かれた末の決断であり、この事実は重い。専門家と素人では、情報量や知識などの総合力が違うだからだ。
 鉄道会社に対し、謙虚な姿勢を忘れないようにするべきだと思う。
 ……と他人事のように書いたが、趣味としてよく関わっている私も、自惚れが全くなかったかと問われれば、沈黙せざるを得ない。自戒もこめたい。


 ただ、専門家にとっても、我々素人の鋭い意見は少なくないのではないか。そもそも素人(利用客の大半は素人だ)の意見をないがしろにしてばかりいては、サービスはなかなか発展しないだろう。


 お互いに謙虚な姿勢を忘れない。これが、本来あるべき姿ではないかと私は考える。そして、このことは鉄道だけに留まらないだろう。

大和路線の区間快速の停車駅

2008-02-22 | アーバンネットワーク
 大和路線のJR難波発着の区間快速は、今宮に停車すると私は思い込んでいたが(大阪発着の区間快速は停車するため)、実は停車しないことを最近知った。思い込みは、恐ろしいものだ。
 少し分かりにくいので、前者の種別を平凡に快速とすると、どのような不都合が生じるのだろうか、よく分からないところ。


 もしくは、全ての区間快速の今宮の停車もありうるのではないか。前回の話題である、関空・紀州路快速の天満、桜ノ宮停車により停車駅が分かりやすくなるのと同様、こちらも分かりやすくなるだろう。

関空・紀州路快速の停車駅追加

2008-02-16 | アーバンネットワーク
 JR線の3月改正、前回の普通須磨行きの話題に引き続き、今回は関空・紀州路快速の停車駅に天満、桜ノ宮が加わったことについて。
 その2駅と京橋の利用客数を単純に比較すると、京橋のそれは多い。また、関空・紀州路快速を停車させなくても、利便性は十分確保されている。
 今まで通過させていたのも頷ける。


 停車させる理由を考えてみたい。
 利用客数や利便性も関係しているだろうが、先述のようにこれが主な理由ではないと私は思う。
 真っ先に思い浮かぶ事情は、大阪~京橋間の普通と快速の所要時間に差があまりないことだ。普通の後追いで、その区間をノロノロ運転している快速も中にはある。


 それから、大阪~京橋間で大和路快速と停車駅が異なり、分かりにくい面があった。
 正確には、大和路快速は大阪発着であり、大阪環状線では西半分のみの運転である。大阪で種別も列車番号も変わり、東半分での種別は普通である。ダイヤ上、大和路快速とは別列車である。だが、一部の案内では、その普通も大和路快速の延長として案内されている。そのように捉える利用客も少なくないだろう。
 そして、天王寺発着の関空・紀州路快速は一部停車させていて、ことは単純ではなかった。
 全て停車させると、東半分の停車駅も揃い、分かりやすくなる。


 私は通過の方が好みだが、大阪~天王寺以遠は、停車駅数が増えていないこともあり、停車させるのも悪くなさそうというのが私の感想。
 なお、大和路快速同様に、改正後の京橋発着の関空・紀州路快速の種別、列車番号を大阪で変更するかどうかは、関心のあるところだ。私は、京橋行きの種別のみ変更で、あとは変更しないと予想している。

JR神戸線のデータイムの普通

2008-02-10 | アーバンネットワーク
 JR線の3月のダイヤ改正について、より詳しい情報が入ってきた。
 私が注目したのは、JR神戸線のデータイムの須磨発着の普通が、一部西明石発着に戻されることだ。


 2006年3月改正ダイヤから、データイムの普通は全て西明石発着だったのが、半分須磨発着になった。このときの改正は、他にも大和路線の柏原~王寺間の普通など、間引きが多かった。
 データイムも全て西明石発着だと、須磨以西は供給過剰気味で、須磨で快速と接続する普通は特に空いてしまう。その快速は、須磨以西は塩屋と朝霧の2駅以外停車するからだ。だが、その2駅に停車する本数は半減してしまった。


 両方の事情を満足させるのなら、快速を須磨以遠各駅停車にするのが考えられる。快速は西明石で長時間停車していて、都合が良い。だが、先述の2駅は長編成の快速が停車できない。
 結局、普通を西明石発着に戻す他はなく、コストも考えて足して2で割り、須磨発着の半分を西明石発着に戻したということだろう。


 以前程ではないがないものの、便利になる点は評価されるべきところだ。
 ただ、個人的にはこの区間よりもさらに本数の少ない、加古川~姫路間や野洲~米原間といった区間の各駅停車の増発(1時間に1本)の方をより期待したいが、これはいささか無理な注文か。


トーマス号ラストラン~京阪

2008-02-02 | 関西の鉄道
 1月27日、7000系きかんしゃトーマス号と700系きかんしゃトーマス号のラストランがあった。私は7000系(7002F)の方に乗車した。


 7000系の臨時列車は、天満橋~三条間、臨時特急として1往復した。
 その臨時特急は混雑していて、下りは枚方市発車時点でぎゅうぎゅう詰めの車両さえあった(レギュラー特急の直前を走ったため、一般客を多く迎えたこともあるので、臨時特急をレギュラー特急に深草で待避させる手はあったか)。
 トーマス号を「バイバイ」と見送っている子どもが少なからずいたのは、微笑ましい光景だった。天満橋での展示時間は、子ども連れの家族が多く、1号線ホームは人であふれかえっていた。
 いずれも、トーマス号の人気を裏付けるものだ。


 私が初めてこの車両を見たときの印象は、派手ということだ。
 去年の7200系のように一車両のベースの色が複数使われていることはないが、それでも端の車両から、青ー緑ー橙ー赤ー橙ー緑ー青の着色で、隣同士の車両のベースの色は異なり、目立つ色であった。そして、車外も車内も、トーマスとなかまたちの絵が多く描かれていた。
 特にトーマスファンには、嬉しい車両だったろう。私はきかんしゃトーマスに関して知ることは少ないが、楽しませてもらった。


 告知ビラには、「さようなら、また会う日まで。」と書かれている。去年の例を考えると、それは今年の夏頃だろうか。また期待したいと思う。