京阪神の鉄道メモ

~阪急電鉄を中心に。

最近の阪急電鉄の話題を3つ

2010-11-30 | 阪急電鉄
 最近の阪急電鉄の話題を、3つ書きたいと思う。


●秋の臨時ダイヤ

 今秋も、多くの臨時列車が運転された。今春と同様、高速神戸~嵐山間、宝塚~嵐山間(今津線経由)の直通特急と、梅田~嵐山間、河原町~嵐山間の快速特急、及び特急日生エクスプレスである。梅田~嵐山間の快速特急の1往復が6300系によるのも、同じである。

 私は、最混雑期ではない時期に6300系の快速特急に乗車できた。春と同じような混雑で、京都線の特急も同様であった。酷い混雑ではなかった。


 だが、最混雑期の京都線の特急は、やや問題ありだったのではないかと思う。
 去年の秋も嵐山への直通列車は運転されていたが、最混雑期の運転はなく、代わりに快速いい古都エクスプレスが運転されていた。最混雑時間帯の大阪、高槻方面から河原町方面への列車の本数は、20分に5本であった。それに対し、今年はいい古都エクスプレスは運転されず、先述の本数は20分間隔に4本であった。去年と比べて少ないからである。

 輸送力のやや小さい6300系の特急がなく、平城遷都1300年祭の影響で京都方面への観光客がやや少なくなり、酷い混雑ながら何とか乗り切ったと推測している。
 全体的に見て、嵐山方面へのサービスはよいが、京都方面へのそれはやや手薄であった印象は拭えない。その解決として期待されるのが、次の話題である。


●京風リニューアルと観光特急

 来年の5月から、内装を京風にリニューアルした6300系による観光特急が、土休日に運行される予定だそうだ。停車駅は、梅田、十三、淡路と、桂、烏丸、河原町。
 嵐山直通列車の停車駅の少なさが好評だったのか、もしくは現在の特急の停車駅の多さ、混雑(または9300系車両?)が不評だったのか、いずれかと推測している。

 阪急京都線の車窓風景は、どちらかというと観光向けとは思わない。また、リニューアルする必要があるかどうかも疑問が残る。
 だが、6300系の活躍の機会が増えることはうれしい。停車駅の少ない速達性もよさそうで、リニューアル車も乗車しないと何ともいえず、期待したい。


●シースルー型改札口

 いくつかの駅で、シースルー型改札口への工事が終わり、完成している。
 以前は狭かった改札口の接客場所が、広くなった。



 ※防犯カメラ、旅客案内ディスプレイの設置も予定されている。
 ※嵐山駅のリニューアルが完成している。臨時改札口もあり、混雑期は威力を発揮する。