京阪神の鉄道メモ

~阪急電鉄を中心に。

大和路線データイムの柏原待避

2010-07-28 | アーバンネットワーク
 大和路線のデータイムのダイヤは、約20分間隔に大和路快速、高田発着の快速と、奈良発着の普通、柏原(かしわら)発着の普通が1本ずつである。特に、大和路快速が便利という印象がある。大阪へ直通し、本数と停車駅も適当と思う。


 だが、不満材料もある。柏原~王寺間の普通は20分に1本のみで、上りは柏原で快速の待避を受ける。その影響で、天王寺~高井田間など、かなり不便な区間があることだ。
 これは、下りと違って、上りには王寺駅に待避線がないためと考えられる。普通を王寺まで先着させると、王寺で快速高田行きから普通奈良行きへ、同一ホームで便利に乗り換えることはできない。普通を柏原で快速を待避させると、それができる。
 なお、下りは待避線があり、高田発の快速と奈良発の普通が、同一ホームで連絡できる。王寺~久宝寺間では普通は先着し、柏原での待避はない。





 先述の区間では、利用客数は多くないものの、悪条件が2つもある。不便さを緩和させる対策を考えてみたい。
・普通柏原行きを王寺行きにする。
 ~大和路線全体から考えればわずかな増発に見えるが、多分ダメ。数年前に王寺行きが柏原行きに変更されている。
・王寺駅に上りの待避線を準備する。
 ~抜本的解決手段だが、実現は難しい。
・普通を王寺まで先着させ、快速から普通への連絡を止める。
 ~大和路快速があるものの、奈良方面へ快速が事実上使えないのは、若干問題がある。


・普通を久宝寺~王寺間先着させ、後の快速高田行きを4号線へ入れ、普通を数分待たせて相互連絡させる。
 ~これが有力と私は思う。上り線から4号線へ乗り入れられるよう設備が必要で、同一ホームの連絡ではない。だが、柏原待避がなくなり、先述の不便さを緩和でき、普通から快速への乗り換えも便利になる。


 ※上りの快速の天王寺の発車時刻は、等間隔ではない。これは、柏原待避の待ち時間を短くさせるためと考えられる。上の対策をする場合は、等間隔にする。