がらんどう 吐毒会

雑感で感じたままに…

民主大差勝ち

2009-08-30 22:25:18 | Weblog
嵐の前に嵐が吹いたと形容する人もいたが、競争ゲームで言うと大差勝ちの今回の民主党。

私の前でも始めて選挙に行くという若者がいた。選挙に目を向けさせたことが自民の失敗。今まで民衆で無関心の人が多かった。無関心にさせるのが政治家と言った芸能人もいた。今回の結果でそれが事実に思えるのである。

元々選挙は有産階級のものであり、それが民衆に降りて来ていたものだが、ようやくその形になったかもしれない。民衆が政治を近くにしたい意味も含め、力を示した。それは事実だろう。ただ、相手の度重なるエラーやフィルダースチョイスなどに助けられた形で、自らのヒットやホームランで加点した訳ではない。選挙民は「仕方なく民主党に投じた人」も多いことを肝に銘じて政治できるかどうかである。

さて、民主党にとっては始めてのことではあるが、失敗は許されない。以前の社会党の轍を踏まぬように、「次回も民主に入れよう」というような政治をしない限り、たぶんすぐに見離されるだろう。それは、ファンを獲得した訳ではないからである。ファンにできるかどうかがこれからの大きなポイントなのである。

さあ経済界や宗教会や金持ちが次を睨んでどういう風に手を打ってくるか楽しみができた。幸い力を失っていた巨象や虚像達が倒れた。ただ一番大きなエラーをした候補者が生き残っており、こういう人が本当に初心に戻り、素振りからできるかもあろう。監督の立場である、その方々の手腕も問われる。対峙できる力に戻るには、「相手が大きなエラー」しない限り時間がかかろう。新たな土台造りで応えてほしい。

民衆が本当に望んでいるのは、世界の中の日本としての政策論争であり、その上に私達の生活を支えていただくことである。

得てして、大差勝ちはともかく、レコード勝ちした馬は、だいたい次のレースは負ける。
この次の選挙(来年の参院選)には、本来あるべき姿で投票をさせて欲しいと願う。