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祝・写楽考!!

2006-09-30 01:24:39 | 演劇関連

はい、はい、はい、はい
きましたよ堤ファンのみなさん、万歳三唱のご準備を・・・

2007年4月 シス・カンパニー公演 
『写楽考』
Bunkamuraシアターコクーン
作:矢代静一
演出:鈴木勝秀
出演:堤真一、高橋克実、長塚圭史、キムラ緑子、七瀬なつみ、西岡徳馬

ばんざーいばんざーいばんざーい

地味だ地味すぎる。
でもツボ
地味だけど地力があるキャスト。
シス・カンパニー面白すぎじゃありません?最近。
いいなぁ~実に良い。

えー、堤さん出演舞台の情報も来ましたが、私的にヅカもキテます。
ファントム見るついでに宝塚アンにて、訳わからん、もはや笑うしかない5点買い決行。


1、宝塚グラフ95年12月号
2、バロンの末裔/グランド・ベル・フォリーパンフ
3、川霧の橋/ル・ポァゾンパンフ
4、Sanctuary(要するに久世星佳写真集)
5、のんフィクション(つまり久世星佳エッセイ)


ほーらね(なにがほーらね!なんだよ!!)

グラフは、ゆりちゃんの退団特集号だから買っておいて損はない。
写真はほとんど歌劇と一緒だったけどね~

バロンの末裔のパンフは、舞台写真・稽古写真が見たかったんだけど、その点はイマイチ。
でも、昔のパンフには脚本が載っているのがなんとも嬉しい。
あと、歌詞もね。I WISHの歌詞が知りたかったんだ。

川霧の橋も同じく。脚本、歌詞だけでも価値あり。
研4ぐらい?のゆりちゃんのスチール写真と、TOKYO GASの広告は、
ファンであっても恥ずかしくって、目を背けたくなる(笑)
元が綺麗だったのはそうなんだけど、本当に天海さん綺麗になったな~

久世さんの写真集なんて、さらさら買うつもりなかったのに・・・安いんだもん。
300円弱じゃん?買っちゃうし。安いからさ。うん、安いから買っちゃったんだ。
満足できる写真は2、3枚かな。
タキシード姿で椅子に座って悩んでる写真が一番好きだわ
写真取った人がどこに久世星佳の魅力を感じていたのかわからない。
まぁ、時代もあるかな。

のんフィクションは、今日通学中に一気読み。
・・・正塚晴彦、カッコイイ。(笑)
正塚先生は元祖ちょい悪。の噂は耳にしていたけれど、まさに!
現役男役次期トップスターと並んでポーズとって、引けをとってない!!おぉ。
久世さんと正塚さん、良い関係を築いて舞台を作り上げているのが伝わってくる。
ということで、
久世姐さんの文章も、それなりに面白いですが、各演出家との対談が良いです。
対談相手はこの3人。

植田紳爾・正塚晴彦・蜷川幸雄

に、に、蜷川幸雄!?
おぉーこれまた面白い。
(これを期にグリークス見なきゃ。)
久世さんも「先生の作品は私の大きな起爆剤です。」と対談後語っているけれど、
私にとってもまさに起爆剤。
たいてい見終わると、
この野郎、私も頑張ってやろうじゃねぇか!!
と、粗野な感じでやる気が出る。負けてられないわ、と。

・・・そう思うと、私をこうゾクゾク、血が騒ぐ感じにしてくれる舞台って
蜷川作品ばっかりかも。
そっか、だから見ちゃうのかな。
あんまり意識したことなかったけど、そうだわ。
闘争本能かき立てられるんだよね。
『天保十二年のシェイクスピア』とか『白夜の女騎士』とかは、
そういう点では特に面白かった。

最後に月組好きの身贔屓なのは重々承知だけど、『美しい罠』の剣幸さん。
毎日HDDに録画して、ウタコさん出てるところだけ見てたけど、良かったと思うわ~
もっとゴールデンタイム寄りのドラマもイケる
『白い巨塔』とか、あの手の重厚な作品がすっごい合いそう。
重たい台詞の重さを残したまま、さらっと綺麗に喋ってくれるはず。
そう、高畑淳子さんが浮かんだのね、私の中で。
(今、ウタコさんと高畑さんのプロフィール調べたら、同い年だ。笑)
絶対良い。見たい。見せて。


キテる私は、ただいま『チェーザレ・ボルジア』見てますよ。
あちゃ~です。ブログ書きながら見てるから、話の筋サッパリですけどね。


9/28 宝塚 ファントム

2006-09-29 01:12:04 | 舞台感想
2006年9月28日『ファントム』@東京宝塚劇場

作・演出・配役→全部ここ!(笑)


若干、辛口コメント続きます。
「所詮新米ファンの戯言ね。」と笑ってすごせる方、
辛口コメントの中に「褒めたいのに褒められないもどかしさ」を感じてくださる方などは、
良かったら読んでやってください。










あ、読みますか。じゃあどうぞ。




うーん、これ、宝塚というブランドがなかったら、面白いと思えるかな。
宝塚の名前で持ってるんじゃない?

まず、主役のファントム。
一言で言えば愛情に飢えたマザコンでしょ。コンプレックスの塊のね。
父親ももっと早く愛情を示してあげれば、あんなにひねくれることなかったのに。
顔の傷も『あんなもんならむしろカッコイイじゃない。』
と、思えてしまう程度のものだから、
クリスティーヌが素顔を見て逃げ出す行為が生きない。
『なんで、逃げるのよ。結構似合っててカッコいいじゃん。』
ってツッコミたくなる。
実はカッコ良く見えちゃう傷を、舞台見る上でのお約束ということで、
もっと凄い傷として見るように努めても、やっぱり違和感は残る。
宝塚としては、あれくらいがギリギリのラインなのかな?よくわかんないわー。

春野さんの台詞は始めからファントムの持つ、
悲しみ、孤独感、そして優しさを感じさせてくれたので、それはすっごく良かった。
寂しげなんだけど、あったかい。
歌も上手いっ!カッコいいな、春野寿美礼。

天使の歌声を持つクリスティーヌは、天使というか超歌の上手い一般人。
ファントムの心を動かす歌声でなきゃいけないのに、
なーんか、聞いてて心配でドキドキしちゃうのね。声が細い。
歌だったら、回想で出てきたファントムのお母さんとか、
歌が下手な設定のカルロッタの方が、安心して聞けた。
カルロッタ歌上手いじゃん。(笑)

ということで、天使の歌声が天使の歌声じゃないと話全体がぶれる。
ここでも『なんでこの歌で天使??』と根本的なツッコミ入れたくなっちゃう。

クリスティーヌは、ファントムとの秘密の特訓で、歌唱レベルを上げたらしいけれど、
それも感じられないので、台詞が嘘くさく聞こえちゃったさ。

ファントムを父親自身が撃ち殺すのも意味が分からない。
いや、頭で考えればわかるんです。
父親である自分の手で、息子を苦しみから開放させてあげたかったんだと思うんですね。
でも、なーんもその辺の感情が伝わってこない。

こっちが想像しなきゃ補えない。
私にとっては全部がそうでした。

ファントムがクリスティーヌにいつ恋したのかも曖昧。
クリスティーヌがファントムにいつ恋したのかも曖昧。
父親がファントムを撃つまでの感情の変化も曖昧。

曖昧な部分を、
『歌の練習中の時、ファントムは凄く紳士で優しかったんだろうなぁ。
それで、徐々にクリスティーヌはファントム好きになったんだろうな~。うんうん。』
と、想像しなきゃ話が繋がっていかない。

ここは想像させるところじゃない!
感じさせるところだろ!?

なんでだー?なにが悪いんだろう~??私が悪いのかぁ~??

セットも豪華。特に地下のロウソクなんかは綺麗で凄いです。
なかなかあんな舞台美術にはお目にかかれない。
曲自体はあんまり印象に残らなかったけど、でも生演奏ってのはやっぱり贅沢だし、
演じる生徒さんも見た目からして、ハマってるから面白くなりそうな要素満載なのに、
話の筋ではなんとも面白くない。

面白いのは歌とダンス。

ファントムがクリスティーヌを愛している。っていうのが伝わってこないから、
復讐としてカルロット殺しちゃうのも、
『あらあらまぁまぁ、やっちゃったわ。』ぐらいにしか思えないしさ。

2階席で見るからいけないの?
いやいや、あの大きい劇場でみんなを楽しませての宝塚だ。
そうじゃなかったら、あのメイク必要ないわ。

私が今日見て一番楽しかったのは、フィナーレの男役が揃ったダンスかな。
真飛聖に注目だっ!
踊ってる最中、燕尾の襟元を正したさりげない仕草が、キザで目に留まった。(笑)
こういうのが、好きだな~私。宝塚見てるって気になる。
流し目ガンガンで、燕尾服がビシッ!と決まってカッコイイ。
トップ、二番手、三番手・・・とヒエラルキーが見えるのも興味深い。


来月の正塚晴彦に期待。『バロンの末裔』で正塚さんに惚れたさ、私は。
この先も宝塚見ていくんだったら、この人の名前は覚えておこうと思った。
で、覚えた。
で、星組公演『愛するには短すぎる』を楽しみにしてます。

9/27 Cat in the Red Boots

2006-09-28 01:11:11 | 舞台感想
2006年9月27日『Cat in the Red Boots』@東京グローブ座

作:戸田山雅司
演出:いのうえひでのり
出演:生田斗真、松本まりか、すほうれいこ、粟根まこと、市川しんぺー
   右近健一、逆木圭一郎、河野まさと、村木よし子、インディ高橋
   山本カナコ、礒野慎吾、吉田メタル、中谷さとみ、村木 仁、武田浩二 
   佐治康志、角 裕子、嶌村緒里江、梶原 善

バナナ皮で滑って自らを剣で刺しちゃうとか・・・

愛おしい!
愛おしすぎる!!

あーもう、くっだらねぇ。笑った、笑った。
そんでもって幸せじゃ、私は。

言い訳から始めますが、私が舞台を見始めたのが2004年10月31日です。
新感線の存在を意識し始めるようになったのが、たぶんその2、3ヶ月後。
ということで、『SHIROH』はすっ飛ばし、『吉原御免状』が私の初新感線でした。
だから、何を言いたいかというと、劇団員の魅力をちゃんと知ることなく、
ファンクラブまで入っちゃった。ごめんなさい。っていうことが言いたいんです。

昔からのファンの皆さんに到底かなわないのは、わかってます。
でもさ、遅れてきたからこそ、私もこういう新感線をもっとちゃんと見たかったのね。

『Cat in the Red Boots』は私がいつか見てみたいと思ってた、
くだらなくて、バカらしくて、でも愛おしい新感線でした。
ったく、大好きだ、新感線。
吉原見たときより、メタルマクベス見たときより、新感線が好きになった。
セットが、ちゃっちいことすらもう愛おしく思える。(笑)

前に堤さんの誠様とか出てきちゃったら、
逆木圭一郎の全身タイツ姿がどうとか言ってる場合じゃないわけですよ。私の場合ね。
ホント正直ぶっちゃけますと、粟根まこと、河野まさと、右近健一
ぐらいしか顔判別できてなかったんです。大ぶっちゃけだ、これは。
(橋本じゅん、高田聖子辺りは別格。古田新太は論外。)
でも今日からちゃんと見分けられるようになります。
今回出演した人だと、
村木よし子、山本カナコ、中谷さとみの女優陣。
インディ高橋、磯野慎吾、吉田メタル、村木仁の男優陣。辺りですか?
頑張ります、任せてください。

主演の生田斗真君。あんな顔だったんだ。普通にカッコイイ人だね。
ホント、若い。というか。演技とかそういうことの前に、突っ走ってました。
突っ走ってるところがトーマとして、良かったんじゃないかな~
カッコ良かったし。

で、ノラ役の松本まりかちゃんがめっちゃ可愛い!
動きとかネコっぽいし、声も・・・吉本菜穂子に次ぐ嫌じゃないアニメ声女優の2人目。

メタルさんの前座も楽しく、客席一体型の舞台に一役買ってます。
(今日、ちょっと遅れてきたお客さんに通路妨害されてて笑えたな。)

善さんは何も言うことなし。天海祐希に同感。かなり・・・ずるい。
あ、あると言えば一つ。
カーテンコールでスタンディングオベーションを促すのはやめてほしい。
(吉原の時もやってたよね、善さん。)
立ちたければ立つし、そうじゃない時は座ってたい。
でも前の人が立って見えなくなっちゃうと、見たいから、立たざるを得ないもんなんだねぇ。
あんまり今日は立ちたくなかったけど、見えないから立っちゃった。弱い自分。
どーしても『吉原御免状』と比べちゃってね。
(吉原と比べたら立てないよ、私は。思い入れ深いんだなぁーっていうことを改めて実感。)

河野まさとさんは、顔カッコいいんだよね。
カッコイイのにきっといつもああいう役なんだよね?
お前オスカルかよ!っていうあの格好。
ズルい性格。
「(もやしをわざわざ)炒めなくても。」というツッコミ。
◎です。

粟根まことさんは、途中からハリー・ポッターかヨン様にしか見えなくなりました。

市川しんぺーさんは、危ない大人子供という雰囲気が可愛らしくも、恐ろしくもあり、素敵です。

完璧に童話の世界のメルヘンチックなお話をコテコテギャグで繋ぎ合わせたような舞台。
間違いないハッピーエンドで終わる話はやっぱり楽しくって、
ちょっとあったかい気持ちにさせてくれました。

そうそう、パンフの役者紹介の布陣がものすっごい豪華なのね。

生田斗真←黒木瞳
松本まりか←安野モヨコ
すほうれいこ←鴻上尚史
粟根まこと←樋口真嗣
市川しんぺー←長塚圭史
梶原善←天海祐希

と、まぁこんな感じ。このメンツで、何か凄いことができそうだぞ。
天海祐希の「おいら。」好きな私としては、
予想だにしない所で、久しぶりにゆりちゃんの文章に触れられて、嬉しかったのでありました。
最初意味がわからなかったよ、善さんのページに天海祐希の文字があって。


またこういうおバカな新感線も見たいし、吉原みたいな新感線も見たい。
朧の次は、コッチ系で期待してます!
そう、今日はオープンニングでジューダスと、発車ベル聞けると思ってなかったのね。
ジューダス流れた瞬間、「・・・そうだ新感線だったぁぁぁ!!」と
嬉しくなってちょっと鳥肌立ちました。
私は一体、どこの劇団を見に来たつもりだったんだ。

書きたいことを書きましょう。

2006-09-27 16:48:18 | 演劇関連

なんかもう、ちょっと本気モードで宝塚にハマってしまいましてね。
罠に自らハマっていった感じですか。
自分でもエンジンかかってしまったのが、実感できる毎日で。
私がハマってるのは、過去の月組なんですけどね。
で、その辺のあれこれをブログに書くの、そろそろ躊躇しようかなぁ~
とか、思ってたんですが(恥ずかしいから。笑)、
書きたいこと書くためにやってるブログで躊躇しちゃいけねぇな!
と、思い直して、もうホント自分の思うことばっかり、アホ全開で書いていこうと思います。

第一、宝塚好きっていうだけで、世間一般から引いた目で見られますよ。
だって、私自身が引いた目で見てましたから宝塚を。
ハマってからは、好きなんだから、悪いかよ。
と開き直る反面、やっぱり、そういう観念で見られるのは嫌なんですよね。

とにかく楽しいものはなんでもこい

なんです。
歌舞伎だろうが、小劇場だろうが、なんだろうが、私を楽しませてくれればそれで良し
宝塚も斜に構えず見てみたら楽しかった。と、そういうことです。

あとは、能と文楽、四季ぐらいでしょうか。
あ、東宝系の大型ミュージカルも見てみなくちゃ。

四季はライオンキングとかキャッツあたりは見たいよな~っていうか見ろよな~
と常々思っていて、でもキッカケがないので見てません。
能か文楽はいずれ学校の授業とかで見ることになりそう。

そうそう、最近地元の図書館行ったんですね、予約してた本を受け取りに。
予約してた本っていうのが、大竹しのぶの自叙伝『私一人』
そこからして、何か間違った雰囲気が漂ってます。
これ予約したのが2月とか、そのくらいだったんじゃないかなぁ。
半年以上経ってやっと私の元に回ってきましたよ。

で、その時、一緒に借りた本がまた何かおかしい。

これね。
久世・天海と名前を表紙に見つけて、目次だけパラっと見たら

久世星佳-祝!書かずにおられるか

と。
久世さんが、い、祝われてる!
そりゃ、借りちゃいますよ。借りずにおられるか。(トップ就任ぐらいの時に書かれた本でした。)
で、家に帰って天海さんとこ見てみたら、

天海祐希-有名無実

あちゃー

著者の石井さんは、久世ファンでしたが、その分天海さんに不満もあったようで。
でも、私は天海祐希も久世星佳も両方好きな訳で・・・

天海さんの部分は読んでて複雑だったわ~
めちゃくちゃに言われてても納得できちゃう部分があるのね。苦しくも。
それでも、私は天海祐希の華のある立ち振る舞いや、演技が好き。
石井にどんなにけなされようが、天海さんが好き。
理屈じゃない。
そんなことを実感。
遅れてきたヅカ時代の天海ファンとして、
ほんの少し悔しさも感じたけれど、しょうがあるまい。
確かに(私が見てきた数少ない映像の中でも)男役としての演技は、
天海さんより、久世さんのが上だ。

一方久世さんのページは、石井さんの久世ファンさ、が伝わってきて、
読んでて楽しかった。自分も好きな人が他の人に褒められると嬉しい。

天海ファンの立場だと、石井と呼び捨てにしてやりたい気分だけど、
久世ファンの立場だと、敬意を持って石井さんとお呼びしたい。

爆笑したのが久世さんのトップお披露目のショー『マンハッタン不夜城』に対するこの苦言。

「ファンじゃない観客だって、
かほどに不似合いで不気味なものを見たいと思ってるとは考えがたい。」


熱烈な久世ファンなのに不似合い、不気味。といってしまえるところに愛情を感じる。

もう、ホントにその通り。はっきりいって、不気味。
『マンハッタン不夜城』は私もビデオ見たけど、皆目意味が分からない。
なんで、金髪縦巻きロールの王子衣装で久世星佳を登場させたのか。
しかも、トップお披露目なのに、下の真琴つばさだとか、姿月あさととかのが、見せ場が多い。
ファンなめてんのか?
と、その当時の久世ファンだったら思うんじゃなかろうか。
最後の方はカッコいいんだけどね。これがせめてもの救い。
ヅカ暦短いなんてもんじゃない私にさえ
「こ、これは間違ってる!」
と、思わせるほど、ある意味大きな力を持ったショーだよね。
トップスターの魅力が生きるショーを見るのが、ファンとしての喜びなんだと思う。
これは生かすとかの問題じゃない、殺してる。
魅力を殺してどーするんだい。

私が、宝塚に足を踏み入れてしまったのは、天海祐希のせいだけど、
今よくよく考えるとハマるだけの地盤は、私の感知しないところで、
着々と固められていたかもしれないなぁ。

まず、祖母が知らない間にヅカファンでした。
そんな祖母の家ではタカラヅカスカイステージを見ることができるんですね。
きっと100以上あるだろう、祖母が撮りためたり、購入したビデオの数々。
頼めば録画してもらえるし、ビデオも貸してもらえるしで、私の手持ち映像は増えるばかり。
他にも学校の資料として残っているビデオを借りまくったりで、さらにね・・・

エンジンかかると止まらない私のガソリンがいたるところにある。

最近だとファンの間で名作の誉れ高き
『川霧の橋/ル・ポアゾン』なんかも手に入れました。
川霧の橋はこれからじっくり味わうことにして、ル・ポアゾン。

おもしれぇ~このショーはファンだったら特にツボ満載だ

この作品で、宝塚を退団する剣幸がカッコ良いこと、この上ない。
これが、トップの魅力を生かしてるショーなんじゃないの
次のトップ涼風真世と宝塚を去るトップ剣幸、二人だけのダンスがあるのも、ツボ!

衣装・振り付け・構成・音楽、この辺がショーのポイントなのかな。

まだまだ経験値が低いので、良い作品も悪い作品も両方見て、
宝塚を見る目を養って生きたいと思う今日この頃。

知れば知るほど面白いったらありゃしない。

明日はまた一歩踏み出します。
花組『ファントム』観劇です。春野寿美礼はどーなんでしょう。初オサさんです。
宝塚アン行って、天海・久世の資料探したいけど、友達と一緒に行く手前、
さすがにそれは諦めざるを得ないかな。(笑)


私を楽しませてくれるのは、何も宝塚だけではない
『Cat in the Red Boots』本日観劇です。
なんか良い感じの新感線が見れそうで、楽しみ、楽しみ
私が舞台見始めてからは『吉原御免状』『メタルマクベス』と、大きいのしかなかったから。


こ、困った・・・

2006-09-27 01:44:07 | 演劇関連
プライベート・ライヴズ』脚本、飯島早苗さんのブログ「顔を洗って出直します
のせいで、これ私、かなり久世星佳に惚れちゃってんじゃねーの?
クレイジーケンバンドの「太陽のモンテカルロ」ってどんな曲やねん。
それをのんちゃんオリジナルダンス付きってなんやねん。
彼女元月組トップスターよ。踊ればカッコいいはずじゃん。歌も上手いじゃん。

3万いや、5万出すから私にも見せてくれ。

・・・落ちつこ。落ち着けや、自分。

せめて口だけは、ぽかーんと空けないように閉じておこうと思いつつ、
『プライベート・ライヴズ』で久世さんをぽかーんと眺めてた時間は幸せでした。

目の前で久世姐演じるアマンダが、エリオットとの思い出のタンゴを口ずさみ始めた時は、
どーしようもないのに、どーしようかと思ったぜ。
何も私の目の前で歌い始めなくともよかろうに。
絶対、なんか策略が働いてると思ったし。

・・・落ち着けてないですね。

とにかく良い女優さんに出会えたなぁーとしみじみ思ってます。
シス・カンパニーだし、野田地図とか出てくれないだろうか。面白いと思うんだけどなー
野田作品と相性抜群とまではいかなくとも、悪くはないんじゃないかな。

さて、キャラメル西様のブログですが、
しっかりしなきゃいけない西様に向かって「しっかりしてよ」と言う久世さんが、
この座組みで一番しっかりしてんじゃん。と思わずにはいられない。

仕切り屋っぷりが素敵

すこーん、すこーんとタイミングが重なってしまって、今のこの有様。
第一この舞台自体、出来がすごく良いんですよ。
困ったことだな、全く。
面白くなければ、もうちょっと冷静でいられたのに、面白いんだもん。

宝塚、罪深いな・・・


明日は新感線。二度目のグローブ座です。

9/25 オレステス 2回目

2006-09-26 00:33:03 | 舞台感想
2006年9月25日『オレステス』2回目@シアターコクーン

[劇作・脚本]エウリピデス
[翻訳]山形治江
[演出]蜷川幸雄
[出演]藤原竜也/中嶋朋子/北村有起哉/横田栄司/香寿たつき/吉田鋼太郎/瑳川哲朗/他

1回目感想は→こちら
オレステスに関するメモ書きは→こちらへ。

今日は、私自身が最悪。
完璧な睡眠不足。
学校始まって、今までの不規則極まりない生活のツケが回ってきた。
ごめんよ、竜っちゃん。

睡眠不足でぼーっと観劇しちまったといえども、藤原君の演技は鳥肌モノ。
ゾクっとする瞬間が何度もあった。
私は、ずっとこういう演技をする藤原竜也を見てみたかったので、オレステス役は大満足。
(天保でハムレットのパロディをするのぐらいしか生で見てないから。笑)

先週は『獏のゆりかご』『魔界転生』『オレステス』『星屑の町』『プライベートライヴズ』と
立て続けの5連続観劇でしたが、1つを除き、
どれもその日の気分にあった芝居で、バランス良く、楽しく見ることができたのに、
今日は・・・
体調管理しっかりしないとなぁ。
それでも体力なくなってきたら、気力で貫き通す!

で、いつも気の抜けたお正月に風邪をひきます。熱出します。
本気の寝正月。

そうそう、前回見た時は初めて舞台を見る高校時代からの友達を連れて行きました。
「わかんなかった。」という一言で片付けられるのが嫌だったので、
開演前にその友達に予備知識を叩き込みました。(笑)
見終わって、今まで
「ホント舞台ばっかり見に行って・・・バカだねぇ~」
と、私に対して呆れ気味だったその友達から
「なっちゃんの、気持ちも良く分かるわ。」
という言葉を引き出しました。

そんな舞台です、オレステス。

ちなみに観劇後、お茶しに入ったエクセルシオールで友達は、
劇場で貰ったチラシを一枚一枚丹念に見て
「知ってる人いっぱいだから、これ見てみたい。」
と、野田地図『ロープ』を選出しました。
そうか、じゃあ、見せてやろうじゃない。
野田ファンとしては、燃えます。(笑)
蜷川幸雄→野田秀樹。実に王道です。次は松尾ちゃんか?

ちゃんと今日見た感想も書いておこう。
ラスト、問題ですね。
問題というか、ひっかかる人はひっかかるだろうな、と思います。
悪くいうと、今まで作ってきた芝居の世界が、
最後で全てぶち壊しにされる。余韻もなにもあったもんじゃない。
でも、逆にぶち壊される快感、っていうのもある。

大量に降ってくるレバノン・パレスチナ・イスラエルなどの国旗と
おそらく国歌の歌詞が印刷された紙。
その紙に気をとられて1回目は気に留まらなかったんですが、
アメリカの国歌と爆音、サイレン音etcが響いてるんです、ラスト。

1回目は、高く高く積み上げられてきた『オレステス』の世界が
その演出で崩されたことが、物凄く衝撃的でゾクゾクしました。
今日は、『あーぶち壊しだわー』と変に冷静に。
(冷静な分、紙に気は散らずに済み、
最後まで藤原君を中心に役者さんの演技を見ることができたかな。)
で、このぶち壊し感が嫌な人は、嫌だろうな、と。

私は、刺激があるのが嫌いじゃないんで、この演出はまぁ好きだけど、
それもその時の気持ちの問題で、落ち着いた終わりが見たいときもある。
今日は、後者だったように思います。

やっぱり、自分の心がピリピリしている時はピリピリした舞台見たほうが断然面白いし、
のほほんとしてるときは、のほほんとした舞台見たほうが楽しめるのかな。
私今のほほんとしてるかも。寝不足だし?(笑)って、笑えねぇよ。

蜷川さんは、ぶち壊しにしてることも何もかも計算済みでしょう。
あえて、蜷川さんの掌の上で転がされてみたい、私は。
出会うのは遅かったけど、この先、蜷川幸雄がどんな舞台を残して、
何を観客に伝えていくのかに、すごく興味がある。
だから追っかけるんですね。埼玉までも。(笑)

あ、今日はちゃんとS席で見たせいか、
鋼太郎さんの台詞が聞き取れない、なんてことありませんでした。
(1回目は私の耳が悪かったんじゃないかと思うぐらい。)
壁側向いていても、全く声が曇らない。これって凄いことじゃなかろうか。
藤原竜也に負けまいとする気概と、
藤原竜也を認めて演技してるのがわかるその器の大きさ。演技から伝わってきます。
カーテンコールで、お辞儀をする方向に手を出し、周りを仕切っているのは鋼太郎さんです。
裏座長。
でも今日は最後の最後、その役を藤原君に任せていていたり。
うーん、その辺がまた、吉田鋼太郎カッコイイ。


オレステスはピリピリした舞台です。
よし!感想もまとまった?ことだし寝ます!おやすみなさい!
FF3なんてやらないぞ!

浮かれたり、沈んだり。

2006-09-25 02:16:51 | 日常生活/ひとりごと

昨日は、青山円形劇場で久世さん見て浮かれて、
久世さんっていうか、そもそも芝居自体も楽しいから浮かれて、
今日は、バイト先にV6の森田剛が来たもんだから、
なんかテンション上がり、また浮かれて、
で、夜。沈む。撃沈。
絶対にやってはならないミスをしていたことに気がついた。
気がつくんなら18時前に気がつきなさい。
何の為に、今年からファンクラブ入ったのよ!!アンタは!!
10月1日・・・バイト休み貰おう・・・はぁ。バカめ

明日は2回目の『オレステス』観劇。
これは面白いけれど、見て能天気に浮かれられることができる芝居じゃないし。

もう一回浮かれたいなぁ。

浮かれた芝居『プライベート・ライヴズ』の東京公演は、今日で千秋楽。
おい、なんだ次の『グッドラック、ハリウッド』まで久世姐さん見れないんかい。
うわ~せっかくファンになったのに、切なっ

グッドラック・・・もどうやらコメディみたい。
姐さんはすごく良い“間”を持ってる、っていうのを確信したのがですね、
宝塚OGが集まったTCAスペシャルのビデオを見たとき。
途中参加した姐さんが(いつの間にやら姐さんって呼んでるわ。そのままいこう。)
司会の真琴つばささんに
「じゃあ、途中から来た久世さん、客席のみなさんに自己紹介してください。」と振られるんですね。
それに対するさ姐さんの返し、

「・・・・・は?」

この「は」までの間ね。
これが絶妙。
早すぎず遅すぎず。
この間を体内に持ってる人は強いよ。

今、すっごく落ち込んでることもあってか、なんの話を書いているやら。
あ、じゃあ、また更にどうでも良いこと書こう。
ヴィレッジ・ヴァンガードの商品を選ぶセンスって半端ないですね。
岡田あーみんの『ルナティック雑技団』を平積みで置くなんて、本気で半端ない。
素敵過ぎる。
黒岩の胸に飛び込んで慰さめてもらいてぇぐらいの、ひどい落ち込みようだよ、全く。
下北のヴィレッジヴァンガード行ったら、ルナティック雑技団探してください。
この世のものとは思えない少女漫画ですから。

このテンションの低さも寝たら忘れられるかな。

あ、本多劇場で貰ったチラシにウタコさんがいたのね。
・・・このカッコ綺麗さは救い。ほら、カッコ綺麗じゃん。

『わが闘争』絶対普通だと見ないタイプの芝居だけど、役者につられて見に行くのもアリよね。


9/23 プライベート・ライヴズ 2回目

2006-09-24 01:13:15 | 舞台感想
2006年9月23日『プライベート・ライヴズ』2回目@青山円形劇場

[原案・原作]ノエル・カワード
[劇作・脚本]飯島早苗
[演出]山田和也
[出演]葛山信吾/久世星佳/西川浩幸/ともさと衣/詩梨

一回目の感想はこちら→1回目

なんか、すっごい、しあわせ~なきぶん。

こういう気分になれる舞台ってそうそうないかもしれない。
「そうそうない」っていうか、私が今まで見てきた舞台(今日で125回目。)
の中でもトップレベルの幸せ感だわ。

強い衝撃・刺激を受けた芝居なら結構いっぱいある。

でも、しあわせ~な気分にさせてくれる芝居って、実はあんまり見てなかった。

そんな良い感じの舞台を見るキッカケになってくれた久世星佳さんと、
ヅカのビデオ見て、久世さんに目をつけた自分の直感の正しさに感謝したい。(笑)

相変わらず久世さんに舞い上がってる部分はあるけれど(笑)、
それを抜きにしても、この舞台は面白いです。
ちょっと今、冷静じゃないからね、私は。
舞い上がってる自分を客観的に見て楽しんでもいるし、
冷静じゃないから余計に面白がれる部分があるのも事実なんだけど。

とにかく、まぁ1回目よりは冷静に見れたはず。

で、思ったのが、イチャイチャを見せる舞台なら、
もうちょっとアマンダとエリオットがお似合いな感じに見えたらいいのになぁってこと。
久世さんのアマンダと、葛山さんのエリオット。
決して相性は悪くないけれど、さらに上を行くキャスティングがありそうな気もします。
かといって、久世さん以外のアマンダも、葛山さん以外のエリオットも考え付かないんだけどさぁ。
久世アマンダも葛山エリオットも個々で見ると十分魅力的なんだけど、
その2人が絡んだ時に、お互いの魅力を十分に引き出しあってるか?
っていうと、そうでもない気がする。
久世さんのアマンダは、ワガママで自由奔放な大人の女性。なんだけど、
葛山さんのエリオットは、強引で正直な青年。って感じ。
そういう意味で年齢差を感じる部分がちょっとあるかな。

見ていて一番楽しいのは、アマンダとビクターの場面。
久世さんと西川さんのやり取りは、どちらも間の取り方が絶妙で、物凄く安定感がある。
背中をバシッ!と叩いたりだとか、久世さんの手の演技ってとても良い。
あと、ちっちゃく舌打ちしたりだとか品のない行動でさえも、魅力的に見せちゃうのも凄い。
西川さんは、わざと声を裏返えして自分を弱々しく見せる技術持ってやがる。にくい。
あと、たまに捨てられた子犬みたいな目になる。このヤロウ。(笑)

1回目と2回目、見た場所が変わったので、新鮮な発見も多々ありました。
(ハートのロイヤルストレートフラッシュタイムの時、
煙草でむせたエリオットに向けて「ざまーーみろっ!!!!」
と無言で叫ぶアマンダとか可愛いわー。笑)
複数回見るのであれば円形劇場ほど面白い劇場はないだろうなぁ。
青山円形劇場は役者と観客の距離が近いから、臨場感があるのも利点。
他人の恋を覗き見するドキドキ感だとか、楽しさは、
普通の劇場で上演されるよりも断然伝わり易いと思う。

でも、やっぱり役者さんの背中ばかり見るシーンが続く時は寂しい。
『おい、見たいぞ!ここの表情!』っていうのが見えないのは口惜しいね。

一長一短です。

本当に良くまとまった、質の高いコメディ作品。
誰が見ても素直に楽しめる単純だけど、素敵な舞台です。
どこまで書き換えたのか原作読まないとわからないけれど、
おそらく脚本の飯島早苗さんの力がとても大きいかと。
登場人物が、魅力的に、ラブラブに見えるかどうか。をとにかく意識して書いた脚本、お見事です!
今度、自転車キンクリート見に行ってみよう♪


アマンダみたいな生き方したいなぁ~。それかアマンダと友達になりたい。(笑)
愚かだと思いつつも、その時の状況を存分に楽しんでいるアマンダは、
なんか私とかぶる気がするんだよね。

ってことで、あー楽しかったっ!

9/22 星屑の町~東京砂漠編~

2006-09-23 00:06:47 | 舞台感想
2006年9月22日『星屑の町~東京砂漠編~』@本多劇場

【作・演出】水谷龍二
【出演】戸田恵子 / ラサール石井 小宮孝泰 渡辺哲 でんでん 菅原大吉
     三田村周三 新納敏正 平良政幸 築出静夫 朝倉伸二 清水宏
     江端英久 柏進 星野園美

戸田さんが歌を歌いそうな雰囲気のチラシだったから、
チケット取ったんだったと。

なんでしょう、今月は赤いドレスを着た女優を好きになる月間?(笑)
『プライベートライヴズ』の久世星佳さんといい、
今日の戸田恵子さんといい、赤いスラッとしたドレスが似合う、似合う。
同じ女ながらも、綺麗だなぁ~と見惚れてしまう。

戸田さんの歌は、期待通り♪

ムード歌謡コーラスグループのお話。
ちょっとさえない、でもいい味出してるおっちゃん達が
宿泊先のレンタルルーム(笑)で、ごちゃごちゃしてる話。

それぞれが楽しんで舞台に立っているんだろうな、っていうのが伝わってくる。

しかし、戸田さん。
最後のショーのとき、あれは演技で表情が暗かったのか、どーなのか。
最初はほんの少し涙目で歌ってるように見えて素敵だったんだけど、
カーテンコールでも表情が固いから、気になった。
自分は禁酒してるのに、周りが飲みまくってるから??(笑)

一番始め、役者さんたちが出てくると、拍手が起こるのがお決まりなのね。
本多劇場だと、ナイロンとか大人計画とかしか見ないから、最初、戸惑ったなぁ。
戸田さん出てなければ絶対見ない系統。
でも、たまにはそういうのを見るのも新鮮で楽しい。

戸田さんは、蓮っ葉な役からしっとりした役まで演じられる、幅広い女優さん。
Tシャツ、デニムのスカート、黒タイツ、茶色のブーツ、豹柄ジャケット。
これを着こなす。しかも似合う。凄い。細いし。

おっちゃん達の楽しそうな演技と、戸田さん見れて楽しかったです。


学校が始まって、やっとレポートの呪縛から開放。
ヅカのビデオ借りて月組見まくってます。(笑)天海さんはやっぱ綺麗!
明日は、2回目『プライベート・ライヴズ』です。

そうだ、そうだ、戸田さん宛てにコクーンからお花が届いていた。
もしかして『ひばり』?な、わけないか。
2月の堤さん主演はなくなりましたが、蜷川さんと松さんなら許します。
許すどころか楽しみです。(笑)
キャスト発表が楽しみ~ってか1人芝居じゃないですよね??

そうだ、そうだ、メントレに出ていた市川海老蔵・・・海老様が
見た目も喋りもめっちゃ素敵でした。
うわ~白塗りの海老様が見たくなってきたぞ~
そうだ、歌舞伎座へ行こう。

オレステスまとめ

2006-09-22 14:02:43 | 舞台感想
もうちょっと自分の中でまとめておかないと、
今日『星屑の町』見にくいので昨日の『オレステス』について感じたことを羅列しときます。
まぁメモみたいな感じで。

・雨の演出は感情をより強く見せる点や、天から降ってくるという点で色々イメージさせて効果的ではあるけれど、
もし無かったとしても少し物足りないぐらいですみそう。
演技で見れる部分がすごく大きい気がする。
舞台美術もいたってシンプル。

・“X”の意味はなに?キリスト?違うか?

・中嶋朋子さんの演技は藤原君と同質かも。強いんだけど、とてもはかない。
姉と弟という設定のせいもあるかもしれないけれど、似た匂いを感じたかな。

・コロスに黒い覆面を被らせるのはテロリストとかそういうニュアンスだよね?
白夜の女騎士でスタッフさんまで覆面させてたのと同じ感じ。

・オレステスが始めてメネラオスの前にコロンと姿を表した姿は、
産まれたての赤ちゃんみたい。
っていうか衣装が80%露出だ!美肌美白。(笑)

・有起哉さんのピュラデス。見た目的には衣装も似合っているし文句なし。立ち姿も綺麗。
でももうちょっとだけ、オレステスを包み込む優しさが台詞から感じられればなぁ~

・吉田鋼太郎さん、早口で台詞が一部全く聞き取れなかった。
でもやっぱり存在感抜群。鋼太郎さんがいるだけで『舞台見てるなぁ~』っていう気になる。

・香寿たつき。自分大好き感が良く出てる。出番少ないが、してきたことは重大。この女が浮気しなければ!(笑)
足出して綺麗に見えるのは良いなぁ。

・コロス。同じ衣装同じ台詞だけど、人とそれぞれ個性が出るのが不思議。
ビニール傘はどうなんだろう。

・パーカッションの生音響は贅沢。
心拍数が伝わってきたり、緊張感が高まる。
ただ演奏している姿がそのまま見えるのが、ちょっと嫌だ。

こんな感じかなぁ~
『星屑の町』は『オレステス』と打って変わってほっこりさせてくれそう♪