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2005年観劇総まとめ 2

2005-12-31 16:54:45 | 演劇関連
2005年、特に印象に残った作品を挙げていきます。

やっぱり1番はこれ!!

『走れメルス-少女の唇からはダイナマイト!-』
メルスを見なかったら、私は今年、こんなに芝居を見に行かなかった。
人生に多大稀なる影響を及ぼした作品。(笑)
メルスを超える衝撃を受ける作品には、
この先もう出会えないんじゃないかと思います。
それくらい私の中では大きくて、大切な作品です。
舞台の魅力、言葉の魅力、人間の体の魅力・・・色んなものを
感じさせてくれました。一生忘れられません。

『野田版 研辰の討たれ』
やっぱり野田秀樹。(笑)
でもこれがなかったら歌舞伎もこんなに見に行かなかった。
中村勘三郎×野田秀樹の挑戦し続ける50歳コンビが、
歌舞伎って楽しいんだよ!ってことを教えてくれました。
歌舞伎界の新しい流れを感じることができたような気がします。
私は新しい流れに乗ってきた人間です。(笑)

『KITCHEN』
蜷川幸雄という人は、なんて心が若い人なんだろう!
それを実感した作品。
最後の叫びが、本当に胸に響いて、自然と涙があふれました。
自分の中の怒り・不安・悲しみ・・・気づかぬうちに自分の中にあった
そういう感情がこの舞台を見たことで引きずりだされた感覚がありました。

『LAST SHOW』
すっごい!長塚圭史!!
ってなった作品。
役者さんの好演、そして観客を惹き込む戯曲の力。
力ずくのストーリー展開のくせして、もう泣かされました。
圭史さんの世界の渦に完璧に巻き込まれて、興奮しました!
今年の岸田國士戯曲賞は長塚圭史に違いない!(笑)

『八月納涼歌舞伎 雨乞い狐』
中村勘太郎さんの踊りに、これまた惹き込まれました。
台詞もほとんどない、体の動きだけで、感情が見えてくる。
そこにとても感動しました。
指の先、足の先まで神経が行き届いた踊りだったと思います。
最後のジャンプもすごかった。
中村勘太郎ファンになる決定打でした。

『吉原御免状』
初、新感線!
初日、東京での千秋楽も含めて初めて5回観劇した作品。
最初から最後まで見たことで、舞台がどんどん成長していくのがわかりました。
堤・古田、この二人の殺陣が見れたことはこの上ない喜び。
松雪さんも色っぽく、美しかった。

『天保十二年のシェイクスピア』
これを見ずに2005年は終われない!とまで思った作品。
見に行ってみて、やっぱり見ておいて良かったと思いました。
戯曲、演出、キャスト・・・有り得ないほど豪華。
これから先これだけの才能が集まる舞台は、ないんじゃないか?
4時間という長時間の舞台でしたが、その長さも感じず。
楽しくて楽しくて、血が騒ぎました。

『12人の優しい日本人』
チケット取りが涙が出るほど大変でした。
でも取れた時の喜びも、涙が出るほど。
ただ単純に2時間、笑って笑って笑い尽くす!
本当に楽しかった。
楽しくてしょうがなくて、それが嬉しくて、やっぱり泣きました。(笑)

『贋作・罪と罰』
来年も続く舞台ですが、これも2005年を代表する舞台。
想像力に任せてくれる野田さんの演出。
舞台でしか見せられないものを、見せてくれました。
2005年は私にとって、野田秀樹の年でした。
メルスに感動して、2005年が始まって、2005年の最後も、
野田さんの舞台で終わることができた。
2006年最初の観劇も贋作・罪と罰で始めます。

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舞台に出会った2005年、今年は忘れられない年になりました。
本当に楽しかった!生きがいを見つけられたかも。
来年もたくさん舞台見て、本も読んで、
たくさんのことを吸収していきたいです!!
今年は見たい!これ!と思った舞台は全て見れたので、来年もこのままで☆
あとはもうちょっと小劇場にも幅を広げていきたいな。

ではでは、ありがとう2005年!楽しかったよ♪

2005年(&ちょっと2004年)観劇総まとめ 1

2005-12-31 16:35:48 | 演劇関連
2005年観劇した舞台をまとめよう!
まずは実際に劇場で見たものから・・・
見た順番もなにもかもがめちゃくちゃです。(笑)

走れメルス-少女の唇からはダイナマイト!-×3
贋作・罪と罰 再演×4
幻に心もそぞろ狂おしのわれら将門×3
KITCHEN
メディア×2
天保十二年のシェイクスピア×4
NINAGAWA十二夜
砂の上の植物郡
ヤングマーブルジャイアンツ
トーキョーあたり
蛇よ!
キレイ~神様と待ち合わせした女~
七人の恋人
桜姫
調教師
夜叉ヶ池
LAST SHOW
なにわバタフライ
12人の優しい日本人
吉原御免状×5
無理矢理
隣りの男
TRUTH×2
海神別荘
五月大歌舞伎(夜の部)
八月納涼歌舞伎(第一部・第二部・第三部)
九月大歌舞伎(昼の部・夜の部)
芸術祭十月大歌舞伎(昼の部・夜の部)
吉例顔見世大歌舞伎(昼の部・夜の部)
十二月大歌舞伎(昼の部・夜の部)
十一代目市川海老蔵襲名披露
錦秋特別公演
十月社会人のための歌舞伎入門
ノラ
母・肝っ玉とその子供たち
エドモンド
歌わせたい男たち
霧のミラノ/ワンダーランド
青春時代+

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次に映像で見たもの!
これはちょっと抜けてるかもしれない。

小指の思い出
野獣降臨
半神 (遊眠社)
贋作 桜の森の満開の下
ゼンダ城の虜
野田秀樹の十二夜
野田秀樹の真夏の夜の夢
キル 初演
贋作罪と罰 初演
TABOO
キル 再演
半神 (野田地図)
パンドラの鐘(野田演出)
パンドラの鐘(蜷川演出)
オイル
透明人間の蒸気
赤鬼 日本バージョン
赤鬼 ロンドンバージョン
野田版鼠小僧
売り言葉
Right Eye
ハムレット(藤原竜也)
鈍獣
髑髏城の七人(97年)
SHIROH
阿修羅城の瞳(03年)
アテルイ
野獣郎見参
カメレオンズリップ
バッドニュースグッドタイミング
君となら
ふるあめりかに袖はぬらさじ
風立ちぬ
ロベルトズッコ
You Are The Top~今宵の君~

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観劇作品数     45作品
映像で見た作品数  35作品
生+映像      80作品

劇場に足を運んだ回数 61回

12/30 贋作・罪と罰 4回目

2005-12-30 22:41:10 | 舞台感想
2005年12月30日 年内最終公演(当日券)

野田地図第11回公演 [贋作・罪と罰]

[劇作・脚本][演出][出演]野田秀樹
[出演]松たか子/古田新太/段田安則/宇梶剛士/美波/マギー/右近健一
小松和重/村岡希美/中村まこと/進藤健太郎

何回見に行けば気が済むのか自分でもよくわかりませんが、
4回目見に行ってきました。
このアホさ加減は止まらないし、止める気もない・・・かな。楽しすぎです。
今日は親戚のお姉ちゃんを連れて行きました。

とにかく松たか子さんの演技に感動しました。
実は松さんの演技、そこまで良いとは思っていなかったんです。
4回目の[贋作・罪と罰]感想ブログ更新にて告白。(笑)
台詞が一本調子で、ただ怒鳴っているだけに聞こえることが多かった。
でも今日は違いました。
一本調子なのが、英の強さや凛々しさ、心情を表しているように聞こえたし、
台詞の語尾に微妙な強弱があったり、声が裏返ったりしていて、
それがもう英そのもので、完全に惹きこまれました。
 すごい!松たか子!!
今まで私が見た中では、その微妙な強弱がなかったような気がします。
台詞の最初から最後までが同じ調子で、英の気持ちを感じることが難しかった。

台詞の言い回しがほんの少し変わるだけで、
ここまで受ける印象が違うのかと、ちょっと驚きです。
とにかく今日の松・英は別人に見えました。
言葉の一つ一つは今までないほど、胸に響き、
理想を持つ気高い心と、殺人の罪に苛まれ苦しむ心・・・
両方を感じることができました。

見た場所が良かったのもあるのかな~
ポイント、ポイントで英の表情をきっちり見ることができました。
才谷に抱きしめられた瞬間の英の表情は最高だった。
英の中に罪の意識があるのは変わらないのだけど、
でも自分を愛してくれる存在があることを実感して、救われたというか。
英の中の何か重い気持ちがふわふわって抜けていったように見えました。

あと、英を問い詰めている時に左官屋が自首してきてビックリ!
というシーンでの段田さんも良かったな~。
自首しているのに動揺のあまり「お前がやったんじゃない!」と
理不尽な怒りをぶつける。
台詞が聞き取れないぐらいに怒鳴っていて、
その聞き取れなさが、逆にリアルでした。

年内最後の公演だからなのか、客席も熱かったです。
笑いの場面で、しっかり笑いが起きてました。
だから余計楽しかった!やっぱり笑うところは笑わないと!

今日の古田さんの『少しは笑えよ!英!』は『う~こんの~力♪』でした。
二の腕をつまんで「木の実ナナ!」とか言ってたな。(笑)
他の笑いのアドリブ場面も覚えている限り、ピックアップしときますか。

小松さん・・・椅子をがたがた動かして、最終的には椅子に噛まれたらしい。(笑)で、「椅子こえぇぇ!!」

マギーさん・・・「これは味付け海苔だ。今、口の中でご飯ですよを作っている
最中だ。」これは役所の中でガムを噛んでる噛んでないの場面で。

野田さん・・・ソファーに座ってでっかいテレビを見るお金持ちの暮らしを
再現中に一言。「市村さんとねぇー」。たしか20日もこれだった。

2005年はどうしても野田さんの作品で見納めたいという思いが、
自分の中にはありました。
1月11日、走れメルスで始まって、
1年の間に映像で20作品ぐらい野田作品見ました。戯曲もたくさん読んだ!
私の中で2005年は、メルスで始まった野田秀樹の年だったので(笑)、
やっぱり最後も野田作品で締めたかった。

今日は最高の形で2005年の観劇のラストを締めくくれました。
野田作品に出会えて、本当に良かった。幸せです。

サラリーマンNEO☆★

2005-12-29 08:35:33 | 日常生活/ひとりごと
前のブログに書いた、NHKらしからぬ番組は『サラリーマンNEO』という番組でした。
生瀬さんが出るから、見てみようかな、と思って、けど見なかった記憶がある!

昨日の23時30分からの『サラリーマンNEO』の再放送。
微妙に楽しみにしてたのに寝ちゃいましたよ。
コンタクトも取らないまま、パジャマにも着替えないまま、
おのずと、お風呂にも入らないまま・・・寝て起きたら12時ジャスト!
え~!?!?放送終わった瞬間に起きるのもアリですか。
奇跡的に面白いじゃん、私。
だったら安らかな眠りについて、たとえば2時12分とか
「あ~ぁ、ぐっすり寝ちゃった☆見逃したけどしょうがないや♪」
なーんて、爽やかに諦めがつく時間に起きてほしかった。

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一昨日のサラリーマンNEOをちょこっと見て、
もうちょっと本腰入れて生瀬勝久ファンになろうかな、と思いました。
やっぱりカッコイイんだもんなー生瀬さん。

私、朝っぱらからなにこんな内容のブログ更新してるんだろ。
相当暇なのか・・・

NHKが!!

2005-12-27 23:41:23 | 日常生活/ひとりごと
NHKがすんごいセンスの良い感じの番組作ってる!!
友達から「NHK見てみ。」って短いメール来たから見てみた。
え~なにこれ?!『サラリーマン講座』って。私こういう雰囲気好き。
はずし方が好きだわ。30秒見ただけで、好きだって思える。
「同じことを考えてました」
「おんなじことを考えてました」
「おんなのことを考えてました」
の三段活用を、NHKの堅さを逆手にとって、面白く発音。
そうかNHKもおんなのことを考えていたんだ。(笑)
温水さんのアップの使い方も完璧っすね。
絶妙な不真面目さだわ。変なの~楽しい~
犬猿の仲の2号(生瀬)と7号(温水)が出てますね。キャスティングも絶妙。
2号、7号については、たいして参照にならないけど、ブログ内のここ参照。

スタバで語った。

2005-12-26 22:15:09 | 日常生活/ひとりごと
今日は朝9時からバイト行ってきました。
昨日は朝6時からまた別のバイト先へ行ってました。
ちょっと有馬記念に関わるバイトだったんですが、
ったく、朝6時に来て!とかそれ自体が私にとってディープインパクト。
負けちゃいましたね~。それにしても馬が走る姿ってかっこいいわ。
ずっと飽きずに見てられるかもしれない。

さてさて今日のバイトは暇な割に従業員がたくさんいたので、
いつもより早めにあがり♪人件費削減?(笑)
バイト仲間と一通り服を見て回り、スタバへ。

これが久しぶりに語れて面白かった!!
自分の今思っていること、
夢だとか希望、不安、イライラ、諦め(笑)、情けなさ・・・
とにかく色んなことが重なって、共感して、話がどんどん進みました。

大学だと一人でいることが多い私。
私が人と出会う努力をしていないのも理由の一つなんですけどね。

大げさだけど、でも自分のこれからの人生についてとかを
自分と同じような感覚で受け止めていて、
そのことについて散々話せる友達ってなかなかいなくて・・・
今日はそれができたので、気持ちがすごく充実しています。
今まで溜まってきたものを言葉にして、体から出すことができた。

会話での言葉っていうのもいいなー。
ブログとか、思いを文章に残そうとする時は思ったことを表現するまでに
それなりの時間がかかってしまう。
だから瞬間の鮮度の高い気持ちっていうのは、表しにくい。
でも話の中での言葉は、表現するまでのスピードが文章にするよりも断然早い!!
だから人と話すのって楽しいのかも。
気持ちがすぐに相手に伝わる。
文章を作っていくのも楽しいんですけどね、残るし。
あ、文章の上手い下手は関係なく。(笑)

まあ、今日はとにかく楽しかったんだけど、
そればっかりに捕われてて、テンション高くなってて、手袋を片方だけなくしました。
切符買おうと思って、片方手袋外したらどっか行っちゃった。なぜ?誰か教えて?(笑)
意識が話の内容ばかりに傾いて、
手袋の行方に神経行き届かなかったのが、敗因です。

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雑誌SWITCHで蜷川幸雄×蜷川実花の対談をちょこっと立ち読んできました。
蜷川実花さんの写真、すごく好きです。
初めて蜷川実花の写真を見たのってなんだろう?
レプリークかな。ちょうど1年前ぐらいに廃刊になってしまいましたね~・・・
独特の妖しい美しさを持つ色をした、今まで見たことない写真を撮る人だなぁ、
って気になって、カメラマンの紹介を見たら。『蜷川』の文字。
あれ?娘??と更に気になりだしました。
こんな苗字の人、そんじょそこらにはいないっすよ。(笑)
ってことで、私の携帯の待ち受け画面は、蜷川実花さんの写真です。
待ち受けられて良い感じです。

オムライスドリア/海神別荘/天保/コクーン歌舞伎

2005-12-24 18:01:57 | 演劇関連
オムライスドリアなるものを[海神別荘]観劇前に食べました。
ドリアっていうか、オムライスのソースがホワイトソースだった。
って感じだけど(笑)美味しかったから問題なし!
舞台見に行く日って、なんか特別な日になる感じで
ご飯から何まで1日が楽しいなぁ~

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2005年12月22日 紀伊国屋ホール

海神別荘
伝統の現在NEXT2―夢幻能形式による鏡花 2

[原作]泉鏡花
[構成演出]加納幸和 
[企画脚本]森崎一博
[出演]茂山逸平、味方玄、石田幸雄、他。

 大津波に呑み込まれ、海の彼方に消えた美女―
 はるか遠くの深海に、道行く姿が浮かび上がる海底に嫁ぐ美女と、
 美に殉じる海神の公子との、人と人ならぬものの、不思議な愛の物語。
 夢幻能形式による鏡花幻想劇の極地。
 傑作「海神別荘」―― 流派を超えて結集した
 能、狂言また現代劇の役者たちが構築する時空を超えた新たな物語世界

という、舞台だったのですが始めに言っておきます。
私は能・狂言を見たことがありません!(笑)
だから能などがどうアレンジされて、1つの舞台としてまとまっていたのか、
それがわからない。でも、見ていて面白かったです。
深海を連想させる、洞窟のような舞台美術がとても印象に残りました。
光があたると幻想的で綺麗。自分の知らない世界。

人と人ならぬものの、愛の話なんですが友達と二人して最後の展開に『?』。
心が繋がったと思ったのに、それぞれ別々の道に進んでいく。
なぜ?ってなったんですが、ちょっと友達と話した結果、
「あれは、もののけ姫的別れなんじゃない?」
という曖昧な結論が出ました。
道は別々であっても、お互い生きていこう・・・みたいな。よくわかんないけど。(笑)

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翌日23日、21時30分。
わかる人には、なにがあったかわかるかなぁ。(笑)
そうです、2005年もっとも私の血を騒がした舞台。
[天保十二年のシェイクスピア]のWOWOW放送があったんです。
翌日の1時30分までの放送。
見ていたかったけど、眠くなったので途中で寝ようとしました。次の日バイトだし。
が、しかしどーも気になる。気になるから、ちょっと寝てはちょっと起きる。
結局2時に目が覚めたとき、ふとんから出て録画できていたかどうか確認しました。
無事録画完了!
最後の歌(もしもシェイクスピアがいなかったら)だけ聞いて、
安心して眠りにつく予定だったのですが、
安心するどころか逆にテンション上がっちゃっいましたね。(笑)

三世次が刺されて重苦しい音楽が流れる・・・カンッ!と拍子木の音が入り、
もしもシェイクスピアがいなかったらが流れ始める・・・
この瞬間がなんとも言えず大好きでした。ゾクゾクしました。
昨日、劇場で見たときのゾクゾク感を思い出しました。
ずっと、私の中で天保は生きていくんだなって気がしました。

テレビの画面でカーテンコールの映像を見て、
改めて思いましたが、ものすっごいキャストですね。
舞台上を埋め尽くす豪華キャスト。
この舞台を見れたアタシは本当に幸せ!ありがとう!!天保!!!!

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で、ですね、2006年3・4月のコクーン歌舞伎。
うまいことファン心理を突いてくるなぁー正直憎たらしいです。
どうやら、南番、北番とキャストを変えて公演するようで・・・。
来年の浅草歌舞伎もそうだし、流行?(笑)
この際、流行りに流されてみます。流される覚悟はすでにできてます。
勘三郎さんのためにバイト頑張る!
今まで18年間色んなものを見逃してきたので、これからは見逃したくない。
見とけば良かった・・・と、後悔したくなくって。

1つ1つの舞台との出会いが、自分にとってかけがえのないものになってます。

だらだら~

2005-12-21 21:45:50 | 日常生活/ひとりごと
今日は1日だらだらして過ごしてしまいました。
ここ何ヶ月かは、平日学校、土日はバイトか遊び。
という生活をひたすら続けていました。

 久しぶりにじっくり寝れる!!

とか思って喜ばしかったんですが、動いていたほうが体の調子が良いわ~・・・
だらだらし過ぎて、ダルいです。(笑)
しゃきっとしません。へなへなです。

明日は動きます。紀伊国屋ホールにて[海神別荘]という
泉鏡花原作の舞台を見てきます。

 また舞台かよ!

ハイ、自分でつっこんでおきました。

自分からは絶対にチケット取らない系統の舞台ですねー。
でも幅広げたいんで見に行こうと思いました。好きになるかもしれないし。

紀伊国屋ホール、新宿だし、買い物したいな♪
20日給料日だったし☆

ダメだ、こういう日は文章もダラダラですね。

ダラダラついでに、[贋作・罪と罰]をオススメしてみよ~
だって、あんなに良い舞台なのに、
立ち見の当日券が余りまくってるなんてもったいなくて・・・
渋谷にはあんなに馬鹿みたいに人がいるのに、なんで余ってるんだろう?
演劇って認知度低いんだろうなー
3000円で日本最高峰の舞台が見れるのにね。あーもったいない。
ってことで3000円です。3000円で日本最高峰の芝居が見れます。
松たか子と、古田新太が見れます。
古田新太っていうのはLifeカードのCMでオダジョーをガミガミ叱ってる変な人です。
劇場はブックファーストの近くの東急の中です。
Bunkamuraシアターコクーンと言います。
さぁ行ってみよう!ってなんで私がこんなことを書いているんでしょう。

なんだか、ダラダラしたまま終わります。

12/20 贋作・罪と罰 3回目

2005-12-21 00:56:30 | 舞台感想
2005年12月20日 野田秀樹さん誕生日おめでとうございます!

野田地図第11回公演 [贋作・罪と罰]

[劇作・脚本][演出][出演]野田秀樹
[出演]松たか子/古田新太/段田安則/宇梶剛士/美波/マギー/右近健一
小松和重/村岡希美/中村まこと/進藤健太郎

本日、3回目を見てきました。
3回見て飽きないの?って自分でもフト思ったりするんですが、飽きないな~
見ている場所がもちろん毎回違うので、
それだけで照明のあたり方から、演技の見え方・・・
いろんなものが違って見えます。
今回の舞台が、変形舞台なのも飽きない理由の1つです。

ほぼ360度、観客の視線にさらされる中での演技。
 背中を見せる/背中で魅せる。
というのは、本当にすごい事です。
この舞台、背中が語ってくる感じがあります。

パンフでもそんな指摘を蜷川さんにされていましたが、
作・演出をしているということで、
役者である野田秀樹は特別な目で見られると思うんです。
実際、私も野田さんはちょっと違う目で見てしまいます。
でもその特別な目を取っ払っても、声の使い方、体の見せ方、
どれをとっても野田さんの演技は、1つ飛びぬけてる。
冒頭、無言で金の勘定をしているがめついた姿とか本当に上手い!
これも通常客席側から見れば、背中でみせる演技です。

仮設客席側からは、この後、倒幕を企てる志士たちの言葉を聞いている
おつばの表情が見れるんですが、物凄いですよ。醜い。
いつか、ただひたすら演出される役者野田秀樹も見たいです。
松尾スズキさんか、蜷川幸雄さんが面白そうだなぁ~。

なんで人は人を殺すのか、殺してしまうのか・・・見に行くたびに考えます。
すごく衝動的な殺人が増えている世の中。
私自身はそういう犯罪に手を染めることはない。と、今は堅く信じているけれど、
でも不可解な殺人を犯した人と、私は同じ時代を生きてきています。
そこに至る原因になる種を知らずに植え付けられて、今まで育っています。
簡単に人が死んでいくテレビ番組や、ゲームに今までたくさん触れてきました。

もしかしたら、本当にもしかしたら、
どうしようもなく人を憎んで、その人を殺したくなる瞬間が
自分にもくるのかもしれない。
だけど、[贋作・罪と罰]という舞台に出会ったことが、
私のブレーキのひとつになるような気がします。

英にとっての大川の景色と同じように、
私にも家族や、友達・・・大切な人や大切な思い出がたくさんあります。
人を殺してしまったら、その自分の大切なものを全て失ってしまうんじゃないかな。

2006年も演劇でワクワクする。

2005-12-19 22:31:16 | 演劇関連
年明け1月・2月はもう何本か舞台を見に行く予定が入っています。
これが、本当に楽しみでしかたないんですよ。
何が何でも見るまで死ねないな、みたいな。(笑)

それは[贋作・罪と罰]だったり、[労働者M]だったり、[桜飛沫]だったり。
3月も[PARCO歌舞伎]に[コクーン歌舞伎]。
コクーン歌舞伎は演目決まりましたね!
  『東海道四谷怪談』
ダメだ、楽しみすぎる。平場席での観劇確定しました。
これに加えて、毎月の歌舞伎観劇は欠かせない!

で、贋作・罪と罰パンフレットの野田×蜷川対談によれば、
野田さんは来年6・7月はロンドンで新作を上演。
この作品は2007年に日本でも上演予定。
また別にプロレスを題材にした作品も執筆中。これは2006年。
その上、遊眠社時代の傑作[贋作・桜の森の満開の下]を
歌舞伎のために書き直している最中だとか!!
耳男はともかく、夜長姫は誰!?
桜の森・・・は映像でしか見たことのない作品ですが、
あの世界を歌舞伎でだとしても、
この身で感じることができるなんて嬉しくてしかたがないっ!
(遊眠社版/再演、両方見れなかった悔しさが強いので、
あえてこれだけは“歌舞伎でだとしても”。笑)

蜷川さんは、これまた野田さんの[白夜の女騎士(ワルキューレ)]を演出予定。

この人たち、どれだけ私をワクワクさせれば気が済むの!?
もはやこのワクワク感を与えることは、罪なんじゃないですかね。
海外旅行ついでにロンドンでも行ってやろうか、って感じです。
パスポート持ってないんですけどね。

4月はナイロン100℃の[カラフルメリィでオハヨ]もありますよね。
これも見とかなきゃウズウズするだろうし、5月には新感線の[メタルマクベス]。

なんか、どうしようもないですね。
どうしようもないついでに、彩の国さいたま芸術劇場まで行って
[間違いの喜劇]と[タイタス・アンドロニカス]
あたりも見て、蜷川幸雄を追っかけてやろうかと思ってます。
2005年、近代能楽集だけ見ていないのが悔しい!

渋谷なんて特にそうなのかな、って感じますが、
実は東京ってかなり演劇の街ですよね。知られてなさそうなだけで。
シアターコクーンにPARCO劇場、本多劇場、歌舞伎座・・・
古典芸能から小劇場系の舞台まで。
多種多様な演劇が楽しめる、なんか良い所。

2006年も自分の心が赴くままに、舞台を楽しもうと思います。
赴くがままに進むためには、
バイトという助走が必要なのは言うまでもありません。(笑)
ちなみに明日はまた[贋作・罪と罰]を見てきます!