戯曲だけ読んだほうが面白かった。かな
昨日発売の新潮1月号を買う。
こんな文芸誌を買うなんて初めてたぜ。
なぜ買ったかって『ロープ』の戯曲が読みたかったから。
次号予告に野田秀樹の名前がない
と、あたふたしていた私だけれど、やっぱり載っていた。
ってことで新潮1月号に戯曲掲載の情報は間違いではありませんでした。
早速朝、通学途中に読む。
ふむふむ…リズムの良い言葉遊び、話の構造、
核となるメッセージ、舞台として見るより響く。
私、思う。
ストレートに伝えようとしてくる戯曲に、
演出が合っていないんじゃないか、と。
書くものが変化しているのに、演出が変化していない?
だからチグハグするんだ。
藤原竜也がなぜこの役なのかわからない。
と言った意見を目にし、私も確かにそうかもしれないと思った口だけど、
戯曲読んだらわかった気がする。
歯が浮くような言葉に説得力を持たせることが出来、青年の純情。
ここには彼の若々しい存在感と、
舞台上での経験が必要なんじゃないかな。
戯曲を読んだだけのほうが
スッキリと野田秀樹が伝わってくるのに…
言葉遊びも読むと気持ちが良い
でも見るとただの笑いになってる
綺麗な言葉もあるのに、綺麗に聞こえてこないし、
ひっかかるべき言葉が見ただけじゃひっかかってこない。
終盤のほうが痛さが増す感じがあったけれど、
実は始めから痛い話。
“プロレス”という言葉をまんま“戦争”に置き換えられる。
プロレス→DV→学校→戦争、
この様々な暴力がリングという共通点の中で繰り広げられるスピード感が、
観客を巻き込み、引き込む面白いところなのに、
スピード感がないんだ。
特にベトナム戦争のシーンで緩む。
緩んじゃいけないところで緩むのは致命的。
野田さんの舞台は何が面白いんだろう。
テンポの早い言葉に飲まれて笑っているんだけど、
ふとした瞬間『アレ?なんだ?今の台詞は…』と引っ掛かる場面がある。
でも舞台を見ながら考える暇もなく、そのまま話が続く。
終盤に向けてその引っ掛かった部分が、
もっと大きくなって全体を包み込む。
見終わった後、どこに話が着地したのかも、
何もかもがわからなかったりするのに、
ふわっとした余韻が残る。
で、その余韻と記憶を頼りに話をどんどん自分に引き寄せるて、
考えることが出来るところが楽しいな、うん。
考えて考えて考えると必ず、
『あ、ここにたどり着きたかったんじゃないかな』っていう光が見えてくる。
舞台を見たときはチラチラとしか見えなかった光が、
時間が経つとパァーッと見えて来ちゃったりするんだわ。
その時のスッキリ感、やり遂げた感、たまらない。(笑)
今回の『ロープ』はそのチラチラ見える光が、あんまり感じられなかった。
戯曲読むと感じるんだけどさ。
役者がどうこうっていう問題でもない気がするしなぁー
もうちょっとセット豪華でも良かったんじゃないか、とりあえず。
擬音を現す漫画チックな照明。
っていうのは、あんまり効果的な感じはしなかったな。
戦争を漫画みたいにしか見ていない。
そのイメージを照明で表現しているのはもちろんわかるけど、
でも私が見に来てるのは漫画じゃなくて演劇だし。
漫画的表現はレスラーの登場だけにするとか。
見た目で露骨にやらなくても、戯曲自体が露骨だから、しつこかったのかな。
戯曲を読んで、話の構造が明確になった気もするので、
次見たら、また全然違う感覚で見れるかもしれません。
新潮ともう一冊買ったのが、TOP STAGE。
だって、ほら、ねぇ。
タンゴ~の舞台写真が載ってるから。
これ、面白いですよ。
バースデーカードみたいで。
写真のページ開いた瞬間に、タンゴが鳴り響くから。(笑)
いや~自分でもビックリしました。
ついに、ミーマイ歴代ビル3人を入手してしまいました。
最高に嬉しい
にしても、3代目ビルは2代目ビルに比べて不器用だなぁ~
・・・あぁ、思わず涙が。(笑)
でもこの不器用さが、実に彼女らしいw
ウタコさんのビルは、一番バランスの良いビル。
笑いと話を見せるバランスが良い。
ゆりちゃんのビルは、ウタコさんのビルに比べると幼い。
でも、元気で明るいビル。ゆりちゃんらしい。
そして久世さんのビル。
演じようとしているビルがゆりちゃんのビルに近いから、若干違和感w
ウタコさん方向のビルを目指せば良かったのに。
というか、そもそも久世さんの男役像とビルは合わない?
・・・根本的な問題じゃないか。(笑)
第一ジョン卿を演じていた人だし。
ジョン卿でハマってた人だし。
でもいいや。見れただけで嬉しい。
ミー&マイガールだけは、月組以外で再演してほしくないなぁ。
私が月組好きになったキッカケとも言える作品だしさ。
ヨロシク頼むよ、歌劇団。
タニなら許せなくもないけど、でも、なんか今は、宙だし。
やっぱ、月がいい。
ランベスウォークの時、
最後の手拍子のリズムが変わるのに、ついていくのが夢です。
中日のミーマイ、観てみたいです!!でも、私の中では久世さんといえばジョン卿なんですよねぇ~。でも、風花さんのサリーが観たいかも♪♪
話は変わりますが、この前数少ないヅカファンの友達に、安蘭さん主演の「雨に唄えば」をDVDで観劇したんですけど、ミーマイ並みに爆笑でした!!
惹かれちゃったのか、そうか、そうか。(笑)
中日ビル、登場からトランプは落とすし、
でんぐり返しで帽子をかぶるところでは、しりもちつくし、
椅子に座ってのけぞった時に、背もたれに頭ぶつけてるし、
もう、ゆりちゃんなら有り得ないような事が、盛りだくさんです。
言っちゃ悪いが鈍くさい!が、トレンチコートは抜群に似合う、そんなビルです。
久世星佳はトレンチコートが似合う(元)ジェンヌNO.1だと思ってます。
安蘭さんは現役で一番気になる人でして・・・
ミーマイ並みに爆笑できる安蘭主演作品かぁ~
見たいなっ。探してみます!
新潮、図書館で目についたので借りてみました。
棚に出してから10分くらいしか経っていなかったらしく、「早っ!」って言われました(笑)これから読みます。
3ビル羨ましいー!
わたしは初代のLPと2代目のビデオを持ってます。
ミーマイ、現在の月組で再演してくれないかしら。瀬奈じゅんはビル似合いそうですよね。
『雨に唄えば』・・・目玉のオヤジみたいな声でしゃべって歌う真飛聖は一見の価値ありですよ~。
予想していなかった条件反射だったので、
自分で自分にウケました。
『うぉー?!タンゴ鳴ったぁ!!』ってw
3ビルついにやりましたよ。
樹里のジャッキーが可愛いです。
そして鈍臭い久世星佳も。あ、あとパーちゃんが最高なんですね。
マリアに止められずに歌いたいが為に、
オーケストラを一度止めやがる…
オケを止めて、周りを確認して安心し、
『お~やしきの~♪』と入るんですが、
すぐマリアに『もうおやめなさいパーチェスター』。
オケ止めた意味ない。(笑)