10/19 天保十二年のシェイクスピア 3回目

本日10月19日、3回目の
『天保十二年のシェイクスピア』
を見てまいりました。

あーもう、楽しいなぁ～楽しくて仕方ないや！
生身の人間が持っているエネルギーって本当に凄い！！
私が見た日の中では、今日が一番良かったです。

浮舟が醜い姿から、もう一度美しい姿に戻り
自害を遂げるまでのシーンで、客席の集中力がピリッを高まったのを感じました。
そのピリッとした雰囲気に、ゾクッと鳥肌が立ちました。
このゾクッとくるのがたまらなくて、私は劇場に行きたいと思うのかも。
‘かも’じゃなくて、‘です’だなぁ・・・断定できる。

毬谷友子さん、野田秀樹さんの[贋作・桜の森の満開の下]夜長姫の演技を
DVDで見てから絶対にこの人の出演する舞台が見たいと、願い続けてきました。
特に声が聞きたかった！
空の上に突き抜けていくような澄んだ笑い声が聞きたくて聞きたくて・・・
で、聞けました。天保で。感無量でした。
毬谷さんの狂った笑い声を聞くためだけに、見に来るのもアリだ！
とまで、思いましたが（笑）この舞台もちろん、それだけじゃない。
出演者一人一人のボルテージがすごくすごく高いので、
いろんな所で「うわっ～！」となります。
熱気の嵐に巻き込まれるのが、お祭り的というか、ただその空間にいるだけで
楽しい気持ちになれるんです。テンション上がります。

今日、高橋洋さん、ちょっとトンカチさばき失敗した！？かな。
最後の決めの辺りで、1回叩きそこなって自分で笑ってました。
高橋さん、シンプルで、でも心にすーっと入ってくるような、
そんな演技をするとっても良い役者さんだと思います。

同じ高橋でも、高橋惠子さん。
今日やっと何をパクパク食べつづけているのか、確認できました。
バナナか！あれは！（笑）お重に入ったバナナ！あとはんぺん？？
半分演技だとは思うけれど、むせるまで口に食べ物を詰め込む女優魂に感服。
惠子さんは、女だなぁ・・・って感じがします、見てると。
良くも悪くも‘女’。色気に憧れます。

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シアターコクーンは、訪れるたびにドキドキさせてくれる1番好きな劇場です。
気が早いけれど、野田フリークの私としては、
早くコクーンで『贋作・罪と罰』を見たいと思ってしまいます。
なんだか今日もあっさり2公演取れたし！やった！（笑）

贋作・罪と罰では、松たか子さんの演技に期待するのはもちろんなのですが、
野田さん－古田さん－段田さん
この3人がどう絡むのかに、更なる期待を寄せています。
想像しただけで面白いって・・・

野田さん繋がりで最後に一つ。
ネットでちらほら見掛ける、感想を見る限り、
赤鬼の韓国公演は大成功だったみたいです。
私がこんなこと思ってもしょうがないんだけど、安心したし、嬉しいです。
TVでは放送されるのかな？

っと今日はこの辺で終わりっ！