富士ヶ嶺 MOMの家

富士西麓に借りた大きな古家をどうしよう???

北山のおじさん

2008-05-26 | 
今日はふらりと精進に住むMちゃんがやって来ました。ミンミよりひとつ上のHくんが幼稚園を休んだので連れてきたということで、子どもたちは外遊び。

Mちゃんが牛糞を探しているというので、富士宮、朝霧、富士ヶ嶺の心当たりを数件回ってみました。そしたら北山(富士宮)にあるいでぼく(井出種蓄牧場)さんのご近所で、たいへん素朴な農業おじさん(無農薬栽培30年とのこと!)に出会い、楽しい時間を過ごしました。

大切に育てているオクラの苗を3つ、それから8月に植えるといいと言って万能ネギの球根もたくさん分けてくださり、あれこれと農の話がつきないなか、お暇したのが残念だったほど。北山で農地を探している友人にぜひ教えてあげなくては!

さて、戻ってから、ブルーベリーの周囲にピートモスを施す作業を始めました。でも、やっているうちにもっと日当たりのよい場所に移したほうがよいのではないかと(Mちゃんに指摘され確かにその通り!と)いうことになり、ツリーハウスへ続く小道沿いに穴を3ヶ所掘ってピートモスと土を混ぜる作業をしました。

気づくともう夕方。母が気を利かせて大量にごはんを炊いておいてくれたので、簡単におかずを作り、久々に大勢で食卓を囲んだ一夜でした。


~・~ もうひとつの日記はこちら ~・~ momのスローなくらし ~・~

今年も「しどけ」

2008-05-22 | その他 
今年もまたこの季節がやってきました。学名「モミジガサ」、でもわが家での通称は「しどけ」という山菜が採れる季節になったのです。ほろ苦いという言葉も強すぎるかなというぐらいかすかな苦味と、なんともいえない香り。

幼少の頃から、4月の終わりになると両親に連れられてこのしどけ採りに行ったものでした。秋川渓谷、養老渓谷などの杉林に群生しているのですが、たいていは川の近くだったりして、お昼は川の水で作ったラーメンにこれを入れて食べたものです。

行楽に出かける習慣のないわが家の遠出といえば、岩手(父の実家)か山梨(母の実家)かしどけ採りと決まっていましたから(この手の話を去年の今ごろも書いたような・・・すみません)、子ども心に焼きついた思い出です。

そのしどけが、伯父の山でも採れるのでした!実は今回がこの春2度目の採取で、先週初めて行ったときにはまだまだ小さい感じでした。今日もそれほどの育ちではなく、どうやらあと数週間は通えそうです。

私が渋谷で小さな飲み屋をやっていたとき、秋川渓谷あたりにしどけ採りに行った両親が、突然ふらりと店に寄ってビニール袋(45 ぐらいの)いっぱいに詰まったしどけを置いていってくれたことがありました。家を出てからは一緒に出かけることもなかったので、「あ~、まだ毎年行ってたんだ!」と驚きつつ、店の突き出しにお浸しを作ったのを覚えています。(この話も去年書いたかも)

しどけラーメンを作るために、自然食ラーメンをたくさん買い込んであります(笑)。今年はまだラーメンに入れていないので、来週あたり久々に食べてみたいな~と思っています。


~・~ もうひとつの日記はこちら ~・~ momのスローなくらし ~・~



NさんWWOOF終了

2008-05-21 | WWOOF
ウーファさんのNさんが大阪行きのバスに乗って帰りました。とても元気で素直なお嬢さんでしたので、ポッカリと穴が開いたような感じで淋しい気持ちです。ここへ来る前にいたホストさん宅へ寄って、長崎のご実家に戻られるようなことを言ってました。

なんでもウーフはもう終わりにして、憧れの島暮らしに一歩を踏み出したいのだとか・・・でも、私が紹介した小笠原さんの『女性だけの家づくり』プロジェクトにも興味があるようでした。誰かいいパートナーが見つかって、プロジェクトがスタートするといいのですが。

わが家のほうも、外仕事に意欲的なウーファさんが来てくれるといいな。外国人4人一緒にという問合せが来たのですが、送迎さえ難しいので(私の車は軽自動車)お断りしました。夏休みには、沖縄からベジタリアンの高校生が来てくれるといううれしい知らせ。まあ、それまでの梅雨時期は、家族でのんびり家にこもって過ごすのがいいのかもしれませんね。

~・~ もうひとつの日記はこちら ~・~ momのスローなくらし ~・~

精神修養道場

2008-05-19 | WWOOF
そろそろ老母がキレかかっておりまして・・・今後わが家では、ウーファさんやステイさんには台所仕事をお願いしないことにしようと思います。

やはり台所は『女の城』ということなのでしょうかね。野菜の切り方から洗い物、その他いろいろ家庭によって流儀が違います。母は自分のやり方(それが最も効率的で良いと思っているわけだから)に従ってもらえないと面白くないみたいで、態度の端々にその気持ちが出ちゃうんですよ。

きっと言う方も言われる方もストレスになるはずだから、それならご飯はこちらで作って出す、そして下げられた食器もこちらで洗う、お手伝いの方々にはそのほかの作業に集中してもらえればそれでよし!ということになりました。

それにしてもみなさん、これが短期の滞在でよかったですねぇ。私の母のような人間が結婚した相手の母親だったりしないで、本当に幸運だと思われたらよろしいかと思います。傷つくようなことを言われても、「いいわ、私は他人だもの。それにしても、こんな人がお母さんだなんて真弓さんお気の毒・・・」どうぞそのようにお考えくださいませ。

そして、「私の身内じゃなくてよかった~!ありがとう!」と、一見アンラッキーと思えることを感謝の念でクリアする・・・そうした魂のステップアップのために、ああいう人が存在するのだと考えていただけたらと思います。

そういう私は大丈夫なのかって? はい、確かにいろいろと大変ではあります。しかし、母といると自分がとても寛容な人間に思えて、それこそ感謝の念がわいてくることがあるんですよ。「こんなに許容量の狭い人の娘に生まれたのに、これだけ寛容でいられるのなら、本当にそれだけでもありがたいなぁ」って。

しかし、こんなこと書いたら、誰もお手伝いに来てくれなくなっちゃうかも・・・笑。いや、世の中には修行が好きな人も結構いるはずだと思います。精神修養をかねて、ぜひともいらしてくださいね~。(実際は、あとちょっとしたら台所も分かれますからね!)

~・~ もうひとつの日記はこちら ~・~ momのスローなくらし ~・~

ふゆくさら~

2008-05-18 | 修繕
フランス語のSkypeレッスンで使っているイヤホンマイクが壊れてしまいました。最近、寒いのに薪ストーブをつけられないものだから、朝晩はPCを寝床に引っ張って布団の中で使うことが多いのです。そのときに、必要ないイヤホンマイクをつけたままズルズルと引っ張るので、何かに引っかかってプチッと断線してしまったんだと思います。

そういえば、つい先日もPCを床の上に置いたままにしていたら、イヤホンマイクのクリップを(たぶんミンミが)踏んづけてしまったらしく、クリップが外れてしまったのでした。踏んづけたのがPCじゃなかったから、まあいいやと思いながら、「使ったらちゃんと戻さないとね・・・」と肝に銘じた自分だったのですけれども。

なんでも面倒くさがる怠慢な性格の人を、沖縄では「ふゆくさら~」と言います。私はテキパキと動くように見えて、実はたいへんな「ふゆくさら~」でして、何かと言うと「ふゆ~(横着、手抜き)」してしまうのです。

だいたい、薪ストーブが使えないのも私の怠慢に起因しており、壊れた煙突をきちんと修理するのが面倒なので、応急措置だけをした→そのため煙突に冷たい空気が入りやすくなって、煤ができやすくなっている→頻繁に掃除をしなければならなくなり、自作の煙突掃除棒を入れたらブラシが途中で引っかかって柄から外れてしまった→煙突を分解して取り出すのが面倒なので、ちゃんと修理をするとき(一体いつのこと?)までストーブは使わなければいいや・・・と、こういうことになっているわけでして。

こんなとき、うちにもミチコさんの旦那さんがいたらなぁ・・・と思ってしまいます。ミチコさんというのは、以前わが家にワークステイしてくれていたお母さんなのですが、彼女の旦那さんは言うことを何でもきいてくれるのです。「あれやって!」「これやっといて!」「まだできてないのっ!?」ってな感じで次々に用を頼むミチコさん。それでも彼はひたすら無言で黙々とこなしてくれるのです。あぁ、いいなぁ。

さて、煙突はともかくとして、火曜日までにマイクを直さなければレッスンができないので、自分で半田付けをしてみることにします。それでも使えないようなら、今日、富士宮の町へ下りる用事があるので、ホームセンターに寄って来なければなりません。「ちょっと、これ半田付けしといて!」「ホームセンター行って新しいの買って来てよ!」と頼めたらラクなんですけどねぇ(笑)。


~・~ もうひとつの日記はこちら ~・~ momのスローなくらし ~・~

汲取りトイレのコンポスト化

2008-05-16 | 掃除
今日はなかなかの重労働をこなした充実感・・・いや、足腰にズッシリと来ています。母屋の汲取りトイレがこの春になって様子がおかしく、臭気ファンが壊れてしまった(らしい)のと、突然大勢の人が来て使い始めたことなどから、ハエが発生したり玄関まで臭いが漂ってきたりしていました。

ファンを買い直すよりは、コンポストトイレなどに多用されている太陽光を利用した排気筒を作ってみよう!ということで、黒いラッカーを買ってきて臭気抜き筒の外側を塗ってみました。これで筒の中の空気が温められ、上昇して抜けてくれるという仕掛けです。天気のよい日は室内が臭うことがなくなりましたよ。(雨の日などはちょっと難しいのですが)

しかし、ここはひとつ、便槽の中の糞尿をすべて取り除き、底に落ち葉やチップなどを敷いて、コンポストトイレ化しておくのがよいのではないかと思い、一念発起してウーファNさんと2人で頑張りました!

まずは、納屋にあった頑丈そうなプラスチックペールに落ち葉を敷き、糞尿を汲出して入れては落ち葉を載せ・・・満タンになったところにフタをして、2人で竹やぶの中へ運びます。破竹の竹やぶの中に、竹を伐ったあとの平地を見つけたので、し尿処理場とすることに決めたのです。

ペールをひっくり返し、糞尿をフォーク(パスタを食べるときに使うフォークじゃなくて、牧草をほぐすための道具です)で広げたら、そこに乾燥した牧草を覆いかぶせます。3層ぐらいになったら、今度は隣に、そしてそのまた隣にも・・・全部で3ヶ所積み上げ、終了しました。(重いペールを8回も一緒に運んでくれたNさん、ありがとう!)

これは、以前に川口由一さんが自然農の田でのし尿処理を説明していらしたのに倣ってみたものです。田んぼでは稲ワラを使っていらしたと思いますが、牧草もほぼ同様のものですから、たぶんイケると踏んだのです。日当たりもいいし、たくさん積もっていた竹の落ち葉に吸水してもらったせいもあってか、作業中も臭いに苦しむことはほとんどなく、便槽をカラにすることができました。

外から落ち葉、中からは乾燥した牧草の葉をカットしたものと、木材のチップを入れてみました。今後は3日に1回ぐらい撹拌を続け、うまく発酵してくれるよう手助けしていきたいと思います。Yくんの家のトイレは、大鋸屑を使って同様にし、ほとんど汲取りが必要ない状況だとのこと。糞尿は自然と蒸散していくようです。しばらくの間、観察してみることにします。

■竹やぶの中は、こんな感じ・・・子どもたちには立ち入り禁止を言い渡しました。

薪の片付けなど

2008-05-15 | 
今日は一日よいお天気でした!大工のYくんが朝から来てくれ、薪小屋の跡をキレイに掃除してくれました!使える薪はとりあえず庭の真ん中に置いてトタンをかぶせ・・・薪置き場ができるのを待ちます。朽ちかけた木切れなどもそれなりの場所へ収まり、基礎が顔を出しました。

「ここまで来ると、建てる気が出るなぁ~」とYくん。半分は薪置き場、残りはお風呂建設予定。通りに面した杉などを伐採すれば、富士山を見ながらお風呂に入ることもできるかもしれません(電線がちょっと邪魔そうですけれども・・・)。

せっかくだから、屋根を頑丈にして、物干し兼用のデッキにしてしまおうかと提案しました。午前中は結構陽が射してくれそうですしね。また、いっそのことここを正面玄関にするのもいいねという話も出ました。う~ん、いいかもしれません!

構想はいろいろとふくらみ、あ~でもないこ~でもないと考えを巡らせます。いったん決めても、やりかけて無駄に気づいて中止ということもあったり、すべてが試行錯誤なのですが、それはそれで楽しいものです。

ウーファさん、ステイさんには、道路に面した畑脇のカヤ刈りなどをお願いし、Yくんが近々運び入れてくれる予定の資材置き場を確保しておきました。夕方になり霧がたちこめてきて作業は中止。Tさんは急に寒くなったせいか、冷えて体調を崩してしまったようです。アコナイトをあげたけど、明日の具合はどうでしょうか。今夜はゆっくり休んでくださいね~。


~・~ もうひとつの日記はこちら ~・~ momのスローなくらし ~・~

牛舎の2階を掃除

2008-05-14 | 掃除
ウーファさん、ステイさんと3人で、牛舎の2階を片付けました。乾燥しておいた枝を折って袋に詰め、ワラなどのゴミを掃いただけで、結構なスペースができましたよ。

もうちょっと光が入ったら、省エネで暮らすことができそうです。それには天窓を作ること?単に窓を増やすだけでもいいかもしれませんね。窓なんてひとつもなかったこの牛舎の2階に、窓をつけてくれたのは以前長期滞在をしていたSくんです。もらってきた新古品のペアガラスをはめて、かわいい窓を作ってくれたのでした。

『ハイジの家』には星が見える窓。これは絶対だもんね~(笑)。


■画像は少しだけきれいになった牛舎の2階。これを見て「えっ???本当にこんなところに住めるの?」と言う人と、「うわぁ、素敵になりそうね!」と言う人の2種類に分かれます。


~・~ もうひとつの日記はこちら ~・~ momのスローなくらし ~・~

畦塗りのお手伝い

2008-05-11 | 
今日は、芝川町で自然農暮らしをしている友人Gさんのお家へ行きました。この春から、彼の田んぼをみんなで手伝おうと呼びかけてみたのです。数人の友人知人家族が参加を表明してくれ、今日はわが家とYファミリーの2家族でお手伝いにあがったという次第。

男性ながらたくましいというよりは優しい感じのGさんと、Y農場の小柄な美奈子さん、そして私、最後に少しだけ体験ヘルプをしてくれたウーファのNさん。畦塗りって結構な肉体労働なので、本当は男手がもうちょっとほしかったところです。ま、距離がたいしたことなかったので、この人数でもなんとかなりましたが。

お昼は、前日からGさん宅に泊まり込んでいた5人の若者と一緒にいただきました。持ち寄りのお弁当とGさんの豆ご飯、お味噌汁。(この若者たち、お昼だけじゃなくて畦塗りもご一緒できたらなおよかったのにぃ~、まぁ、いいか・・・)

美奈子さんは外弁当のとき決まって持ってきてくれる車麩のカツ。大人気で瞬く間になくなってしまいました。Y家の姉弟は奪い合って取っ組み合うほどの勢いで、都会のみなさん呆然・・・(笑)。私はゆうべの残りの煮込みパスタ少々と粒そばのハンバーグ風、それからオルチョ・サンニータ(私の友人が輸入販売しているオリーブオイル)で作ったという特製マヨネーズが期限切れて分離しかけたものを慌てて使ったスパゲティーニのサラダを持参しました。

お弁当作りは大好きで、つい張り切ってしまいます。最近は、残り物も入れるなど手抜きもいたしますが。私の弁当熱が始まったのは、実はつらい経験がきっかけでした(笑)。小学生の頃、遠足に行った先の野原で弁当箱を開けると、そこには海苔に包まれたおにぎり2つとウィンナーの炒め物だけが・・・そしておにぎりをほお張ると、中にもウィンナーが!

母にこの思い出を話すと、忘れっぽい私が前夜になって突然「明日、お弁当だった~」と言うので、どうしようもなく工夫して作ったのだということでしたが、私にとってこの弁当はかなりの衝撃だったのです。二度とこの母に弁当を作ってもらうまい、自分のことは自分でしよう・・・そう心に決めた瞬間でした。

それから、一緒にお弁当を開く級友たちのお母さんのワザを、見よう見まねで盗み取ってはマイ弁当道をここまで進めてきたのです。でも、周囲はそうは思いませんから・・・ウーファさんたちを連れてユウの運動会観戦したときなど、「こういうお弁当、やっぱりお母さんも真弓さんが小さい頃には作っていらしたんですね?」と尋ねられ、母は「い~えっ!! 私は苦手でした。だからこの人が逆にこういうこと好きになったんじゃありません?」なんてかわしておりましたね(笑)。

まあ、どんなお弁当であっても、明るいお日様の下で大勢で食べると美味しいものです!


■画像は、作業の間じゅう邪魔もせずにせっせと水遊びする子どもたち。Gさんのお家周辺は本当に最高の子育て環境です!


~・~ もうひとつの日記はこちら ~・~ momのスローなくらし ~・~

牛舎の掃除

2008-05-10 | 掃除
『ハイジの家』づくりにあたって、とにかく牛舎内を片付けなくてはなりません。これ、4月に撮った写真なのですが、1階はこんな感じなんですよ。これでもかなり不用品は廃棄したつもりなのです。でも、使えそうな建材をもらってきたり、家の中にあった不用品(だけど保管しておいたらまた何かに使えそうなもの)を持ち込んだりして、結局、中に置いてある荷物の量は増減していないような気がします。

写真の中に見えるステンレスの流し。これも家の中に置いてあったものです。母屋にもともとあった台所を撤去したときに出て、そのままずっと放置されていたのだと思います。まだまだ使えそうですよね。

このように、使うかもしれない不用品をしまうための棚を納屋に作ってもらうことにしました。そこへ全部移して・・・牛舎の床をきれいサッパリにしてしまいます!当面、月曜日と水曜日がお風呂のある日なので、思いっきりホコリをかぶって作業しようと思います。

ステイ中のお母さんから「本当にここで暮らすんですか?」と恐々尋ねられましたが(笑)、きれいになりますよ~。大丈夫、大丈夫。彼女の滞在中に、驚くような変化をお見せできるとよいのですが。


~・~ もうひとつの日記はこちら ~・~ momのスローなくらし ~・~