はる日記

「人間万事塞翁が馬」

日々の出来事を綴ってます。

『アキラとあきら』

2017-07-03 18:26:13 | テレビ・映画・本
池井戸 潤 著

あらすじ。

零細工場の息子・山崎瑛と大手海運会社東海郵船の御曹司・階堂彬。生まれも育ちも違うふたりは、互いに宿命を背負い、自らの運命に抗って生きてきた。やがてふたりが出会い、それぞれの人生が交差したとき、かつてない過酷な試練が降りかかる。逆境に立ち向かうふたりのアキラの、人生を賭した戦いが始まったー。感動の青春巨篇。

(「BOOK」データベースより)



読み終わって胸がいっぱいになりました。

( ;∀;)

2人のアキラの幼少時代から30代までを描いています。その時代ごとに苦悩があり、読みごたえがありました。

大人になった彬の状況も辛いですが、瑛の幼少時代が辛すぎです。子どもだから何も出来ないし。そりゃあ、トラウマになりますよ。

(;つД`)

この話は救済の話です。

やり返したり、見返したりという話ではないので、他の作品に比べるとハラハラドキドキは少ないと思います。私はこういう話も好きですが、痛快な話を求めている方には物足りないかもしれません。

(;・ω・)

この話でハラハラドキドキの場面といえば「融資一刀両断」の場面です。好きな場面の1つで、繰り返し読みました。そろそろセリフを覚えそうです。

(;´∀`)

グッとくる言葉が多く、お気に入りの1冊になりました。

( 〃▽〃)