XBOX ONE PLAY REPORT

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スロットカー・タルガ・フローリオ

2010-09-05 14:40:50 | スロットカー
今回は、スロットカーレーシング「タルガ・フローリオ」のお話です。

横浜の営業サーキットは、「スロットカーズ・ヨコハマ」、「ヨコハマライズサーキット」と、2010年第1四半期に相次いで閉鎖が決まり、横浜北東部から東京南東部にかけては営業サーキットの空白地帯となってしまいました。私も、営業サーキットの関係者などに、東急東横線と京浜急行線の沿線での開業を提案していたのですが、2010年後半になってその動きが急になり、めでたく2店舗が開業する運びになりました。
その第1弾が、JR川崎駅前の商業施設「ラ チッタデッラ」に8月13日にオープンした「タルガ・フローリオ」です。ラ チッタデッラは、シネマコンプレックスの走りとも言える「チネチッタ」を含む大規模な商業施設で、イタリアのヒルタウン(丘陵に造られた町)をモチーフに造られています。タルガ・フローリオは、その中でもメインエリアとなるマッジョーレ(大きいという意味)の2階にあります。しかも、中央にそびえ立つ塔のすぐ脇、フレッシュネスバーガーの隣に位置します。スロットカーの一般化、大衆化という意味では、願ってもないほどの好立地だと言えるでしょう。
さて、そんなタルガ・フローリオには、3つのサーキットがあります。入口左側がR.O.C.(レースオブチャンピオン)、その奥が店名と同じタルガ・フローリオコース、入口正面奥にドーンと構えるのがモンツァコースです。
R.O.C.は、木製2レーン。ここだけは、マグネットダウンフォースが効きません。ナスカの地上絵を彷彿させるレイアウトは、なかなかの曲者で、トリガーコントロールが難しいのですが、適性のあるクルマでうまく走れば10秒を切ることができます。
タルガ・フローリオコースは、SCX製22m6レーン。元々は、東京都内にあった有名なジオラマサーキットで、営業サーキットが閉店・開店を繰り返す中で転々とし、このタルガ・フローリオに落ち着いたというわけです。これまでは、カレラの4レーンだったのですが、プラスチックの老朽化が進んでいて、SCXのプラスチックの6レーンに張替えとなりました。カレラだけはプラスチックでも1/24スケールが走れるほど幅が広く、SCXならほぼ同じ幅で6レーン化が可能になりました。
レイアウトは、カレラとSCXで全く同じにするというわけにはいかなかったのですが、ほぼ同じレイアウトながらカレラの18mからSCXの22mへと4m延長されています。走った感じは、カレラの硬質プラスチックと違って、SCXは柔らかい材質でできており、路面も今のところは強くは固定されていないため、マグネットダウンフォースを強めたクルマだと貼りついてしまいます。現時点では、ノーマルマグネット車が好ましいでしょう。当面の目標タイムは、5秒以下になります。
モンツァコースは、MDFを使った木製42m6レーン。コントロールスペース右側(写真手前)からスタートし、1コーナー、ショートストレートを経て、右ヘアピンに入ります。すぐに左ヘアピンになり、そのまま登りの左ループからタイトなS字。8mのストレートを飛ばし、急減速して左ヘアピンを下ると、裏のブラインドとなるロングストレートから左ヘアピン。バックストレートから右複合コーナーを経て、1周となります。思いのほか忙しいテクニカルサーキットで、走行車両が増えてラバーグリップが乗ってくるまでは、少しタイヤがグリップしにくく難しいと思います。また、ブラシを集電しやすく起こす必要もあります。当面の目標タイムは、10秒台です。
タルガ・フローリオは、JR川崎駅前の大規模商業施設に入店し、SCX正規代理店でもあることから、スロットカーの一般化、大衆化を推し進めたり、横浜北東部から東京南東部にかけてのスロットカー熱を盛り上げるためにも、より一層の充実を期待したいところです。
走行料金は、プリペイドカード式で、40分1000円。走行させない時(外れたクルマの回収、タイヤの掃除など)は抜いておけるので、実質的には1000円で1時間以上走れます。営業時間は、年中無休で、11時から21時(最長23時)となります。

「お客様各位

平素は格別のお引き立てを賜り、厚くお礼申し上げます。
突然のお知らせとなりますが、4/30を持ちまして閉店とさせていただきます。
先月の東日本大震災により、タルガフローリオの本社アドベントが福島にて被災いたしました。
再開に向けての動きもございましたが、4月の大規模の余震の影響もあり、本社および倉庫等の復旧の見込みが立たず、従来どおりのサービスがご提供できない状態となってしまいました。
予告できずのお知らせになり、ご愛顧いただきましたお客様には誠に申し分けございません。
なお、従来のプリペイドカードは6月初旬から関内YSRにてスロットカーの走行料金としてご利用いただけます。
タルガフローリオに足を向けてくださったお客様、常連で応援してくださったお客様に感謝いたします。
ありがとうございました。

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