XBOX ONE PLAY REPORT

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スロットカー・CHEVROLET WTCC ULTRA CHALLENGE(NINCO)

2010-06-20 17:15:25 | スロットカー
今回は、マイカーのお話です。

私の1/32スケールのスロットカーの75号車は、CHEVROLET WTCC ULTRA CHALLENGE(NINCO)です。私は、ニンコは、どこでも速く、ラインナップもSUPER GTなどのGTを幅広くそろえているだけに、好きなメーカーのひとつです。速さは、ウッド、プラスチック問わず、スピリットやスロット・イットなどと互角ですし、全日本GT選手権を含めたSUPER GT参戦車両のバリエーションの豊かさでは群を抜いています。
そんなニンコだけに、廉価版のニンコ1が出るという情報を目にした時には、それなりに興味もありました。ただ、廉価版ながら価格が$50前後とスケーレクストリックの通常版と変わりませんし、モーターもNC-11で14.8Vでも16000回転とパンチがありません。しかも、ウインドが透明ではなく、ドライバーも乗ってはいません。スロットカーの場合、RTRならドライバーが乗っているのがスタンダードなだけに、この点でも興ざめでした。スケーレクストリックの廉価版も、この点は同様ですが、価格は大幅に安く、モーターもスタンダードなものが載っていて、通常のクルマよりも速いほどです。
そんなわけで、興味はありつつも、買うまでには至りませんでした。ところが、「ヨコハマライズサーキット」の閉店前日の2月27日に50%OFFの2500円まで下がっていて、車種もシボレーWTCCウルトラチャレンジという変り種で色も良く、買うならこれと当初から思っていたため、買ってみることにしました。ニンコ1の新車は、海外でも安売りされることはほとんどないため、この価格ならコレクターズアイテム的にも十分に買う価値もあります。ちなみに、このクルマは、2006WTCCコンセプトカーがベースになっています。
そんなシボレーWTCCウルトラチャレンジでしたが、さすがにニンコで、廉価版とはいえボディのデザインや塗装やタンポは申し分ないデキです。また、ドアミラーやリアウイングは、柔らかい素材でできており、激しくクラッシュしたとしても、あっさり折れたり取れたりするようなこともありません。少し走らせてみたところ、こちらもニンコらしく、かしっとした走りでこれといって調整するところもありません。モーターはインラインで、ギア比は9:27と、通常のニンコのモデルとは異なっています。磁石は、モーターの背後に少し小ぶりなバーマグネットが装着されています。
スピード的には、モーターがモーターだけに、これといって目を見張るようなところはありませんが、タイヤを少し削れば、磁石を追加せずとも、コーナーでも安定して走ってくれます。高速サーキットを持つ営業サーキット自体が珍しく、絶対的なスピードのテストは行っていないのですが、ほとんどのメーカーのスロットカーよりも遅いのではないかと思います。一説によると、ニンコクラシックといい勝負だそうです。このスピードと安定度の高さは、ビギナーには最適だと思いますが、価格面がネックになります。$30ぐらいだと、かなり魅力的ですが、ニンコだとそれは難しいのでしょうか。