FOOTBALL LIFE

~サッカーを中心に日々の雑感など~

シャーロック・ホームズの冒険

2013年12月23日 | ドラマ

 毎週土曜日NHKBS深夜の「シャーロック・ホームズの冒険」…これが今のハイビジョン映像に生まれ変わって再放送されている。このホームズシリーズは随分前に見たことがあって記憶にはあるけど、詳しくは覚えていない。録画する番組を探しているうちにこの番組を発見。偶然見つけた掘り出し物!!

今までいろんな役者が演じてきたホームズの中でもこのジェレミー・ブレットさん演ずるホームズが一番イメージに近い。このシリーズはそうしたファンの声が大きいようだ。ドラマの背景、当時のイギリスの人々や街の様子もよく伝わってくる。

先週の「赤髪同盟」では地下に穴を掘って銀行強盗というストーリーだったが、最後には悪の元締め、宿敵モリアーティ教授が登場。これも実にいい!!これ以上のモリアーティは見たことがないというぐらいの存在感。

シャーロック・ホームズとの出会いは小学校の頃。クラスの友達の間で回し読みをするのが流行し、子供向けのシリーズものを何冊も読んだ。あれから何十年経ったろうか。今となっては本の装丁もどこから出版されていたかもあやふやだけど。

ジェレミー・ブレットさん演ずるホームズは、異様な輝きを放つどこか冷たい瞳にエキセントリックなキャラクターがよく表れている。科学捜査の草分けとなるホームズ探偵は、頭はいいけど善良な市民とは別次元の雰囲気。あのギラギラした大きな眼がそういう背景を物語っているように見えるのだ。

このシリーズは1984年~94年にかけて作られたイギリスのグラナダTV版で、第6シリーズまで製作されたがジェレミー・ブレットさんの病死によって終了となったそうだ。この役者さんは実生活でも持病があって、それと戦いながらの壮絶な役者人生だったらしい。

紹介されたものを読むと舞台俳優出身ということだが、オードリー・ヘプバーンがロストフ伯爵の娘、ナターシャを演じたトルストイ原作の映画「戦争と平和」では、ナターシャの弟だったか、兄だったか、演じていたような気がするよ。記憶違いでなければね。

1957年ごろの映画だから、随分前に作られたハリウッド映画。作者の分身とも言われる平和主義者ピエールのヘンリー・フォンダやオードリーの夫、アンドレイ・ボルコンスキー公爵のメル・ファーラーも共演したオールスターキャスト。上映時間も長かったし、今のハリウッド映画に比べるとまじめな文芸作品。スターリン死後に訪れた東西が雪解けになった時代だったのかもしれない。

次回は29日午前0時40分~午前1時35分、モリアーティ教授と直接対決する「最後の事件」。土日は海外サッカーの試合に追われるけど、これも楽しみ…



最新の画像もっと見る