FOOTBALL LIFE

~サッカーを中心に日々の雑感など~

スペインでは

2014年04月30日 | サッカー

 毎週放送されるわけではないが、試合結果をいつも気にかけているリーガ・エスパニューラのビジャレアル…今節の対戦相手はバルセロナ。バルセロナの監督だった時からがんと闘い続けたビラノバさんが45歳の若さで逝去され、試合前にはその壮絶な死を悼み、黙とうが捧げられた。

バルサの選手たちにはビラノバさんのために勝利を…という気持ちがあったのだろうし、ビジャレアルもオウンゴールで自滅するまでは、生き生きと攻撃していて、良かったんだよねえ。結果として2-3で負けてしまったけど…

バルセロナと対戦する相手はポゼッションでは対抗できないので、ビジャレアルも守りを固めてカウンターの戦い。それが試合開始から何回かチャンスを作っていたが、45分が過ぎた前半終了間際、カニがドリブルでスルスルと上がり、ぺレイラのボールを受けて、先制ゴールを決めた!!復帰してきたジオバニもゴール前でDFを引きつけるという攪乱戦法。バルサ相手に先制したのだから、スタンドは大喜び。

後半、負傷退場したピナに代わって登場していたアキーノが右サイドからクロスを送ると、後ろから走り込んできたトリゲロスがおでこ!?で合わせて2点目を奪うという鮮やかな得点劇。カニもジオバニも一斉にゴール前へ走ってきたものねえ。ここまでは良かったんだけど…

その後猛然とビジャレアルに襲い掛かったバルサの攻撃にビジャレアルのDF陣は心理的な圧迫感を受けていたのだろうか。66分、78分と立て続けにDFの選手がオウンゴールを献上。好セーブを連発していたGKアセンホはがっくりしたような様子。ビジャレアルの選手の疲れが見えてきた83分、とうとうメッシに逆転の3点目を許してしまう。

残念だったなあ。ジオバニ・ドス・サントスも先発し、途中からはイケチュク・ウチェも出てきたし、カニも活躍し、これで前半戦の好調を支えた立役者も揃った。10試合ぶりに一試合2ゴールを決めたというのだから、次の試合にも希望が見える負け方だったのではと…

この試合でもう一つ話題になったのが、後半30分、コーナーキックを蹴ろうとしていたバルセロナのダニエウ・アウべスの近くにバナナが投げられたこと。日本人にはわからないけど、これは差別を意味するのだそうだ。そしてそのバナナをなんと…アウべスは皮を剥いて食べてから!?ボールを蹴ったのだ!!

ヨーロッパにいることである意味、そういう事態に慣れているというのか、アウべスがまるで日常のように平然と差別に対する”返答”をしたというのも驚き。その後、ビジャレアル側はバナナを投げたサポーターを特定し、生涯出入り禁止処分にしたのだという。

ビジャレアルの迅速な対応がよかったよねえ。敵側のサポーターがアフリカ系の選手に対して猿の鳴き声を真似るというのが差別行為としてよくサッカーニュースになったりするけど、バナナを投げるというのも同じ意味なんだということを初めて知った。

日本でもJ1浦和のサポーターが「ジャパニーズオンリー」という横幕をスタジアムのどこかに掲げていたということで、これにはJリーグ側から無観客試合というペナルティが課せられた。在日の方々に対する嫌がらせの街頭デモが頻発していたということもあり、サッカーというワールドスポーツの世界ではレイシズムは許さない、ということを国の内外に示してよかったのでは。

それにしても…ビラノバさんと二人三脚で数々の優勝を成し遂げた元バルセロナのグアルディオラ監督率いるバイエルンが、レアル・マドリードと対戦してホームで0-4という大敗。その前のアウェイでは1-0で負けているから、2試合合計5-0という惨敗だった。なんということだ!ホームで逆転できると思っていたのにねえ。

これでビッグクラブなのに、なにををやっても勝てばいいんだ、みたいなモウリーニョ監督率いるチェルシーが勝ちあがったらさらにがっかりだよ。大観衆の前でも平気で0-0の試合をするようになったら、サッカーファンは確実に減るんじゃないかなあ。


第36節

2014年04月29日 | サッカー

 月曜日に行われたプレミアリーグ、アーセナルーニューカッスル戦。アーセナルはエバートンとチャンピオンズリーグ出場権を賭けて4位を争う必勝の戦い、一方ニューカッスルは残留を争うほどの下位でもないし、ヨーロッパの大会に出るほど上位でもない、という中堅どころの位置。

この立場の違いが大きかったようで、アーセナルはずっと試合のペースを握り、危なげなく3-0で勝利した。エジルが久しぶりに得点して存在感をアピール、特に3点目をアシストしたあのパスは素晴らしかったなあ!!

ホームのアーセナルは攻撃はするがゴール出来ないといういつものパターンか!?と思いきや、26分、セットプレーから、カソルラのボールにセンターバックのコシルニーが合わせて先制ゴール!!その後、ポドルスキーのシュートはゴールならず。

42分、ジルーが一人抜け出してGKと向き合いシュートを打つが弾き返されたそのこぼれ球を、詰めていたエジルがゴールを決めると、ちょっと照れくさそうで驚いたような表情。すぐに正気に返ったようにうれしそうなパフォーマンス。なんとまあ、前半から2得点なんてねえ、しかも無失点だよ…

後半もアーセナルのペースは続き、66分、左サイドのエジルからゴール正面に向けて真横!?にも見えたパスを送るとジルーがこれに合わせて3点目。エジルのパスは正確で力強く、やっぱりエジルはすごい!!とその価値を証明するようなパスだった。ジルーが舌を出すのはいつも気になる。みっともないって、誰かいってやらないと。

試合はそのまま3-0で終了。ニューカッスルは確かフランス人選手を多く補強したと言われたチームで、そういう意味ではイングランド色が薄まって、武骨さがなくなった分、迫力不足なのかも。

アウェイ席のスタンドからは自分たちの監督を批判する言葉が書かれた横幕が出るなど、この時期になると解任の憂き目にあってない監督さんも大変だ。

ヴェンゲル監督もサポーターの通信簿に”アウト”の文字が出ないようにするには、チャンピオンズリーグ出場枠4位死守とFAカップ優勝が必要条件なのだろうし。

これで5位エバートンとは勝ち点4差になったが、あと2試合のうちもう一つ勝たなければならないんだから、”乾杯”には早過ぎるんだよねえ。まだまだ気が抜けない!!

リーグ戦のまるで大河小説のような長い長い戦いの最終章は、マンチェスターユナイテッドの不振から、今季は優勝争いが混とんとして最後までわからないという展開になっている。

首位リバプールと2位チェルシーとは勝ち点5差あったのに、リバプールが負けて、チェルシーにもその芽が残ってしまったし、残り試合が多い3位マンチェスターシティは得失点差が圧倒的に有利なだけに、3戦全勝すれば自力優勝の可能性が出てきた。来シーズンこそ、アーセナルも…

 


第35節

2014年04月23日 | サッカー

 20日に行われたプレミアリーグ、第35節、アーセルはアウェイでハル・シティと対戦。この試合では怪我のエジルも復帰して先発メンバーに名を連ねた。試合開始から、ガツガツ当たって来てはシュートを打ってくるハルにハラハラさせられたが、前半のうちに2得点、後半も追加点を奪って、3-0で勝利し、4位をキープ。

アーセナルらしい先制ゴールを決めたのは怪我から帰ってきたラムジー、前節に引き続き好調なポドルスキーは2得点と、終盤になって違ったメンバーが生き生きと活躍しているのは頼もしい。

前半31分、エジルからカソルラ、それをラムジーが決めるという鮮やかな連携が見られたシーン。ハルもシュートしたがこれがポストに当たってゴールならず。アーセナルは付きもあったよねえ。

45分、今度はゴール感覚が冴えわたるポドルスキーが2点目。54分にも一旦はハルのGKに止められたこぼれ球をまたもポドルスキーが奪って3点目。さすがに3点もあれば、そう簡単には追いつかれないだろうと安心感がある。

60分にはエジルに代わってフラミニが入り、これで守備には安心感が持てる。60分過ぎにはジルーのシュートがバーに当たってゴールチャンスを逃した。ジルーはゴールしたかっただろうけどねえ。シーズン前半には目立たなかったポドルスキーがこのところ、大活躍しているからねえ。

その後スコアは動かず0-3で勝利。ハルシティとはFAカップ決勝で再戦するというのだから、この対戦には特別な重みがあるが、後半は特に、ハルシティが戦意喪失、しばらくアーセナルがパスを回す場面が続くなど、かなり自分たちの本来の戦い方が出てきたような感じ。

なんと…ハル・シティとはFAカップの決勝戦で再戦するという、ちょっと驚き。この試合では積極的に攻めてくる試合立ち上がりに、もしゴールされていたら、かなり難しくなったような気がするよ。それくらい、試合開始後しばらくはハルシティのペースだった。FAカップでも立ち上がりがーっとエンジン全開で来られた時に失点しないことだよねえ。それを乗り切れば、必ず勝機があるよ。

残り2試合、全員が守備にも奮闘して必勝!!アーセナルが勝って喜んだら、5位エバートンも勝利して勝ち点1差でピッタリ追走してきたのにはがっかり。敵もしぶとい。残りはもう勝つしかない!!

ヴェンゲル監督は「内容にも結果にも満足」したそうだ。なんたってエジルやラムジーの復帰が大きいよ。この調子で終了してもらいたいもんだ。そうそう、マンチェスターユナイテッドのモイーズ監督が解任されたって話。

昨年まではエバートンの監督さんだった人、長く指揮を執ったファーガソン監督の後釜はだれがなっても難しいと言われていたけど、チャンピオンズリーグ出場権まで逃しては、見守ることは出来ないってわけだね。

後釜にはドルトムントのクロップ監督がいいとサポーターは言ってるらしい。それで結果が出なかったら、どうなるの?


カタクリが咲いた

2014年04月23日 | ガーデニング

 ついこの間まで雪割りに精を出した日々がウソのように、この頃は日中の日差しもあたたかく、天気が良ければ、あれもこれもと庭仕事に追われる毎日。今日はまず、薔薇の芽が出てきた枝に液体有機肥料を霧状に吹きかける作業、その後はもっとも古株となったつる薔薇、アイスバーグの誘引…

つる薔薇の誘引は剪定もかねてだから、細い枝といっても切っていいものかどうか迷ってしまう。寒さに負けず生きながらえた枝を切るのは忍びない。よくぞがんばったってね。

それでも何とかタコの足のように伸びた薔薇の枝をラティスに括り付け、新しいシーズンを迎えようという準備が整ってきた。そうだ、まだある…お茶の箱に入れてあるダリアの球根はおがくずの中。今年はもう場所もないし、全部、鉢植えにしようかなあ。

写真は庭に咲いた日本カタクリ第1号。春の日差しを浴びて、花弁がクルンと上を向いた。


スーパー閉店

2014年04月16日 | 雑感

 今日のNHK地方ニュースで消費税率引き上げ後の影響として、道内4つの町のスーパーが設備の更新を出来ないからと閉店に追い込まれていたことが報道されていた。画面には”今後も地域のスーパー閉店で買い物弱者が増えるおそれ”という字幕…

道北の鷹栖町と比布町、道東の標津町と十勝の大樹町の合わせて4つの町で税率の引き上げに対応できないとして先月末にスーパーを閉店しているとのこと。鷹栖町のスーパーの元経営者によるとレジスターのソフトの更新などに70万円の費用が必要だが、それを負担できないという。

スーパーがなくなれば街はますますさびれていくだろうし。車の運転が出来ないお年寄りにはすぐにも困る話だ。全国紙や首都圏中心のTVでは、それほどの影響はないと報道したいところだろうけど、地方ではこうやって弱い部分に直撃している。安倍首相のパフォーマンスを見ると、何の危機感もないようだ


第34節

2014年04月16日 | サッカー

 日本時間で今朝試合放送があったプレミアリーグ第34節、アーセナルはホームにウェストハムを迎えて対戦。FAカップから中二日の強行日程で、案の定!?チャンスに決められないうちにウェストハムに先制を許すという展開になったが、前半のうちに追い付き、後半2得点と結果は3-1で勝利。こういう形で勝ったのは何試合ぶりだろうか。貴重な勝ち点3獲得で、暫定4位に浮上。なんとか切り抜けた!!

この日、中盤にはアルテタの横にシュルストレーム、ヴェルメーレンがサイドバックで先発していた。先制ゴールを決められた時にはぞっとしたけど、この日はポドルスキーのゴールで前半のうちに同点に追いついた。カソルラはアシストばかりか、交代で退くまで守備にも献身的に奔走。こういう一人一人のプレーの積み重ねが勝利に結びつくんだよねえ。

後半55分、後方のヴェルメーレンのふわりと浮かした長いパスはゴール前にいるジルーの足元に落ちるとそれをすかさずネットの左隅へ。なかなか使われなかったヴェルメーレンが久しぶりに存在感をみせたし、ジルーが急に!?にうまくなったように見えたから不思議。これで2-1.

それでも1点差ではどうも不安と、ハラハラしながら見ていたら、70分過ぎ、怪我から復帰して間もないラムジーが交代出場。これで攻撃が活性化。パスを回すだけではなく遠目からでもシュートを選択して相手守備陣を脅かすんだから、見ていても頼もしい。

78分にはそのラムジーがゴール前、頭で落としてポドルスキーにつなぎ、3点目につながった。連携からの鮮やかなゴール。3-1、これで勝利を確実なものにした。

ポドルスキーはサイドではやれ守備に戻らないから、相手にそこをつかれると散々な評価だったけど、ゴールを決める能力があるんだから、残り試合ではアーセナルを救ってほしいものだ。後は全部勝つしかないからね。

優勝が現実のものになってきたリバプールの試合で、子どものころからリバプール一筋だったジェラードが勝利に感激して泣いたり、次のノリッジでも勝つんだと円陣の中心で選手たちを力強く鼓舞したり。こういう場面は本来ならアーセナルの選手たちに見たい光景だよ。来季こそは…

「ワールドサッカーキング」はスーパーの書店なんかではなかなか手に入らなくて、駅前のほうに行ってようやく手に入れた。こちらでは店頭に並ぶのは東京での発売から、2,3日後が当たり前だからね。

さすがアーセナル特集、アーセナルファン必読、いささかくすぐったい!?内容になっている。結果を出さないと批判の矢面に立たされてきたヴェンゲル監督もここではその功績が称えられ、エジルやフラミニの重要性、若手の才能も紹介され、西岡明彦さんも登場、ピレスは親善大使として元気な姿でインタビューを受けていた。歴代選手の投票でアンリが1位というのはうれしいなあ。


決勝進出

2014年04月13日 | サッカー

 土曜日開催されたイングランドFAカップ準決勝の試合、アーセナルは2部のウィガンと対戦。試合放送がなかったので、結果を見るまでは不安な気持ち。それが…あやういところでPK戦に勝利、決勝進出が決まったというのだ。リーグ戦ではCL出場枠を争うエバートンに敗れてがっかりした後だけに、なんとまあ…危機的状態からよく勝ったもんだ。

場所はロンドンの代表戦が行われるウェンブリースタジアム、観客数を見たら8万2千人以上入っていて、これはエミレーツスタジアム収容人員の6万人以上だから、大きな舞台だったというのがわかる。そこで勝利したんだから自信につながるといいね。

ウィガンはマンチェスターシティに勝利し、2部だからと言って侮れないチーム。試合はアーセナルが攻勢をかけ、ウィガンがしっかり守るという予想された展開になったが、前半は0-0。後半になって63分、センターバックのメルテザッカーがファールを取られPK献上で1-0になったが、82分、チェンバレンからのボールを汚名返上とばかりにメルテザッカーが頭で押し込んで1-1と同点に。

その後延長戦に突入したがどちらも無得点、とうとうPK戦になり、いつもは第2GKなので、ベンチで試合を見守るファビアンスキが、この日はチームを勝利へと導いた。

ウィガンのPKを二人阻止、アーセナルはアルテタから始まって、シェルストレーム、ジルー、カソルラと4人とも見事に成功、勝利を手にし、決勝戦へ進出となった。加入間もないシェルストレームまでよく決めた!

なんだかFAカップ優勝した時のドイツ人GKレーマンを思い起こしたよ。このGKも頭がいいというか、PK戦に強いGKだった。彼も確か決勝戦でPK阻止したんじゃなかったかなあ、なんせ時間が経っておぼろげなので、記憶違いでなければだけど。ひょっとしてこの流れはいい兆候…次の舞台で可能性大かも、なんていう気がしてきた。

ファビアンスキは怪我が多いから、なんとかこの調子をキープして決勝の舞台でも大活躍してほしいもんだ。チャンピオンズリーグでもそうだけど、カップ戦のGKは大事だからねえ。

あんまり点が取れないというのはこのところのリーグ戦とおなじだったらしいが、それでも勝ったんだから、先ずは一つ乗り越えた。残りのリーグ戦も怪我人が復帰してきたのは心強い。

そうそう「ワールドサッカーキング」という雑誌でアーセナル特集しているんだとか。アンリの事も出てるっていうし、何年振りかで!?サッカー雑誌を買ってみようかなあという気がしてきた…


会見

2014年04月09日 | 雑感

 今日、午後一時から始まった理化学研究所のユニットリーダー小保方晴子さん(30歳)の記者会見は見ているほうもどんな会見になるのか、ドキドキするような緊張感があった。論文に掲載された写真に改ざんや捏造があったのではないかと批判され、STAP細胞の存在にまで疑いを持ってみられるようになったことに対し、涙がこぼれそうになるのを必死にこらえているような表情で、自分の不勉強や不注意、未熟さからこのような事態を招いたと深々と頭を下げて謝罪。

しかし一緒に並んで頭を下げるべき人たちはもっといるはずだ。今回の理化学研究所の対応は共同で研究していた上司たちには責任を問わず、まだ30歳という若い小保方さん一人に罪を被せた。責任が及ぶ前に彼女を断罪するほうに回ったとは、監督責任はないというのか、なんといういやらしい対応だろう!!

…生物系の論文の基本的な執筆法や提示法に不勉強なままで作業となり、私の不注意も加わり、結果的に多数の不備を生じてしまったことを大変情けなく申し訳なく思っています。それでも私はSTAP細胞がいつかきっと誰かの役に立つと信じ、研究を続けてまいりました。…STAP現象は何度も確認されている真実です…

記者との質疑応答ではいままで200回以上作成に成功している、写真は何百枚もあると自信をのぞかせ、論文撤回には同意しないとも。(STAP細胞作製の)最適条件を示す論文に取り掛かろうとしていた時にこういうことになり、研究が遅れてしまっているとも。

 なにより画像の取り違えを騒ぎになる前に自己申告したのは小保方さんだったという、姿を見せない間、記者会見を開いて自分の口から説明したいと理研側に言ってもむしろ抑えられていたとか、小保方さんに対する十分な聞き取りもなされないまま、はじめから論文不正があったという結論ありきの調査だったようだ。組織温存のためには一人小保方さんにひっそり辞めてもらいたいというストーリーなのだろう。小保方さんは果敢に戦っている。

捨てる神あれば拾う神あり…晴ちゃん、がんばれ!!


第6節

2014年04月07日 | サッカー

 5日に行なわれたJ2第6節、コンサドーレ札幌は松本山雅FCを札幌ドームに迎えて対戦。悪天候にも関わらず9723人が駆けつけた。ドームの中は無風で気温も20度とあたたかいから、アウェイのチームもかえってのびのび戦えたかも。

前半は押され気味だったが後半60分に都倉選手が移籍後初ゴールを決め、その後は何とか守り抜いて1-0で勝利。サポーターの熱意に応え、3位のチームを相手にがんばって!!貴重な勝ち点3を獲得した。

前半はじめは相手のペースに引きずられ、なかなかシュートも打てなかったが、次第に攻撃の場面が増え、42分ごろ、FW石井選手に決定的チャンス。フリーでシュートの場面、もう、どうして決められないの?というほどのチャンスだったのにねえ。心配なのはFW内村選手が怪我で退場したこと。大丈夫なんだろうか。代わって移籍してきた都倉賢選手が登場。

後半、その都倉選手がチームを救った。砂川選手からのパスに都倉選手がエリア内で相手DFとボールを奪い合い!?に競り勝ち、それをシュート、見事決まって先制ゴール!!すぐに…時間を見たらまだ60分!!

そこからはこの日何本もいいセーブをしていたGKイ・ホスンに助けられ、この試合で今季初めて先発したDFパウロンもフィジカルの強さを活かし、相手ボールを何回も跳ね返して奮闘。

それにしても1点で残り30分は長い長い!!追加タイム4分が過ぎて終了のホイッスルが鳴ったら、どっと疲れが出たというか、ほっとしたというか。勝ってよかった。

この日のヒーロー、都倉選手はインタビューの受け答えも滑らか、いかにも都会育ちでスマートな印象。おしゃれだしね。前線のターゲットとして、長身を生かした点取り屋になってほしいなあ。

次節は13日、大分トリニータ戦だそうだ。アウェイで厳しいけど、連勝目指してがんばれ!!


波紋

2014年04月06日 | 雑感

 4月4日金曜日の夜「北海道クローズアップ」では~大間原発提訴の波紋~というタイトルで、函館市が事業者のJパワー(電源開発)と国を相手取り、建設差し止めを求める訴訟を東京地裁に起こしたという問題を、 自治体が国を訴える異例の事態と早速この問題を取り上げていた。

 番組では冒頭、函館市の工藤寿樹市長が雨の中、傘を差しながら東京地裁に入って行く映像から始まっていた。大間原発は使用済み核燃料で作られたMOX燃料だけで動く世界ではじめての原発。当初、函館市は反対していなかったが福島原発事故で状況は一変、国は避難計画を整備する範囲をこれまでの10キロから、30キロに拡大。大間原発は津軽海峡を挟んで函館から23キロの距離にあり、函館市も含まれることになった。

工藤市長「30キロまでは本当に危険な区域になるんだということを国が認めたということ。函館もその区域にはいったのだから、大間原発はもう他人ごとではない。我々も当事者だ。」市民からも不安の声が上がる中で、「立地自治体だけではなく、周辺自治体の意見も十分お聞きいただきたい」と訴え、震災の後これまで4回の要請を行ってきた。エネルギー政策や原発に関わりのある省庁等をくまなく回ったが、どこへ行っても具体的な回答はなし。

工藤市長「はっきり言うと相手にされていない。30キロ圏域に不安だけ与えられているのに、発言権がない。危険に晒されているのに、なにをいっても聞いてもらえないという地域。」そういう中、電源開発は青森県議会を訪問。1時間半かけて丁寧に説明したが函館市に対しては、すでにホームページに公開されている情報を二枚の書面にしただけ、10分から15分程度の説明と対応がまったく違ったという。

工藤市長は昨年、30圏内区域の被災地を訪れ、「原発の事故のせいで街が崩壊してしまうと感じた。なにかあれば同じような状況に置かれる」と被害状況を確認。「大間原発の問題、その進め方の乱暴さ、周辺自治体に住むものとしては納得できるものではない」」

「なぜ我々が自治体として危険だけを買って避難計画を作らされ、それなのに発言権もない、その理不尽さがとんでもない。そんなことがあり得るのかと。この民主主義の国家で、まったく住民の意志も聞かない、地方自治体の話も聞かないで一方的に危険だけを押し付けることが許されていいのか」と…。

再稼働が行われようとしている泊原発周辺からも同様の声。危険だけ押し付けられて阻止権もない、わたしたちの意見を聞いてくれないという住民の怒り。事故が起きれば、街は住む人もなく、荒れ果ててしまうという危機感、函館市に続いて、これからも司法の場へ持ち込まれれば、今までと違う地方自治体の抵抗の方法となるかもしれないのだ。そういう期待を込めながら…

 同じ日の新聞朝刊には…今回の提訴は、函館市議会が今年3月に全会一致で認めた。弁護団の河合弘之弁護士は「市長が議会の承認を得て起こした裁判で、その重さは裁判官にも伝わるだろう」と語った…