Dr.K と 優しさの夢物語

輝きの明日のために、思春期と思秋期の更年期障害の女性のための健康余話/ときには蕎麦談義とワン子のお話を

北の大地で 紫香の魅惑を訪ねて

2018-10-06 13:15:43 | ゆるゆる旅日記

西日本集中豪雨の後遺症とも言うべき交通事情が困難な時期に初夏の北海道への観光です
些か心苦しい気がしないでもないのですが この機会を外すと後悔するのではと思い決行
ただいつも同行してくれるH氏が健康思わしくなく今回は単独行となったことが不安なのです
広島空港から飛ぶのが常道ですが今回はかなり無理なスケジュールで岩国からです
往路は
ANA634便 岩国錦帯橋空港9:20 - 東京/羽田空港10:55
ANA65便 東京/羽田空港13:00 - 札幌/千歳空港14:35
二泊三日の旅程の復路は
ANA66便 札幌/千歳空港14:40 - 東京/羽田空港16:15
ANA637便 東京/羽田空港16:50 - 岩国錦帯橋空港18:25

「JRタワーホテル日航札幌」まで来てくれたA氏と再会 早速すすき野の「いそ田」です

なんどか訪れている北海道でどうしても一度は見てみたい謂わばあこがれのような富良野に行ってみたいのです
旭川在住の古くからの知人のA氏がガイドしてくれました 有難いことです
札幌JCTから道央自動車道を旭川方面に向かいます
A氏の車は自動運転ですが高速道路を快適に走ります
見渡す限り広々とした景色に心が緩みますなぁ
三笠ICからは一般道に降りて山また山を越えて富良野市を目指します


■ファーム富田
    北海道空知郡中富良野町基線北15号
一面の紫色のラベンダー畑です 優しい色と香りにうっとりです
そうです 絵葉書の世界がありました
このファーム富田は1897年に北海道国有未開地処分法が制定され 本州等から北海道へ移住してくる人々が急増するのでした
1093年富田徳間が福井県より入植 十勝岳連峰を美しく見渡す現在地に開拓の鍬を入れ「FARM TOMITA」の歴史が始まる
1976年の日本国有鉄道のカレンダーにファーム富田のラベンダーの写真が紹介されると徐々に観光客やカメラマンが訪れるようになった
そしてまたTVドラマ「北の国から」で放映されると観光地として一躍有名になった
ファーム富田で栽培しているラベンダーは
・濃紫早咲 - 濃い紫色でつぼみの頃から美しく主に観賞用として親しまれている
・ようてい - 赤みをおびた紫色で深みのある爽やかな香り
・はなもいわ - ごく薄い紫色でフルーティな香り
・おかむらさき - やや淡い紫色で1990年にフランスで開催されたラベンダーオイル
          品評会で第1位を獲得した品種
          爽やかでふくよかな香り
・ラバンジン - やや淡い紫色でトゥルーラベンダーとスパイクラベンダーの交雑種
         カンファー(樟脳)成分を多く含む
そう言えば畑ごとに微妙に紫色に変化があることを知りました

平日だと言うのに観光客でいっぱいです 団体を乗せたバスで駐車場は満杯
彼の国のひとが多いようです

北海道を舞台にした映画やドラマのなかでも絶大な人気を誇った「北の国から」
フジテレビ系で放送されたTVドラマ(1981年~1982年 金曜劇場)
1983年~2002年までドラマシュペシャルが放送
原作・脚本は 倉本聡 主演は田中邦衛
主題歌の“北の国から~遥かなる大地より~”は さだまさし の作曲
北海道でのシーンのBGMや北海道日本ハムファイターズの応援歌など北海道を象徴する楽曲とさえなっているのです
ドラマは富良野の麓郷地区が舞台でこの富良野が全国的に有名になった話題作でした
ロケ地となった麓郷には実際に撮影に使われた“五郎の家”が大切に保存されているそうな
腰痛の悪化が懸念するため更なる散策は諦めましたが

昼は富良野の町で富良野蕎麦をいただきました

数年ぶりで再会したA氏にはお世話になりました
彼の優しさに感謝
♪ 義理と人情を秤にかけりゃ 義理が重たい男の世界
  幼馴染の観音様にゃ 俺の心はお見通し
  背中で吠えてる唐獅子牡丹 ♪
唐獅子牡丹の世界で義理を欠いて生きていくことは難しいのであるが 加えて人情の暖かさ知りました
ラベンダー畑の向こうには十勝岳連峰夕や張山地の山並みが広がっている

今宵は「いそ田」で独酌です
“ 老いた男が独り 遠い国の見知らぬ街の酒場で好みの酒をチビチビ舐めている
懐かしさと悔悟 様々な失望と そして僅かだけれども残っている希望
呟くような小声で言っている
悪くない情景なのだが ” 
どうも一人旅は似合わないのかも知れない

   


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