とし坊のお祭り三昧

祭りの宝庫、のとの祭り紹介

初夏の香りを載せ能登町宇出津の酒垂神社、白山神社の両社の祭り「宇出津曳山」

2019年04月20日 | 日記
20日、宇出津の酒垂神社、白山神社両社の春祭りを見てきました。約500年前、畠山七尾城主が五穀豊穣を祈願して神事を執り行った際の出し物の曳山、人形で飾り立てた2基の曳山は高さ約6m、全長約8mと、七尾市の青柏祭のデカ山とは大きさは違いますが人形が飾られて豪華なものです。
白山神社の人形は屋島の合戦「那須与一・扇の的」。酒垂神社は歌舞伎の「楼門五三桐」。大泥棒石川五右衛門が父の敵を討つために、当時の権力者である真柴久吉の命を狙う物語。追手に追われる五右衛門が、京都の南禅寺の山門の回廊で夕暮れ時の満開の桜を楽しむ名場面の人形。好天に恵まれ沢山の人でした。




富山湾を望むと立山連峰が見事な姿を見せてくれました。地元の方も、「昨日、今日と風もあり気象条件が良いのできれいに立山連峰の姿が見られます」と話してくれました。


宇出津の港に着くと、白山神社から引き出された曳山の前で記念写真に収まっておりましたので、横から一枚。

地元の知人の案内で酒垂神社の拝殿に行きました。


小高い丘にある神社の石段の途中に振り向くと、五月の風で鯉のぼりが泳ぎ初夏が近づいているようです。


宮司さん他氏子総代、曳山保存会代表の皆さんが神事の執り行うため拝殿に向かう。


酒垂神社・雅楽保存会の皆さんの演奏で雅びな祭礼が進みました。


酒垂神社の神事が終わると急いで白山神社の曳山へ。途中地元の造り酒屋の前では振る舞い酒が・・・・・・。






木遣りの囃子に合わせ、曳かれてゆきます。




2台の曳山が揃って広場に向かう


能登町は「縄文土器の町」。標識にも縄文土器が。


広場に2台の曳山が新築中の町役場の前でお披露目。






地元女性の和太鼓のグループ「鼓友」の皆さんが力強バチさばきを熱演で盛り上がる。

19日の人形見に始まり、20日の今日は宵山。明日(21日)の午前2時が朝山。午後になり本山(戻り山)と3日間に渡り宇出津の「宇出津曳山祭り」は港町に初夏の訪れを告げる。











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