とし坊のお祭り三昧

祭りの宝庫、のとの祭り紹介

明日から師走  今年も沢山のお祭を見てきました

2013年11月30日 | 日記
師走のお祭は「おんねも祭り」から始まります。

3日  門前・諸岡比古神社での おんねも祭り

5日  奥能登一円で 「あえのこと」=田の神祭

10日頃から  気多大社の「鵜祭り」  鵜の捕獲から一連のお祭があります。
  昨年は、鵜の捕獲が出来ず、鵜不在のお祭でしたが今年は無事捕獲して欲しいものです。

15日(日)  中能登町能登部の貴船神社で 「あだけ祭り」祭事は夕方になります。

お隣冨山の南砺市福野町では  「歳の大市」酉の市とも言われて、福野の町は正月を迎える準備の買い出しで賑わいます。時間のある人は一度ご覧になっては・・・・・?

雪情報は欠かせない冬の能登。能登の素朴なお祭りに行きます。

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細やかな絣(かすり)模様が古代から現代に

2013年11月26日 | 日記
11月26日、昨夜から台風並みの風が吹き荒れ、時折の雨に「ゆっくり休もうか」と思っていたら、青空が覗きかかり予定変更。
隣町・中能登町の「能登上布会館」に行ってきました。

平成8年に開館した「能登上布会館」 6人ほどの方が、制作に励んでおりました。

能登上布の歴史
 およそ2000年前に崇神天皇(すじんてんのう)の皇女が現在の中能登町能登部下に滞在した際、この地に機織りを教えたことが始まりと言われています。
その後、江戸時代に近江(現在の滋賀県)から技術を導入して発展し、昭和初期には麻織物では全国一の生産高を誇っていたんだそうです。(とし坊は知りませんでした)

 昭和35年に石川県の無形文化財に指定されています

能登上布は細やかな絣模様が特徴で、種類には、亀甲、十字、蚊絣、麻の葉などがあり、一幅(約35cm)に60~120の絣が入り、絣が細かくなるほど仕上がった製品は高価になるとのことです。

館内では、能登上布の製作工程見学と機織体験ができますが、とし坊は写真だけ撮らせてもらいました。


会館正面


玄関に入ると、立派な和風の部屋に、絣の人形がお出迎えです


懐かしい糸巻き


たて糸の巻き取り工程


慣れた手つきで、機織り中


制作途中ですが、絣の気品が漂ってきます。

古代(いにしえ)~現代(いま)に・・・・・。心を潤す麻文化。日本伝統の<和美>を活かした能登上布に麻の芸術にチョッピリ触れた感じでした。

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あられの降る中  女神を迎えに (ばっこ祭り)

2013年11月20日 | 日記
19日 能登部神社のばっこ祭りは 神迎式が行われました。

この日は、朝から天候は荒れ模様  雷、大雨、強風 「鰤起こし」・・?
お祭りは、17日から始まっており今日がクライマックス。

時代も変わり・・・?  開始が午後8時から。(今までは子の刻)

祭壇の鰤は大漁を祈願するもので、氷見から届けられる。今年の鰤は近年にない大物。


10㎏は超す大物の鰤


祭はなんと、直会から始まる。能登部神社で仕込まれた神事用のどぶろくが振る舞われる。




ここでも、もともとは御膳で神社で準備したお料理でしたが、今ではそのままパックでの御膳となる。

神事は、拝殿の照明は消えロウソク1本の灯りの中、進められる。


能登部神社の神様は、今から愛宕神社へとお迎えに


あられの降る中、道中は一切無言。ひたすら女神の待つ愛宕神社へ


神を運ぶ主人は、区長さんがその役。どんなに寒くとも素足で草鞋履き。
愛宕神社から帰るときは、草鞋を逆に履く


宮司さんの持つ神様、能登部神社と愛宕神社の二つの神が重なっているのがわかりますか
能登部神社の本殿は急な石段を100段近く上り詰めたところ。一行は息を乱しながらも全員本殿まで行く。


二つの神様は本殿のお奥で休まれ、21日の還御祭でお帰りになる。


愛宕の神を迎えて、これから祝詞奏上、玉串奉奠となる。

奇祭と言われる所以である。
季節的にも寒い季節ですが、昨夜はここ数年味わったことが無いくらい荒れた天候の中での神事でした。


カメラを片付け帰るときは参道も国道も真っ白でした。

次回は、12月5日の「あえのこと」(田の神祭)に行く予定です。
寒さが急に本格的になりました。健康に充分ご留意のほど







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苗裔祭(ばっこ祭り) 今日からスタート

2013年11月17日 | 日記
11月17日(日)  中能登町・能登部神社で11月17日から21日までの5日間行われる祭り。ばっこ祭り、別目「どぶろく祭」がスタートしました。

「ばっこ祭り」は子孫繁栄や豊作を祈るお祭で道中の会話が禁止されるなどの珍しい風習があります。

神迎式は  19日の夜行われます。同町西馬場の愛宕神社へ女神を迎えるため無言で夜道を行進します。

還御祭   21日 午後19日に迎えた女神様を、愛宕神社へ送ります。

この一連のお祭りの第1日目の神事です。

今日は、「しめ縄打ち式」といい、大晦日には各神社、家等でしめ縄を新しく張り直しますが、能登部神社のばっこ祭では、今日作ったしめ縄を祭の神が通る家々に飾るのが古来からのしきたりですが、今では能登部神社、愛宕神社の大しめ縄を氏子さん達の手で作り祭の幕が開きました。


準備された藁、コシヒカリの藁だそうです




左巻きで、しっかり絞めないと一年間持たない


はみ出た藁をはさみで切り、表面を整える


1時間ほどで2本のしめ縄ができあがり


宮司さんの指導で、各自の家で飾るしめ縄の編み方を習う。


素晴らしいしめ縄が出来ました


お祓いを受ける


お祓いが終わると、簡単な直会にはどぶろくが振る舞われる

19日の神事は、もともと20日の神迎式・本祭りなのですが、19日の深夜(子の刻)から始まり愛宕神社に着くのは日が変わるからである。

今では、午後8時から行われます。

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けなすほど豊作に・・・? いどり祭

2013年11月08日 | 日記
11月7日(木) 能登町鵜川の菅原神社奉納されたお餅をお互いにいどり(けなす)、来年の豊作を祈願する奇祭の一つ。

今年の当番地区は、七見と小垣の2区。直径1.2メートルの鏡餅・2段重ねと小餅が奉納され、氏子達から「形」「色」などの出来栄えを「いどり」られ、宮司さんの仲裁で収められるお祭り。

□ イドリ祭りは、能登町鵜川の菅原神社で、11月1日から8日に行われる収穫感謝祭である。
「イドリ」とは、非難することを意味し、祭りのしぐさに親しみを込めて、祭りの通称となったものである。
□ 当地の有力な地主であった伝兵衛が主賓となり、穴水町を含む6地区12組で祭りを行っている。2組が当番となり輪番制で執行される。この仕組み・運営は天文3年(1534)に現行のように整えられたとされている。
□ 11月1日に、当元が玄関前にオハケを立てることから祭りは始まる。オハケとは長さ約5メートルの青竹に御幣、榊を取り付けた神降臨の目印である。その後、各家から米を集め、餅をつき、大鏡餅・トウシ餅・小餅を作り、同神社へ献納する。
□ 7日の夜、主賓の伝兵衛を迎えるのに、当番が7回使者を派遣し、8回目の途中で伝兵衛と出会い揃って同神社に入る、7度半の使いが行われる。各組の代表は羽織袴、伝兵衛は裃姿で、古式通り決められた座席につき祭りを始める。直会の膳が運ばれると、神饌とされた餅について、形・色・大きさ等についてイドリ(非難)と弁護の問答を重ねる餅改めにはユーモアがあふれる。
やがて神職が仲介に入って、餅のできばえについて了解を受け、来年の当番へ引継ぎ式をする。
□ 8日のオハケ倒しをもって祭りは終わる。


伝兵衛さん宅へ伝兵衛さんを迎えに当番が行く


宮司のお祓いで祭は始まる


小餅が配られ、難癖が始まる


二段重ねの鏡餅が準備される






餅の表面の皺、厚さ、形などがいどられる。


宮司さんの仲裁で万事めでたしめでたし・・・・。


鏡餅は地区に持ち帰り直会。

7日の能登は、朝から雷、雨、風と荒れているかと思えば、青空がのぞく天候。
地元の小学生たちも沢山見に来ており、拝殿は沢山の人で賑わいました。
帰りには、準備された小餅を頂き家路につきました。

次回のお祭りは、17日から始まる中能登町・能登部神社の「ばっこ祭」(どぶろく祭)です。

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