とし坊のお祭り三昧

祭りの宝庫、のとの祭り紹介

戦後のヒット曲「岸壁の母」のモデル端野いせさんの資料室が閉鎖

2022年08月17日 | 日記
17日、能登地方が大雨の警報、被害が出ている中、門前町黒島の「天領祭」が行われていないかなぁ~と車を走らせました。
途中対向車にも出会うので道路は大丈夫と期待しながら黒島へ。

曳山も見えず、町は静。念のためと神社まで行と扉は閉まったまま。がっかりと帰路につく。

富来町に到着、「世界一長いベンチ」がライトアップを開始したので、明るいうちに現地下見と向かいました。小雨でしたが観光客もチラホラと。
そこには「岸壁の母」の石碑が。












とし坊も歌ったことがある「岸壁の母」そのモデルの母「いせ」さんが富来町出身の方であることは歌の人気にしては余り知られていない。
「さくら貝」や「世界一長いベンチ」は新聞記事として目にすることはありますが。

とし坊が知ったのは、道の駅「とぎ海街道」がオープンしてその中に「端野いせ」さんの写真や資料が展示された資料がところ狭しと並べられていたのです。



それから何度も足を運びました。今日も資料室へと行きましたら「別の展示室のため閉館」の張り紙。「えッ!何で?」と。
駅の方に質問したら「そうなんです。よかったらどうぞ」と云い、資料を一部ただくことができました。






大変貴重な資料です。

第二次世界大戦後、ソ連による抑留から解放され、引揚船で帰ってくる息子の帰りを待つ母親。
「岸壁の母」(作詞:藤田まさと、作曲:平川浪竜)は、菊池章子 が歌ってヒット。それを双葉百合子が1972年に台詞入りでカヴァーし大ヒットさせたことで特に有名。
1976年には同曲で日本レコード大賞の審査員会選奨賞、日本有線大賞の有線ヒット賞を受賞し第27回NHK紅白歌合戦に出場しました。

日本の歌謡史に輝く「岸壁の母」。その実在のモデル「端野いせさんの資料室」が閉館で志賀町に端野さんを知る場所が無くなることに寂しさを感じ家路に。

富来町にはもう一人忘れてはならない音楽家、陸上自衛隊中央音楽隊初代隊長の須磨洋朔さん。二人合同の資料館(記念館ならなお良い)があっても不思議でない。
閉館で富来町の「歌物語」が無くなるのが寂しいです。



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