蒼穹のぺうげおっと

-PEUGEOT in the AZURE- マンガ・小説・アニメの感想を書き流すファフナーとエウレカ好きのサイトです

仮面ライダーフォーゼ 第4話「変・幻・暗・躍」感想

2011-09-28 15:17:23 | 仮面ライダーフォーゼ
いやー、ここまで前回の感想というか、予想が当たるとは思わなかった。

おかげで今回書く事が何も無くなっちゃったよ(笑)。

美羽が仮面ライダー部に入っちゃうところまで書いちゃったからなぁ。
いや、まさかこんなに早く入るとは思って無かったけど。

ポイントとしては前回の感想の通りなんだけど、美羽が自分がクィーンであり続けるために努力をし続けていた、という点に加えて、ホッピングモジュールの位置づけ(意味付け)がどう扱われるかな?というのが個人的興味のポイントでした。

ホッピングモジュールは無駄な物なんか無い、という意味付けよりは弦太郎が実は賢吾の力になる為に、コツコツ努力していた、美羽もそうだけど、自分が実現したいと思った事に対して、一生懸命実は打ち込んでいる、そういう姿を描くモジュールだったんだねぇ。

この辺、フォーゼっぽい作風になって行くのかもしれないね。
打算的だったり、カテゴライズ&ヒエラルキー構造を作る事で差別的だったり、無関心だったりする若者の姿が描かれる反面、弦太郎はじめ、メインキャラはどこかしらそういう閉塞感をブチ壊すパワーがあって、弦太郎を通じて開花して行く、そんな熱い作風かもね。

圧巻だったのは美羽のスピーチのシーンで、この辺の台詞回しや乗せ方はさすが中島かずきさんだよね~。

自分は努力しないで願望を投影するだけ、とか、プレゼントは相手の事を本来思いやるもののはず、とか、ブチまけながらも、何か分からない熱いパワー&美羽のカリスマで周囲を巻き込んで、本物の熱さで勝負する。

ラストは美羽が、クィーンになりたいのなら本気で努力しなさい、と言って珠恵を抱きしめるあたり、やっぱりフォーゼのテーマって何かに真剣に打ち込んだり、努力し続けたり、本気でぶつかったり、という青春展開なんだよね。

美羽に本気でぶつかって行ったのは弦太郎だけだったし、美羽もそれが分かったから弦太郎を認めたんだろうね。

この辺の展開は流石だし、中島さんのこれが観たかったって感じですよ。熱いよね。
グレンラガンっぽくて好きだよ。

美羽は何気に弦太郎ってファーストネームって呼んでるし(笑)。
青春して欲しいね~。

フォーゼはうちの息子の幼稚園でも早速人気になってるみたい。
熱い展開、期待しています。

仮面ライダーフォーゼ 第3話 「女・王・選・挙」 感想

2011-09-19 16:57:47 | 仮面ライダーフォーゼ
ハヤブサに謝れ、謝れ、な第3話(笑)。

今回の犯人、分かりました。

犯人は……、


サイドキックス(クィーンの取り巻き)の片方で、ステージ上で最初に倒れた女の子、です。


うん、間違いない。多分。

理由は、いつも脇役の自分では無く、主役の自分になりたかった、というのが犯行動機と予想します。

他の候補を襲ったのも、対立候補が少なくなれば自分が優勝する可能性が高くなるから。
※ユウキが襲われ無かったのは、自分なら勝てると思ったから。

プールサイドでの学園の悪口を隠し撮り出来るのは、普段から出入り出来るポジションにいる人物で、サイドキックスなら誰も怪しまない。
悪口を言うように仕向ける事も出来る。

そしてフェス当日、パフォーマンス後に最初に倒れた女の子(犯人)は自作自演で、そのまま舞台袖に掃けて、カメレオンに変身して舞台に戻り、もう一人のサイドキックスの女の子を襲う。

できるなら美羽も、と行きたいところだが弦太郎の邪魔が入り、敢え無く断念。
しかし、フォーゼとの戦いを逃れて、戻って来たタイミングで奥の手のプールサイドでの隠し撮りを披露。
これで美羽のクィーンの目は消える。

という筋書き、と予想。

でも、こういう予想は前置きで(笑)、フォーゼの舞台装置は学園もの、かつ、エリート、チャラ系、不良、オタクなどカテゴライズ&ヒエラルキーが存在する、という設定の中で、弦太郎がカテゴライズ&ヒエラルキー構造を青春パワーでブチ壊す、と言うところに最大の面白味があると思います。

カテゴライズ&ヒエラルキー構造に流された存在が前回のアメフト部の彼であり、サイドキックスの彼女なんだと思うんですよ。

一方、現クィーンの美羽は、カテゴライズ&ヒエラルキー肯定派だけれども、自分がトップであり続けるための努力は耐えずしていて、その辺が流されたメンバーとのメンタリティの違いとして描かれてるのね。

ランニングや水泳、チョコレートも食べずカロリーコントロールしてたり、パフォーマンスがアクシデントで中断されても、ショーは終わってないという気概を示す。

学園の生徒が、自分ができない事を美羽に投影しているということを嫌気がさしながらも客観視していたり、自分の上辺だけしか見ない周囲に嫌気がさしながらもクィーンを演じるというプライドを見せる。

今回の件で一度どん底まで落ちると思けど、次回この辺を弦太郎が救って欲しいところだね。

美羽の表面だけで判断せず、正面から挑んで来たのは弦太郎だけなんだから。


サイドキックスの女の子と、ホッピングのモジュールは引っ掛けられていると思っていて、どんな物にも使い道があるはず、使えないと言って切り離すのでは無く、自分でどうにかするチャレンジをする、と言うのが見所かな。

学園の生徒が結構打算的に描かれていたり(例えば対立候補の女の子が立候補を回避する心理だったり)、損得感情で動いたりするのは、ちょっと風刺的なところもあるよね。

そう言う中、ユウキがハヤブサの良さをアピールする、と言って出場した点に弦太郎は感動したのかもね。

でも、ハヤブサにあれは失礼だろう(笑)。

まあ、纏めますと、前述のように、サイドキックスの女の子も、この学園のカテゴライズ&ヒエラルキー構造に流されちゃって、自分より上位の者を妬んで捻れちゃってる(その妬みかつ憧れの存在の美羽は、プライドをもってその地位をキープする努力を惜しまないという対比構造もある)、そんな捻れ構造ををブチ壊す展開を期待してます。

そして最後はメインキャラ全員仮面ライダー部へ入部だ!

と言う事で、次回の解決編、楽しみにしております。

セイクリッドセブン 感想

2011-09-17 00:55:32 | アニメ 感想
セイクリッドセブン、面白かったです。

こういうオリジナル作品、本当に大事にして欲しいですね。
途中から見始めてしまったので全話見ることはできていませんが、勢いと丁寧さと絶妙にマッチした作品だったと思います。

続編も思わせ振りな終わり方でしたから、正直ちょっと期待してます。


輝石=イシ、と意思=イシ、が分かり易く表現されていたのですが、個人的には第1話でアルマが川で石拾いをしているシーンが印象的で、そこから思えばぐっと来てたかもしれないですね。

この時点では彼はまだ石=イシを拾っては捨て、拾っては捨て、の状態だったんだけれども、ルリの意思=イシを受け取って、文字通り変化して、自分の意思=イシを育て始める訳で、部長からの言葉で、そうか自分は石になれば良いのか=色んな人とぶつかって磨かれて形を変えて行く、そういう存在で良いんだ、的に自分を磨いていく、といのがやっぱり良かったなと。

で、それが昇華されるのが第8話の鎌倉デート。

意思を伝えるにも、受け入れるのも、相手が必要で、アルマとルリがお互いを改めて言葉に出して意思を確認し合う、そんな初々しい二人が素敵な回でした。
あの回は何度も見たねw

個人的なクライマックスは、アルマが幼い頃の記憶の中でルリを思い出すシーン。
あれが僕の中のなんていうか、たどり着いたな、って感じのシーンでした。

第8話ですら届かなかった想いが、ようやくアルマの中で明確な意思となって覚醒する。
イヤー痺れたね。
結局研美さんは意思を伝える相手を持たず、悪石=アシになってしまった訳だけど、ナイトもフェイも意思を持って、その意思を伝える相手を救いたい、そういう意思があって救われるという、グッドエンド。

そう言えば、研美さんってナルシストな描写多かったけど、美しさを研鑽するっていう意味のネーミングだったんだろうな。
独りよがりだからあの年で独身なんだきっとw


それにしても面白い作品でした。

伏線や謎はまだまだ引っ張ってあるから、是非とも続編お願いしたいですね。
特にあのSPのお姉さんは、意味深発言してたし、是非出て欲しいね。

もちろんアルマとルリちゃんの初々しいカップル姿も楽しみにしております。

仮面ライダーフォーゼ 第2話「宇・宙・上・等」感想

2011-09-11 23:15:43 | 仮面ライダーフォーゼ
さっそく成層圏突破してくれたフォーゼ第2話。

やっぱりこの何でも受け入れてしまうポジティブさと、勢いで周りを巻き込んで行く訳の分からないパワー、これが今欲しいって感じなのかもしれないですね~。

カテゴライズとヒエラルキー、そんな学園の現在をぶっ壊していく、そういう展開に期待しちゃいます。

今回の大きなポイントは、弦太郎と賢吾の関係性の変化で、互いに足りないもの、補い合えるものを認めて、新たな一歩を踏み出したファーストステップ、というところでした。

個人的には、弦太郎が全員と友達になるということが目的になってしまいそうなところに、ヒロインのユウキに、昔はそんなじゃ無かった、もっと友達のことを考えていたと諭されるシーンが印象的でした。

友達の押し売りじゃ無くて、相手の事を考える、相手を分かりたい、相手を認める、みたいなところが弦太郎の目指す本当の友達ってところなのかな、多分。

ここ良かったね。

あと、その前の「脱いで」のシーン(笑)。

もう一つは、ゾディアーツになった相手も友達として受け入れちゃう弦太郎。

???とか思いながらも、そういう方向性なんだね。

パソコン得意そうなオタクの女の子とか、チャラそうな情報屋とか、カテゴライズされているだけではそれ以上の発展は無さそうな無関心層も、弦太郎と関わる事で混ざり合って、得意分野がクロスして新たなブレイクスルーが生まれる、これが見たいね。

是非見たい。

とりあえず今回分かったのは、パラシュートは必須アイテムって事だね。


あれないと大変な事になるね(笑)。


遅まきながらうちの子供達も「フォーゼ面白い!」って言い出したので、来週も楽しみにしたいと思います。


仮面ライダーフォーゼ 第1話「青・春・変・身」感想

2011-09-05 00:25:07 | 仮面ライダーフォーゼ
最近読んだ本で非常に影響を受けているのが「宇宙は何で出来ているのか」という本とその続編に当たる「宇宙は本当にひとつなのか」という本、な感じの燕。です。

みなさま大変ご無沙汰しております。

ちなみに今一番好きな漫画は「宇宙兄弟」です。

あまりに久し振りなので何を書こうかと思ったのですが、最近かなり宇宙関連のお話が面白いと感じているところに新しいライダーがどうみてもスペースシャトルな形だったので食いついてしまいました。

ディケイドもオーズも最初に見た時はデザイン的にどうなの?と思ったのですが、今回は更にどうなの?と思ってたんですよね。

でもやっぱり動いちゃうとアリなんですよね、不思議な事に。

ライダーシリーズって、あり得ないと思わせる位のパワーがある方が良いんじゃない?と最近思うんですよね。

まあ、何事も新しい事をやる時にはそうやって行かないと壁を突き抜けられないのかもしれないですね。
ましてや今回は成層圏まで突き抜けるわけですから、それ位のパワーとキャラが必要ですよね。

弦太郎のキャラもパワーあって、分かり易くて良いですし、青春しちゃって欲しいですね、思いっきり。

学園ではそれぞれのグループ毎にカテゴライズされてたり、ヒエラルキーがキッチリ存在してるっぽいけれど、弦太郎がこのカテゴリーを「友達になる」というパワーでぶっ壊していく、繋ぎ合わせていくという熱い展開を今から期待してます。


何せ脚本が中島かずきさんでしょう?

これは嫌でも期待しちゃいます。
つか、それ見て感想書こうと思うだけのパワー感じますよ。

グレンラガンばりの熱い展開、楽しみにしてます。

クリーチャーデザインも麻宮騎亜さんって、イヤー何か良いね。
サイレントメビウスだね。

中島かずきさんと麻宮騎亜さんの名前を見て書き始めたような記事ですが、フォーゼ、楽しみにしてます。

肝心のうちの子供達の反応ですが、まだ微妙(笑)。
展開に追いつけなかった感じですが、まあ毎回新シリーズの時はそんな感じだし、フォーゼドライバーには早速興味津々だし、親子で楽しみにしたいと思います。