入道雲の下で笑う

突発的現状と生活の記録。佐賀から広島、東京へ。どこにいても、いろんなこと考えながら生きています。

TYC第4戦、5戦

2013-06-22 16:59:19 | ヨット
先週末は東京ヨットクラブのクラブレース。上下4レグで2レース開催でした。
懲りずに更新を続けますです。

【1レース目】
昨夜から降り出した雨は小雨となって降り続いており、どうにも止みそうにない様子。
今日は九州からミニトン協会のお客様がいらっしゃってるとのことで、オーナーは乗船せず。
S原君も予定があるとの事で、Y川さん、H田さん、Aちゃん、僕の四人。
全員合羽を来ていざレース海面へ。はやく晴れてくれ!

微風かと思っていたが、意外と風があるためジブはミディアムを選択。
マークは北風でセットされていたが、スタート時間が近づいていくにつれて風は東にシフトし、
スターボロングかつカミ有利に。
カミ有利のスタートは、ラインに近づきすぎないこと、
シモに艇を入れて突き上げられないこと、デンジャラスゾーンに入らないことが大事。
冷静に冷静に。

スタート2分前から位置を見極めて、
カミのデンジャラスゾーンギリギリの位置からゆっくりとラインに近づいていく。
自分よりカミにはまだ他の艇がいっぱい。
皆様カミを狙いすぎて怖い。安全第一です。

デンジャラスに入っていた艇を3艇ほど押さえて、
本部船の横、一番カミの位置よりスタート。
スピードはまあまあ。
僕らの前にいたStrayDog艇がジャストでいいスタートを切っていた。

スタートしてみると、かなり風は東に回っており、上マークまで一本道。
クローズでは艇速差があるため、このままではSTRAY DOG艇に
じりじりと先行されてしまうと思い、ロス覚悟でタックして少し外に出る。

ここからが厳しいレース展開。

上マークまでは、クローズよりも若干落とした角度であり、艇速の差が何とも苦しい。
しかも思ったよりも風が強いため4人だと起こしきれずにじりじりと順位を落としてしまう。
スタート直後はいい景色だなーと思っていたが、
上マークに到達するころには後ろから数艇のみになってしまう。。。

なんとか挽回するぞーと上マークを回航するも、
横っ飛びの一本コースなのでスピン艇にはちょっとツライ。
また、スピンアップやダウンの際、
普段の5~6名の乗船時と勝手が違うためスムーズな連携ができず、タイムロス。

結局2上でも順位を落としてしまい、久しぶりに着順最下位になってしまいました。無念。


【2レース目】
運営艇がマークを打ち換えている間に、
Y川さんにご用意頂いたバナナとパンで腹ごしらえ。

気を取り直して2レース目のスタート。

東よりの風だったので、マークは60°にセット。
スタートラインをみると若干左にシフトしているようでシモのアウターが有利か。
3分前にシモからスタートすることを決めて、ゆっくりとアプローチ。
かなりラインが凹んでいたため、ラインに対してジャストではないものの、
カミの艇からは結構バウが出せており良いスタートだった。

1レース目よりは若干風が落ち着いており、ミディアムで丁度良いくらいの軽風。
上マークまではきれいな風を掴んで走る事を意識して、
ツパマロス艇、ボーンフリー艇、StayDog艇に続き4位で上マーク回航。

接近していたので、先にジャイブを返してマークを目指す。
インに入ってしばらくは先行していたものの、
下マーク近くでボーンフリー艇に上られてインを取られてしまい、
ボーンフリー艇、隼、StrayDog艇の順番で下マークを回航。

僕らは先にタックを返して左海面へ。
ボーンフリー艇は真ん中あたりでタックして左海面へ。
StrayDog艇は途中から右海面に向かっていた。

コンパスのヘディング角度を見ていると、
30度から50度近くまで触れており安定しない。
タックポイントがなかなか難しい。

かなり先で同じタックで走っているツパマロス艇の角度とスピードを見ながら、
左にシフトするタイミングでタックを返して上マークに近づく。
ボーンフリー艇とStrayDog艇に5艇身ほど差をつけて上マークを回航。

スピンアップ後にジャイブして、ポートタックで下マークを目指す。
マークまで一直線に落として走る。後ろを走っている2艇が上りあいをやっていたため、
若干差を開いてフィニッシュ。Aちゃんのスピンワークも安定してますね。

着順はツパマロス艇に続き2位で、修正で1位でした。

今回は2レースの合計得点で勝敗が決まるのですが、
1位がツパマロス艇、僕らが2位~4位まで同点での2位でした。
2レース目が勝ったから2位だったものの、
なかなか実力も拮抗している中でシビアなレースでしたね。

さてさて、明日も楽しくヨットレースの予定。

今度は江ノ島でディンギーセイリングだ!天気よ晴れろ!!

TBC第4戦

2013-06-12 20:02:14 | ヨット
懲りずに専門用語バリバリで更新します。
ヨットレースレポート。

6月になってすぐに梅雨入りしたはずなのだが、ぜんぜん雨が降らないカラ梅雨。水不足で困る地域もあるかもしれないですが、なんとも心地よい日差し。
この週末も非常に良い天気の中、東京ヨットクラブのクラブレース。軽風からほぼ無風まで2レースを実施しました。

【1レース目】
5ノット程度の軽風だったので、ジブセールは一番大きなライトをチョイス。スタートラインは10艇に対してはかなり短めだったため、なるべくスタートラインから離れないようにしてマニューバリング。

狭いスペースで混戦した中だったが、僕らは艇が軽いので、フレッシュエアをしっかり掴んでスタート。スピード、位置もOK!しかしここでリコール旗掲揚。僕らか、僕らのシモ側から出ていたvaroom艇がリコールだろうと思ったが、ここで無理して走っても失格だとしょうがないと思いすぐにタックして戻る。

左右を囲まれた中でのスタートであり、後ろからも迫ってきていたので、バウを出そうとすると、リコールギリギリを攻めるしかなくなってしまう。参加艇数が多いレースではたいていの場合ゼネラルリコールとなり、スタートがやり直しになってしまうのだが、今回はしっかり本部船から見えていたようだ。

リコールを解消し、気を取り直して再スタート。レース海面を見通してみると、さすがにvaroom艇は左海面を使ってかなり先に行っているが、他の艇はまだ追いつけない位置ではない。若干ポートロングだったこともあり、そのまま右海面で挽回を狙う。

上マークを10艇中8位くらいで回航。ランニングでも2艇抜いて6位くらいで下マーク回航。2回目のクローズのレグも右側を攻める。結局、そこから2艇抜いて4位でフィニッシュ。varoom艇とHIRO艇がリコールだったようで、僕らの前にフィニッシュしたTSURUGI艇が着順、修正共に1位。30分の短いレースだったが、なんと修正timeで3秒差という僅差だった。

【2レース目】
風がだいぶ弱くなってきており、少し風位も南に変わってきている。コース、スタートライン共に長めに変更になっていた。風が弱いのでラインから極力離れないようにし、2分前からゆっくりラインに近づく。TBCレースは参加艇のレベルが高く、どの艇も綺麗に並んでスピードを調整しつつ、スタートのタイミングを窺っている。

第1線でスタートはできたものの、下側にいたvaroom艇より若干クローズにするタイミングが遅れてしまい、じりじりと後退してしまう。これは逃げのタックを打つべきかどうか。振り返ってみるとしっかりバウを出せていたので1艇のみのミートで大丈夫そう。えいやっとロールタックで右海面に向かう。運よく、ミートしそうだったnaonao艇もタックしたので、並んで右海面へ。

全体を見てみると、ほとんどの艇は下側からスタートしてスターボードで左に伸ばしている。varoom艇がスタートの勢いのまま集団を率いている。右側を走っているのは僕らとnaonao艇、少し遅れてHIRO艇。風はだんだんと弱まってきており、少しずつ右(南風)にシフトしている様子。

HIRO艇が一番先に左に返して、それをカバーするようにnaonao艇が左に向かう。しかし左海面を見てみるとほとんど無風で止まっている状況。僕らはじりじりと右海面を使いつつマークに近づいていく。3ノット程度あった艇速が、2ノット、1.5ノット、1ノットと無風に近づくにつれて遅くなっていく。こうなってくると30フィート以上の艇は鏡のような海面の上で潮に流されて漂うだけだが、微風スペシャルのハヤブサはなかなか止まらない。0.5ノットでも風が吹く限り前に進むのだ。

メインをいっぱいに出してブームを持ち上げてみたり、ジブのタックを掴んでリーチを広げてみたり、全員でシモ側に座ってヒールつけてみたり、地道な努力を続けつつブローを探す。

努力の成果か気のせいか右海面からそよそよと風が吹き始め、風向も大きく右にシフトしてくる。僕らはこれは良いとタックして上マークに向かう。艇速は2ノットまで回復。最終的にマークに対してアビームになるまで振れてしまい、これは悲願のファーストホーム取れるかもしれないとウキウキしつつ上マークをトップで回航。

コースを伸ばした上での微風だったので、運営は下マークでフィニッシュとコースを短縮。
僕らはファーストホーム目指してスピンを張ってがんばるも、風が回復したので、巨大なジェネカーを張ったvaroom艇が猛追してくる。フィニッシュまであと10艇身といったところで、シモ側にオーバーラップされて並ぶ。あわやシモ突破されるかというところだったが、ジェネカーがスピンのブランケットに入るので突破できず。このままフィニッシュまで連れていったれと思っていたら、varoomのWオーナーが不敵な笑みを浮かべて減速、風を掴んだ瞬間に水を得た魚のように急加速して上から突破されてしまう。結局あと少しのところでファーストホームならず。残念。

減速された瞬間に気づいてラフしたものの、全く手が出なかったです。まだまだですね。
相手はジェネカー艇でベアすることができないだけに、僕らも減速してそのまま連れていけばよかったです。久しぶりにいけるかと思っただけに悔しいですが良いレースでした。
着順は2位で修正で1位。

久しぶりにジリジリとした日差しの中、微風ガマン比べコンディションで楽しかったです。
なんだか書くたびにレースレポートが長くなってきますね。ここまで書いてどれだけ読んでいただけるのかという疑問もありつつ、更新を続けて行きたいと思います。

ずしはま。

2013-06-07 22:24:27 | 日記
何も予定がなかったのでぶらぶらと散歩。

朝一番に7月開催のヨットレースのwebエントリーを済ませて、
無事にエントリーNo.001で完了。

やることがなかったので、去年買った1眼のデジカメをバッグにつっこんで、
写真を撮りつつぶらぶら歩いてみることにした。





杉並区には、「阿佐ヶ谷住宅」といって、
レトロな集合住宅地があったのだが、これが再開発で目下取り壊し中。
非常に趣のあるレトロモダンな建物だっただけに残念。
取り壊される寸前の廃墟たち。









その他近所の写真達。





この週末は元々雨予報だったのだが、梅雨の中休みなのか、
それとも入梅がまだだったのか、
うす曇りで天気も大丈夫そうだったので、
電車に乗って海まで行ってみることに。

いつも通っている江ノ島方面ではなく、
鎌倉駅で降りて海に向かう。





気温は24度くらい。日なただと半そででもOKか。
昼飯をどこで食うか迷ったが、せっかくなのでコンビニで軽く買って
砂浜でビールを飲みつつのんびり食う。

最近、仕事も休日もバタバタしていたので良い。
そのまま砂浜で本を読んだり寝転がったり。

1時間ほどのんびりして
海岸を逗子方面に歩き出す。
サンダルを脱いで裸足で歩く。

砂浜が終わるあたりで、青年が砂浜の上の防波堤に座って、
ゆっくりと三線を弾いていた。初夏の海に良い感じ。





鎌倉から葉山方面に向けてうろうろしていると、
葉山の岡の上の超高級住宅街に迷い込む。
こんなところあったんだ。



調べてみるとみのも反町&松島奈々子夫妻、小田和正、松任谷由美などが住む
日本一の高級住宅街らしい。
道幅も広く、豪邸が建ち並んでおり日本ではないみたい。
売りに出されてる物件で3億~5億くらいですって。

近くに披露山公園ってのがあったので上ってみる。
丁度夜に逗子で花火大会があるので、それの場所取りがもう始まっていたようだ。

公園の東側には逗子海岸が見えて、
西側からは江ノ島と逗子リビエラリゾート、遠くに巨大な富士山まで見えた。




さて、花火大会まであと4時間。どうしようか。
とりあえず散歩がてら、逗子海岸まで降りてみる。

誰も居ない海岸の端っこの防波堤に座って、本を読みつつ時間をつぶす。
海岸では気の早い人達が場所取りがてらBBQをやっている。



その喧騒から少し離れた場所で缶コーヒー飲みながらのんびり読書。
少し肌寒くなってきたが良い時間だ。

しかし花火の時間が近づくにつれ、僕が座っている防波堤に
人気のない場所を求めるカップル達がどんどん近づいてくる。

防波堤は少し高さがあって狭く、段差のある一箇所からしか
上り下りができず、僕はその箇所に座っているのでカップルが来るたびに
狭い防波堤の上で立ち上がって道を譲らないといけない。

うーんなんとも。

考えてみると、写真を撮りたいと一人でうろうろしていたが、
30手前のオールモストおっさんが花火大会にいるって
かなり寂しいことなのかもしれんですね。
ま、カップルはそんなもの見えてないでしょうが。

しかも、途中で警備員らしきおじさんがやってきて、
防波堤の上は危険だから降りなさいと。
まーしょうがないですね。

砂浜に移動し、途中でビールと焼きそばを買う。
夕暮れの砂浜でビールも良いものだ。
しかしかなり冷え込んできた。
ビールでは体は温まらない。
まわりにも半そでの若者が多いが、大丈夫なのだろうか。



だんだんと暗くなってきて、砂浜も黒山の人だかり。
僕はビールを飲みつつ、小さな三脚をセッティングして
写真を撮る準備。

僕の隣にいた70前くらいのおじいちゃんがステキだった。

ビニールシートを砂浜に敷いて、
その上にアルミのちゃぶ台をセット、
クーラーボックスから氷と焼酎を取り出して、
悠々と一人晩酌をはじめたのだ。
ここまで堂々としているとカッコいい。

アナウンスが流れて花火大会スタート。

さえぎるもののない砂浜での花火大会は
なかなかに見事なものだった。
















やっぱり三脚と一眼レフ良いね。写真楽しい。

花火は砂浜に巨大なスピーカーを並べて、
巨大な音楽に合わせてリズミカルに打ち上げており、
なかなか壮大な演出だった。

花火には満足したが、帰るころにはかなりの寒さ。
震えながら逗子駅まで歩いて、暖かい電車に乗って帰る。
ずいぶん長い散歩だったな。

もりあがり。

2013-06-01 08:14:56 | ヨット


前回の続き。

セーリング文化をもっと拡大して、
ヨット人口を増やすために、何ができるだろうか。
ぼんやりと考えてみる。
アプローチとしては、いくつかあるはず。


1.子供ヨットスクールの参加者を増やす

これは、スポーツとしてのレベルを上げるためには有効だろう。
感覚的なものが多くを占めるセーリングという競技では、
小さいときからやっている選手が有利なのは事実。

しかし、そのような選手が勝つことで、
みんなで楽しめるセーリングという文化が、
近寄りがたいものになっているのも事実。

子供がセーリングを通じて新しい世界を感じてもらえると良いが、
実際は親が高い金を払って、学生だと手が出ないような装備や
服装などを買い与えており、親の代理競争みたいになっている所もある。

子供時代に、ボロい船でも良いので、
のんびりとセーリングを楽しんで、
体育会の部活以外でもセーリングをずっと続けるようになると
多分それが文化って感じになるんだろうな。


2.学生に辞めずに続けてもらう

これがまー辞めるのである。
ま、貴重な青春時代を海のもくずとしてしまう事に対して、
何らかの疑問を持つことは人間としては非常にマトモなことだ。

勉強、恋愛、旅、バイト、友人との交流、
就活、留学、研究、資格取得、遊びなどなど
少年期から青年期にかけてやるべきこと、やりたいことは山ほどある。

高校で三年間続けるだけで半分くらいになってしまうし、
大学で四年間続けようとすると下手すると1/4くらいに減ってしまう。
※僕は幸運にも仲間に恵まれて、高校、大学でも半数以上は残っておりましたが。

これも、体育会の上下関係と、
競技志向を目指すあまりに、楽しみたい人が
楽しめずに辞めてしまうのが原因だと思う。

僕は体育会だったので、勝ちを目指してやっていたが、
窮屈で後輩達に嫌な思いをさせていたんだろうなーとも思う。
もっと楽しみ方はいろいろあってよい。

しかしサークルとしてやるにはお金が掛かりすぎる。
学生がお金をかけずにやると、
レスキューボートの体制など、安全が担保できないのだ。


3.学生ヨット部員に、卒業後も続けてもらう。

僕は、Facebookなどでよくヨットの大会の様子や
練習の様子を投稿しているが、
これは、卒業後にヨットを辞めてしまった友人達に向けて、
こんなに楽しい世界がまだあるんだと伝えたくて投稿しているのもある。

学生みたいに、四六時中ヨット中心の生活は社会人には無理だが、
月に2回程度でもかなり楽しい活動ができるのである。
(僕はかなり環境に恵まれているというのもありますが)

初心者にはハードルが高い世界だけに、
せっかく学生時代に経験して、楽しむ素地が出来ているのに
辞めてしまうのはもったいないのだ。
ここが一番簡単かもしれない。

チャンスは20代と50代あたりだろうか。
社会人のヨットチームだと、どうしても30代40代は
家庭が忙しくて、なかなか参加できなくなってしまう。

これは、今続けている人から、上下の繋がりを持って
地道に誘っていくしかないんだろうな。
僕も大学の先輩に誘われて、今の2つのチームに
参加させて頂いているわけだし。


4.初心者でも入れる仕組みつくり

今、江ノ島では休日になると、アクセスディンギーという
色とりどりの小型ヨットがスイスイと海の上を走っている。

これは、転覆しないように、かつ体をあまり動かさなくても操船できるように
安全に設計された船で、子供から高齢者、障害者まで
気楽に海を楽しんでもらいたいというセイラビリティという活動なのだが、
非常に良い試みだと思う。

また、各地のヨットハーバーでヨット教室が開かれており、
30代~50代まで、休日にヨットを楽しんでいる。
これをもっと広げるために、レジャーとしての入り口をつくるべきだろう。

例えば、沖縄に行ったらダイビングやシュノーケリングをやるように、
長良川や木曽川に行ったらラフティングをやるように、
湘南で体験サーフィンやシーカヤックをするように
何故江ノ島で体験ヨットをやらないのだろうか。

レジャーでやってみる⇒スクールに入ってみる
⇒仲間ができる⇒チームに所属する⇒続ける

この流れをつくらないといけないのだ。


こういった状況の中で、クルーザーチームの役割って
結構大きいのではないかと思う。

ヨットは大きく2つに分けられて、
1人~3人乗りで、エンジンが無い小型ヨットの「ディンギー」と
2人乗りから20名以上まである、エンジン付きの大型ヨット
「クルーザー(キールボート)」があるのだが、
小さくて不安定でなディンギーに対し、クルーザーであれば
広くて安定した船の上で、限定した役割で練習ができるので、
ヨットの基本を少しかじったくらいでも上達できるのだ。

しかも、クルーザーでは、そこまでレース志向だけでなく、
のんびりとクルージングをしたり、たまにはレースをやったりなど、
勝負以外を楽しんでいるチームも多い。

競技志向の体育会に嫌になってしまった学生や、
スクールでヨットを学んで、本格的にやりたいという社会人、
学生以来やってないけどまた始めたいという元ヨット部が
ヨットをもっと深く楽しむには丁度良いのではないだろうか。
※学生が入るには、どのチームも飲酒大好きですが。。。

もちろん、受け入れ側がしっかりと門を開くことが重要だ。
どのチームもメンバー不足ではあるのだが、
どうしても内向きで固まったメンバーだけで活動しているのでは
メンバーが増えるはずがない。

マリーナ単位などで定期的に試乗会や体験会を行い、
メンバーリクルートを体系的にやっていくべきだし、
何かヨットにつながりのある人が、何かやりたい!と思った時に
そういった情報が集まっている場所があると良い。


と、こういった所でしょうか。
特に、競技志向でない学生がクルーザーを体験できる仕組みなんか
結構楽しいと思うんだけどな。

体力も時間もあって、かつヨットができる若者が
レースにクルーとして参加するって理想的だ。

今、大学対抗のマッチレース(1対1やる戦略的ヨットレース)も
一部で非常に盛り上がってるみたいだけど、
競技志向でないヨット乗り予備軍が集まれる場所や
情報が集まる仕組みが必要だな。

アイデアあったらどっかに発信してみようかな。