入道雲の下で笑う

突発的現状と生活の記録。佐賀から広島、東京へ。どこにいても、いろんなこと考えながら生きています。

第二回東京湾ダブルハンドヨットレース。

2013-04-30 23:24:27 | ヨット
第二回東京湾ダブルハンドヨットレース。

GW前半、大人のお祭りレース、
今年で第二回目の東京湾ダブルハンドヨットレース。

4/27(土)はレース前の準備と艇長会議、ウェルカムパーティ。
昼過ぎに浦安マリーナに行き、使わないセールや備品を降ろし、
ジャックラインやハーネスの確認、明日すぐに出艇できるように準備を行う。

明日の早朝に下架することにして、クラブハウスでスーツに着替えて、
大会サイドがチャーターしてくれた
ディズニーのバスに乗ってパーティ会場のホテルへ。

ヨット用具にスーツも持っていくのは面倒ではありますが、
これぞ大人の遊び!って感じで非常に楽しいですね。
ホテルサンルートプラザで艇長会議とウェルカムパーティ。



スパークリングワインで乾杯。
たまにはこういうパーティも良いですね。

パーティ後は、オーナー宅に7人宿泊。
ビールと焼酎を飲みつつレースの戦略を立てる。
明日のレースに備えて12時には就寝。

レース当日は5時には起床(早すぎ?)
オーナー宅近くの牛丼屋で腹ごしらえしていざマリーナへ。

前日、僕がいろんな天気予報アプリで調べた際には微風の予報で、
海上保安庁の方だけが強風になると仰っていたらしいのですが、
いざマリーナに到着してみると北風ピューピュー。
海上保安庁だけが知る情報恐るべし。

念のために前日降ろしていたNo.2ジェノアを積みなおして
7時半には出艇。もちろん海面には一番乗り。



ディズニーシー沖に出てみると、微風予報もなんのその、
北風ブローがびゅんびゅん吹いている。
おそらくMAXで18ノット程度は吹いていたのではないか。

ひいこらひいこら言いながら、オーナーと二人でメインを上げる。
心配していた船外機も、強風の中なんとオーナー一人で上げて頂いた。

スタート時には若干落ち着き、12ノット程度の風の中スタート。
上目の安全な位置からスピードに乗っていい感じにスタートできたと思ったら
ゼネラルリコールになってしまう。

20分程度の待ち時間の後、再スタート。

僕らは、ライン真ん中からやや上目でウェイティングし、
スタート30秒前からアビームでライン近辺を帆走、
10秒前からスピードに乗せたままベアして、
上の三番手付近からジェノア帆走でスタート。
回りの艇からかなりバウを出せていた。

僕自身は、ジャストのスタートだったかと思ったが、
なんとリコール旗掲揚。

思えば昨年のダブルハンドレースでもリコールしており、
今年もリコールだとすると洒落にならない。
オーナーと相談して、かなり迷った結果、
1分程度走ったあとに戻ることにした。

結構いい風が吹いている中で、後続艇を避けながらスタートラインまで戻り、
再度スタートした時には同クラス全艇がかなり遠くに。
悲しみの再スタート。おそらく3分程度の遅れか。

きを取り直してスターボでスピンを展開。
なんとしてでも追いつくぞと落として走る。

予報だと北風~西風~南風だったので、
いつ風が振れてもいいようにスターボでなるべく落として走っていたが、
まったく西に変わらない。

海ほたる手前の回航マークまでは、結局ワンジャイブで
デッドラン気味のコースとなってしまった。
最下位からここまでで10艇程度を抜く。

回航マークに近づくにつれて、だんだんと風が落ちてきており、
丁度僕らが回航した時点で、北風と南風が打ち消しあって
ほとんど無風になってしまう。

この時点で、先頭集団とは10分以上の差があり、
イーグル艇、SPRAY艇、TSURUGI艇、
NABY BLUE艇が首位争いをしていたように思う。

先頭の4艇が回航後しばらくスターボで走り、
その後4艇とも左海面に進んでいたが、どうにも進んでいないように見えたので
ひょろひょろの北風?西風?の中、僕らはそのまま右海面に進む。

1ノットから2ノットの超微風。
微風スペシャルの隼の本領発揮である。
北から南に強烈に流れる潮の中、なんとか0.5ノット程度の艇速で
じりじりとポテンシャルを稼いでいく。

左海面では、ほとんど風が入ってないのか
強い潮の押されて止まっている艇、バックしている艇が多い。

午後になり、南風が入ってくるのは左海面のほうが2~3分程度早かったが、
他の艇が止まっている間に先頭艇との距離を詰めていたので
なんとか勝負できそうなポテンシャルで僕らもスピンを上げて、
ランニングでフィニッシュに向かう。
この時点で前方には3艇。無風のどさくさにまぎれて1艇抜けていた。

安定した南風でかつランニングなので、
コースでの有利不利はそこまで出ない。
なので僕らは極力スピードが一定になるように
ガイバックして落として走る。集中集中。

YAMAHA26のTSURUGI艇とNAVY BLUE艇が若干のぼり目のランニングで先行。
なんとかランニングのレグ1/4程度でイーグル艇に追いつく。
イーグル艇のほうがレーティングが低いので、
このままだと先行できたとしても負けてしまう。
いかに前の26フィート艇に追いつくかが勝負だ。

事前に計算したところ、YAMAHA26Ⅱとのレーティング差が
1時間のレースで1分半ちょっと。3時間弱のレース時間なので
4分半以内にフィニッシュする必要がある。

うまいことに若干風が上がってきており、
フィニッシュ近くになると艇速が6ノット程度出るようになった。
振れも入ったので最後にジャイブしポートでフィニッシュラインへ。
ラストジャイブもオーナーのトリムがビシッと決まって
ダブルハンドでも全くスピンが潰れない。

先にTSURUGI艇とNAVY BLUE艇がフィニッシュし、
僕らはなんとか4分20秒差でフィニッシュホーン。
イーグル艇は僕らの1分半後にフィニッシュ。
着順3位!あのスタートからよくぞ!

いやー緊迫した非常に楽しいレースだった!
うまいこと得意なランニングばかりのコースで、
しかも無風のどさくさにゴボウ抜きできた良い展開でした。
(実力というよりはほとんどマグレですが)

マリーナに戻ってオーナーとビールで乾杯!



快晴で乾いたカラダにしみわたる・・・・!
解装後は、そのままマリーナでお酒タイム。ご馳走様です。

18時から夢の島マリーナで表彰式。
昨日の正装したパーティも良いですが、
缶ビールを飲みつつ、ジーパンにシャツの気楽な表彰式もステキ。

Bクラスの優勝はやはりイーグル艇。
お揃いのキャップとTシャツがカッコいいですね。
僕らはなんとレーティングに助けられ準優勝!
あの悲しみの再スタートからは考えられない好成績!



今回、僕は舵を握っていただけですが、
オーナーには、セールアップからジェノア、スピントリム、
ランナーにコントロールロープまで、何から何までやって頂いてます。

ショートハンド仕様のクルージング艇ならまだしも、
ランナー仕様のレーサーなのでかなり大変です。
さすが日夜トレーニングを欠かさない鉄人ですね。

来年は是非優勝目指しましょう!

DHYC練習!

2013-04-24 23:00:50 | ヨット


先週末、4月28日開催のスバル座カップダブルハンドレースに向けて、
ダブルハンドでの動作確認、練習を行ってきました。

今年に入ってから、週末になると荒れ狂う東京湾。
TYC、TBCで予定されていた4レースのうち、
まだ1レースしか実施できていない。
気持ちはしっかりレースモードではあるものの、
なかなかセーリングができずうずうずしてました。

土曜日はずっと雨、日曜日が午後から晴れとのことで、
日曜日の昼に浦安マリーナに集合。
今回はオーナーと僕とS原君。
雨はなかなか降りやまず、結局3時前の出航。

最初はS原君にはコックピットに入ってもらい、
完全にダブルハンドでセールアップから動作練習までやってみる。
風は東よりの北風で7~12ノット程度か。

セールアップ時は、メインのタックが引っかかるのと、
リーチのバテンがランナーにかかりやすいので、
機走で風軸を向けつつ慎重に行う。

順風で動作練習を行ってみたので、以下確認。

【クローズ】
順風時まではヘルム+メインを一人で担当し、
クルーがワッチ+ジブトリム+ヒールトリム。
強風ではメインの出し入れの幅が増えるので、トラベラー+ヘルムにして
クルーがメインを持ったほうが効率が良さそう。

【タック】
①タック前にジブとランナーがすぐにチェンジできるように
 シートのたるみを取っておく。
②ジブカット⇒ランナー引き込み⇒風軸
 ⇒新しい上のランナーセット⇒ジブの引き込み。
③ヘルムスは、すぐにクローズにあわせずに、風軸からゆっくりと
 クローズに落とすようにするとジブが引き込みやすい。

【ジャイブ】
①クルーがジャイブ前に両側のツイカーを引き込み、
 スピンを若干固めに固定してポールカット。
②クルーがランナーをしっかり引き込み、
 それにあわせてヘルムスがメインを引き込む。
③ランtoランでジャイブし、風が強い場合はしっかりと当て舵でコントロールする。
④ポールセットを行う際に、ガイが引きすぎているケースがあるので
 ヘルムスが新しいガイをコントロールして、正しい位置にセットする。
⑤ポールセット完了したら風下側のツイカーをカットしてトリム開始。

こんなところでしょうか。

順風までであれば、スピンも潰れずにばっちりジャイブできました。
良いコンビネーションのチェックができたと思います。
1時間ちょっとの練習でしたが、二人でひたすら動作をやると
けっこうな運動量ですね。

あとは当日の天気と、
エンジンを格納する余裕があるかどうか。。
非常に楽しみですね。

にほんブログ村 マリンスポーツブログ ヨットへにほんブログ村

へるす2

2013-04-22 22:29:00 | 日記
先日始めたダイエット大作戦「へるす」ですが、
なにやら終着点が見えない状況になってきております。

毎週プールで修行僧のように泳ぎ
食事の内容をきちんと考え、
料理はしないまでも野菜食ってカロリー押さえて
1日1500~1800kcalくらいで生活していると、
まー面白いように体重が減ってきますね。

1月末の健康診断で60.4kg
⇒3月頭に計測して58.8kg
⇒3月末に計測して56.7kg
⇒先週プールの体重計で量ったら56.4kg
⇒そしてなんと本日量ったら55.4kg
そして体脂肪率も18%⇒14%に減少。

これでも飲み会は週に2回くらいのペースでやってますし、
晩酌も週3日くらいはやっております。
人間やればできますね。エライ。

腹八分目も当たり前になり、
六分目でもそこまで不満なし。
なんだか人体実験をやっているような感覚。

カラダが軽いのは良いことだし、
だるだるだった部分もかなり改善してきたし、
変な疲れとか背中のこりみたいなのも良くなったが、
しかしこのままだと逆に不健康に痩せてしまいそうだ。

今、何かを食べようかと思うときに、
必ずカロリーを計算してしまう癖がついてしまった。
ジュースや砂糖入りの飲み物を飲まなくなった。
油っこい食事を控えるようになった。
ラーメンをほとんど食べなくなった。

これがどんどん続くと、拒食症とか
強迫観念のようなダイエットになるんだろうな。
少しわかったぞ。怖い怖い。

ダイエットだけだと、不健康にもなるし、
なんだか豊かじゃない食生活にもなりますね。
やってみて初めて理解できた世界。

最近、楽しい食事を大事にしたいなと思う。
普段節制しているからこそ、旨いものを食いに行った際や
友人達と楽しい食卓を囲む際は
楽しくステキな食事にしたいのだ。
焼肉、中華、寿司やら何でもござれ。
美味しい食事と美味しいお酒。

平日は適度に節制して、
週末にうまいもん食って、かつ水泳で引き締める。
さすがに今の体重は軽すぎるので、
引きしめたまま少し体重を増やしつつ
それでもうしばらくやってみましょうかね。

55キロは切らないようにしよう。。。

週末気絶日記。

2013-04-16 00:35:07 | 日記
日記。

4月13日(土)

本日は頑張った一日。
朝から洗濯機をゴロゴロ回して、ワイシャツを洗う。
健全な土曜日は洗濯から始まるのだ。

回る洗濯物を眺めつつ、美容室に電話して予約。
ワイシャツを干して家を出て、駅前の髪切屋で
うっそうと茂ってきた髪を切る。
最近暖かくなってきたことだし、ガリガリと刈上げる。

久しぶりにさっぱりとした営業マンカット。
来週からは営業活動が忙しいので気合なのだ。

春の風に吹かれつつ高田馬場に移動し、タイ料理屋で昼メシ。
タイスキのスープと春雨サラダ、ガッパオ(バジルとひき肉炒めのせご飯)
味つけは旨いが、タイ米のご飯がボソボソしており、
これはこれで本場に近いのだろうが、
もっちりお米民族としては少し不満。

そういえば東南アジアでは、湯取り法って言って
お米をお湯で煮てからお湯を減らして、
少し芯が残るくらいに炊くのが本場らしい。

そんな事を考えながらメシを食い、映画タイムへ。

本日は早稲田松竹で『裏切りのサーカス』と『007 スカイフォール』の
英国スパイ映画二本立て!

開場時間の20分前に行ったのだが、
なんと朝の会の入場が非常に多く、立ち見で整理券を配っているとな。
普段は空席の目立つ名画座だけに、今回は注目の映画なんでしょうね。
なんとか前列端に空きがあり着席。

『裏切りのサーカス』

うーん難解。英国諜報部、通称「サーカス」の幹部内ので
ソ連KGBへの内通者を探るサスペンス。
派手なアクションは全くなく、観客が最低限状況を把握できるだけの
情報を出しつつ、場面がどんどんと切り替わる。

登場人物の現在と過去が数年から数週間のスパンで交錯しており、
あまり多くは語られないが、
それぞれのそれぞれに対する確執が見え隠れ。

裏切り者の内通者が誰か、
過去にどんな関わりがあったのか
最後の最後に明かされるが、なかなかその事情までは把握できず。
あまりの難解さに、長い長い映画が終わっても「?」マークが頻出。
正直、初見では僕の能力で理解しきれなかった映画だった。

しかし、鑑賞後に解説しているwebサイトを見て
難解だったストーリーがすっと繋がり、
あえて必要最低限な情報で難解に作ったものであり、
それによって面白い映画になっていることを納得。
これはDVDを借りて二度観せねば。


間髪入れずに二本目『007 スカイフォール』

これは単純に面白い。世界の娯楽映画だ。
派手なアクション、エキサイティングな追跡シーン、
銃器、爆発、ありえないけど面白い。

難解な映画を観たあとだったので、
荒野を走る電車の上での格闘シーンや
バイクでバザールの屋根の上を走りまわるカーチェイスシーンなど
思わず笑みがこぼれてしまう。

旧来のジェームズボンドとはイメージが違うが、
マッチョな老兵である今回のジェームズボンドもひたすらカッコいい。

今回は007シリーズ50周年記念作だそうだが、
ほとんど観た事ない僕でも楽しめるオマージュも多い。

ジャガー?アウディ?に乗って逃走していたジェームズボンドが
倉庫に隠していたボンドカー(アストンマーチン)に乗り換える際に、
いつもの007のテーマソングが流れるのだが、
それもたまらなくカッコいいのだ。

犯人の確執や組織のトップであるMと007とのドラマもあるが
これは特に感情移入するためというよりは
エンターテイメント作品を完成させるための道具としてあった気がする。
面白ければそれでよしと。
たまに観る娯楽映画は良い。

楽しい映画を観ると、アドレナリンが出るのか、なんだかカラダがポカポカしてくる。
ポカポカしたまま総武線に乗り、錦糸町のスペインバルへ。

ビールとワインとパエリアと。
魚介いっぱいでシアワセ時間。
程よく酔っていい時間。充実の一日。


4月14日(日)

東京ヨットクラブのレースの日。
前日にオーナーからレースが中止にになるかもしれない旨を
連絡頂いていたが、万が一風が落ちた場合に乗れるかもと
一縷の望みをかけて浦安マリーナへ。

しかしあえなくレースは中止。風が吹き荒れております。
ゴールデンウィークの二人乗りのレースの準備をして、
あとはマリーナで飲み会に突入予定。

僕はこんなこともあろうかと、ヨットの用意と別に
プールの装備も持ってきていたので、
マリーナの近くの浦安体育館のプールでひと泳ぎ。
2キロくらいならそこまで無理せずに泳げるようになってきたのです。
三か月前の不健康体が嘘のようだ。カラダが軽いぜ。

しっかり泳いでもまだ昼前。
マリーナに戻って、宴会のご相伴に与かることに。
うひゃービールが旨い。
こんな若造がマリーナの諸先輩方の前で飲むのは申し訳ないですが、
しっかしビールが美味しいのです。

いつもお世話になっているツパマロス艇と
VAROOM艇の皆様とお酒を飲むのむ。

途中で、ペットボトルの焼酎に手を出したが最後、
いつの間にかべろんべろんに。
途中記憶が途切れ途切れ。

夕方まで飲んで、タクシーで舞浜駅に向かったことは覚えているが、
気付けば新木場駅のトイレで気絶。
次に起きた時は有楽町線の池袋で20時。
なぜか4時間ちかくかけて家に辿りついたのでした。

帰るころには酔いはすっかりさめていたが、
当日開催の絶賛二日酔い模様。
薄れゆく意識の中で残りの洗濯を済ませて
22時過ぎにベッドにスカイフォール。

マリーナの皆様にご迷惑をおかけしていないか心配。反省ですね。
ペットボトルの大五郎は危険です。あんなに飲みやすいだなんて。
これから気を付けます。

体重と体脂肪は順調に減っており、どんどん健康体になっているものの、
お酒の量はなんだか増えているなー。
それも節制しないとですね。
しかし取り留めのない週末でしたな。
また1週間仕事だわ。気合いだわな。

くろねこ。

2013-04-09 23:17:55 | 日記
最近思うこと。

よく、「一歩踏み出せば、新しい世界が広がっている」
「その一歩を踏み出すかどうかだ」みたいな言い回しがあるが、
実際は、「一歩踏み出した三歩先に世界が広がっている」
という感じなのではないかと。

最近、映画を映画館やDVDで観る事が多く、
それが滅法面白いのだ。

昨年秋くらいまで、毎日終電が当たり前だったので、
家に帰っても寝るだけの生活だったのだが、
10月から会社での勤怠がうるさくなって
22時は必退社となってしまい、平日夜が暇なのだ。

平日に毎日飲み歩くほどの社交性はないので、
22時から23時には帰ってくるのだが、
アパートにテレビがなく、そのまま寝るのはもったいないと
週に2~3本はDVDを観るようになった。

なかなか寂しい趣味との意見もあるが、
こちらは優雅な独身貴族。面白いからまあよいのだ。

平日に仕事を終えて帰って、
お酒をゆるゆると飲みつつ、肴をつまみつつ観ているので、
時には酔っ払ってしまい、後半のストーリーが
はっきりしないという難点もありますが。


もともと、年間に映画を観るとしても数本のみで、
DVDを借りてまで観ることはそこまで多くなかったので、
しっかりした楽しみ方もわからず、かつ集中力が続かず、
はじめは2時間という時間をじっくり楽しめなかったのだ。

しかし、毎週何か映画を観て、その感想をネットで調べて
自分の感想と照らし合わせてみていると、
これがまーサマザマな感想があるもので面白い。

僕は非常に単純な人間なので、あまり深いメッセージなどは読みとれず
表面的にエキサイティングかインタレスティングかフィールグッドとか
それくらいの感じ方だったのだが、
習慣的に映画を観て、かつ内容をそのように振り返るようになると、
だんだんと観方が変わってきたのだ。

自分の好みも分かってくる。
・昔の邦画役者の日本語の言い回しが好きだ。
・食い物を扱った映画に異様に惹かれる。
・ドキュメンタリー映画が好きだ。
・ノリの良い音楽やダンスを題材とした映画が好きだ。

そうなると、気になる作品がどんどん増えてきて
もっと観たくなってくるのだ。


一歩踏み出しただけでは五里霧中だった映画だが
そっからさらに二三歩踏み出したら世界が広がったようだ。

いいぞいいぞ。
まだまだ世界は広がっている。