嫌われ者の吉良上野介が赤穂藩主に江戸城内で斬りつけられる前代未聞の刃傷事件が発生し、斬った赤穂藩主は当然切腹となったが、実は斬られた上野介も逃げ傷の汚名をそそぐことなく急死していた。このままでは吉良家はお取り潰しの危機。そこで家臣たちは、家を追い出され生臭坊主となっていた吉良家末弟の孝証を上野介の替え玉に仕立てる奇想天外な身代わり作戦を決行することに。
映画館 ★★★☆
コメディと思いきや・・・って、ほとんど笑えなかったんだもん(笑)
どちらかというと、ハートウォーミングな「いい話」でした。主演のムロツヨシの醸し出す「いい人」感が、ちょっと小っ恥ずかしいヒューマンドラマとなっていました。
もちろん私は否定しているのではなく、本当の「赤穂事件」もこんな感じならいいのになぁなんて思いましたし、罪人としての「打首」よりも、「切腹」のほうが遥かに名誉であるということも気付かされました。
以前もこのブログで何度か語りましたが、我がご先祖は赤穂の郷士で農業や瓦屋業をしながらも苗字帯刀が許されていたらしいです。なので幼い頃から「赤穂浪士」については・・・って言いながら四十七士のうち名前が言えるのは数人ですが、それでもまぁ赤穂にご先祖様のお墓があるわけで、この映画のようなお話でもいいなぁって思いました。