久し振りの日曜日の休みに成った、他人の嫌がる日曜日の仕事を回して貰って居る隙間家業のうちに
しては珍しい、犬の散歩をさせながら拓二の家の方に歩いて居たら丁度家族で海遊館に行くと言って
準備をして居るのに出会った、可哀想にたまの日曜日でも子供達のサービスで一日付き合わされている
我が子ながら好い父親をして居るので感心する、誰に似たのかな、昼からのんびりして居ると川田さんの
娘さんがきてお見舞いのお返しのお菓子を持って来てくれた、その後の川田さんの様子を聞いたら昼間は
そうでも無いけど夜に成ると徘徊をして困ると言って居た、親子二人で暮らしているからつい目を離したら
出て行って探し回っている、この頃は交番のお巡りさんと仲良く成って来たと笑っていたが病気も
大変だけどボケるのも大変だねでも仕方が無いので最後まで頑張れと彼女にも自分にも励ましている。
寒い日だ、裕一にお父さんの分と昼ご飯の準備をして有るから済んだらお茶碗を水に付けて置く様に
頼んで拓二と仕事に行った、今日は豊中と高槻と八尾と範囲が広いので移動に時間が掛かり6時半に
帰って来たが昨夜に炊いて置いたおでんで直ぐにご飯にしたが裕一が健さんに遠慮をするのを止めたのか
自分でご飯を注ぎに行くと健さんが怖い顔をして見て居る、裕一にまだ働いて無いのだから仕事が決まる
までお母さんの代わりに拓二に付いて行ったら好いのに、それ位はしても罰が当たらんと言いだしたので、
代わりに行ってくれたらうちは助かるけど、其れでは裕一の自分の仕事が決まらないから何方が好いのかなと
言ったら今日も面接に行って来たから一週間中には返事が来るので其れまでなら行くと言った。
健さんが朝から退屈で何処かに行きたそうにしているので、ママのコーヒーに行き中井さんの
ボケたかなとゆう話をしてから万代に行き、一緒に回り買い物をして昼からコーナンに入り口の
隙間テープを買いに行くと健さんが幅の広いのを買うのでそんなに広くないと言ったのにこれで
好いと言い張るので買って帰ると隙間の倍以上に広すぎて貼る意味が無いので使わなかった、
家も古く成って来たら彼方此方に隙間が出る、裕一は就職の説明と条件の好い所を探しに行ったが、
夕方帰って来てタクシー会社の配送事務があるので其れが好いかなと思い連絡したが連絡が着かない
のでまた明日にでもしてみると言って居たが経験を活かして不動産屋はと聞くと何軒か行って来たが
若い大学出が面接に来ているので駄目だ、47歳に成ると運転手関係になると幾らでも有るけど、
余り車には乗りたくないので難しいと言って居た、健さんは相変わらずむっつりと無言で無視だ。
今日はお風呂の入れ替え工事の仕上げの日で拓二と行って居たが綺麗に仕上がっていたので
安心した、もう何をしても任せられるので楽に成って来た、昼に帰ると裕一はハローワークに
行って居たが、健さんが居ないので心配して居たら一人でママのコーヒーに行きママが健さんの
友達の中井さんが夜に行きつけのスナックに行き帰ると店を出たが家が分からなくて警察から
連絡が有り交番まで迎えに行ったらしい。前々から少しと思って居たが本格的にボケて来たのかな
晩御飯に裕一がおかわりをしたら、顔を睨みつけている、可哀想にご飯位思うだけ食べさせたら
好いのにと情けなく成る、自分は寝る時は家中の暖房を点けて寝ている、調子が悪いのかなと
思うけど、裕一が仕事が決まるまで、健さんの裕一いじめが始まるのかな、嫌ややねぇ親子で。
裕一が運転免許の更新に門真まで行ったのでその間に久しぶりに畑に行ったらみんなちゃんと
大きく成っていて大根と水菜とチンゲン菜と小松菜を採って充分な水と肥料をやり帰って来たが
車の中でも裕一の事で文句を言っているので黙っていた、夜に三味線の稽古に行き先生と健さんと
裕一の話をして居たら親子だから虫が知らせて帰る様に成っているのだから一寸気まずいが仕方が
無いと言われて帰って来たら病院と同じ様に店先のストーブを点けて部屋の入り口の障子を開けて
暖房を付けてホットカーペットを点けて毛布で寝ている、勿体ない事をすると感心する
