今日は高槻方面に仕事で回ったがとても寒かった、健さんから朝と昼には必ず電話が
来るのに、今日は如何した事か連絡が無い、無いと不思議なもので余計に心配に成って来る
夜の7時頃に電話が有って今日から点滴と薬を飲み出したが今の所、変わった事が無いので
大丈夫だと言って居た、寒い間は暖かい病院に居る方が好いよって言ったら、表から帰って
来た人がみんなそう言っているので当分は入院しているので仕事が忙しい時は病院に連絡
だけして来なくて好いよと初めてびっくりする様な事を言ってくれた、出来るだけ顔を
見に行くから、行けない日は連絡すると言ったがあんなに穏やかに言われたら涙が出る。
昨夜健さんから明日来る時に耳かきとみかんと梅干を持って来てくれと言われたので
2時頃に病院に行くと先生が話が有ると言って居たのに何でもっと早く来ないのかと
怒るので、ごめん何時に来る様に言われていたのかと聞くと3時と言ったので、
今2時やでと話して居たら看護婦さんがお母さんが来たら先生に都合を聞いて来ると
言われて10分程で呼び出された、検査の結果肺にガンは無かったので菌を殺す処置を
すると言われて、土曜日、日曜日の外泊は好いけど2,3週間はかかるのでと言われた
健さんは嫌がっていたが、うちは仕事と病院とで忙しいけど気持ちが楽だ。
月曜日に拓二に送って貰い健さんが病院に帰った、その間に知り合いの大工さんに
来て貰い見積もりに付いて行った、思って居るより安くしてくれそうなので30万位は
儲けに成りそうだ、やはり下請けより直接の仕事は利益が大きい、元請けの会社が大きく
成るはずだ、拓二はそのままコーナンの仕事に回った様で帰って来ないのでママの
喫茶店に行き散々健さんの愚痴を聞いて貰った、ママには悪いと思いながらぼやいて
居たら気分もすっきりしてまた元気が出る、家に帰ると健さんから電話で結果が出ないので
明日は来なくて好いと言ってくれた、有難う明日は昼から三味線の練習日なので遅く成ると
思って居たので助かるとお礼を言って明後日に行くからと言っておいた。
昨日から外泊で帰っている健さんに頼んで灯油を買いにガソリンスタンドに
行き待って居る間にトイレで携帯をズボンのポケットから出して忘れて来た
家に着く前に気が付いて取りに連れて行ってもらったら帰るまでの間に何回となく
馬鹿かと怒られた、忘れた自分が悪いので黙って聞いて居たが、家に帰ると
今日は老人会の食事会と違うのかと怒るので今日は日曜日で食事会は水曜日だと
言ったら何時からそんなに変ったんやとまた怒る、病院生活が長く成ると少し
ボケて来るのかな、お前がお前がと怒られるのも病気が言わせる事だからと
我慢をするが何時まで続くのかつい悪い事を考えてしまう自分が居た。
23年3月11日、昼から病院に行こうと思い鶴見のバスターミナルまでタクシーで
行くとバスが出る所で間に合わなかったのでそのままタクシーで病院まで行って貰った、
1階から一人でエレベーターに乗っていたら８階で先生が乗ってきて15階に行くのだが
突然エレベーターが怖い位に凄く揺れて吃驚して居たら地震だから此処で降りようと乗り
合わせていた先生に言われて13階だが降りたが病院の建物自体がゆらりゆらりとゆれていた、
怖いですねと先生と話をして居たが収まったのでもう一度エレベーターに乗り15階まで
行ったら患者さんも看護婦さんもみんな大騒ぎをして居た、お父さんがテレビのニュースで
津波が来て大変な人が無く成った様だと言っていた、考えられない出来事だ。
