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リタイアーのよもやま話

A.S.A.P. 翳りゆく部屋

2013-09-17 21:53:49 | 音楽

コンピュータの外付けのフォルダーを開いて
いたら、懐かしい曲がでてきた。

もともとは、ユーミンの曲だ。わたしが最初の
職場にいた頃、帰宅途中に、たぶんラジオから
流れていたと思う。ユーミンの陰りゆく部屋を
聴いて、気に入ってしまった。20代後半の
頃だ。

その後、この曲を不当な左遷人事を食らった
かの南の島で、聴くことになった。最初に聴
いてから、10年を経ることになった。

おそらく、この日も夜遅くまで、残業し夕食を
すませた後、何かしら、ブラブラしたかったの
だろう。

暗く狭い路地を歩き回りながら、たまたま見つ
かった二階にある喫茶店に、入っていった。

店に入ると、全体に暗めの照明で、入り口にダ
ーツの道具がセットされていた。そこを通り過
ぎ、奥のカウンターに一人座り、コーヒーかな
んかを飲んでぼんやりしていると、突然、かっ
こいい前奏が流れてきた。

バスドラムは、皮を叩く音も聴かせ、地の底で
響くかのようだ。
そして、やはり地を這うようなベースの音等々。

それは、A.S.A.P.  翳りゆく部屋であった。


ユーミンの声が低くて、わたしなどはオリジナ
ルキィでは歌いにくいが、このA.S.A.P.のキィ
は、心地よく響く。

そして、黒人特有の歌いまわしのかっこいいこ
と。

その後、彼女たちのCDを買ったはずだ。

今日は、懐かしい曲に出会った。街灯も無い入り
組んだ暗く狭く路地を通ったのは、今でも覚えて
いるが、もう一度あの店にゆける自信はない。
もっとも、あの店がまだあるのか厳しいと思う。

もうあれから、20年以上経ってしまったのだから。

それにしても、今日は、懐かしい曲に、出会った。

あの暗いカウンターで、よそ者のわたしは、一人
ぼんやりと、座っていたのを思いだした。

遠い昔の話だ。

 


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