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リタイアーのよもやま話

Cantique de Jean Racine

2017-02-24 20:57:39 | 音楽

Fauré: Cantique de Jean Racine (Choir of New College, Oxford)

You Tubeを聴いていたら、心地よい音楽が
流れてきた。

この曲は葬送曲ではないのだが、マレーシア
の空港で、暗殺された金正男のことが、思い
おこされた。

弟に暗殺されるかもしれないという自分の運命
を不条理に思いながら生きていたようだ。

まさか、空港の人込みの中で、殺害されるなん
て、考えてもみなかっただろう。

好感の持てる人柄が、あのような不条理な死
で、人生を終えるのは、複雑な思いがよぎる。

弟の金正恩、いつの日か、断頭台の露と消
える日、自分が葬った者たちの顔が、脳裏
に甦るのだろうか。

時折、昔観た蜷川マクベスを思いだす。

マクベス夫人は、自らの手についた王の
血が消えないことに怯え、精神を病んで
狂死します。(引用)

この場面である。

金正恩、夥しい亡霊に苛まれるかもし
れない。

それてはさておき、

今は、

Fauré: Cantique de Jean Racine
の優しさに満ちた情緒で、金正男の霊
を慰めることにしよう。

 


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