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リタイアーのよもやま話

卒業写真 - 荒井由実(松任谷由実)

2016-06-13 22:47:03 | 音楽




卒業写真のあの人は、やさしい
目をしているが、はたして、これ
だけ、時代が移り変わって、あの
人はまだ優しい目をしていれる
のだろうか。

もしあの人を、今、町で見かけた
ら、やはり、未だに輝いている
のだろうか。あの頃の生き方で。

人込みに流されて変わってゆく
私をあなたは、ときどきしかって


歌ったのだが、これだけ、時代が
変わってしまうと、変わらないこと
が良かったのだろうか。

もし、変わっていなかったら、あの
人は、幸せにしているだろうか。

あの頃の生き方に拘るあなたは
幸せだろうか。

あの頃から、どれだけ時代は
変わり続けてきたのだろう。

親が子ども殺し、子が親を殺し
長く連れ添った夫婦が、老いて
殺し合う。

テレビのCMでは、なんと
幸福な家庭ばっかりな
こと。

これって、なんだろう。

オープンリールのテープが
カセットに変わり、CD・MD
へ、今、アイフォンかなんか?
で、聴いている?

レコード店がつぶれわたしな
どは、往生している。

誰もが、猛烈に変わってゆく
時代に、振り落とされない
ようにしている。

変われることが、至上命令
だ。

問題は、変わり方だが。

ネットが始まった頃、
メールのシグネイチャー


「ネットに、万巻の書を
読む」なんて、粋がった
時もあったのだが、
今や、ネットの紳士協定
の時代は神話の世界に
なってしまった。

繰り返し、繰り返し、
聴いた卒業写真

年を経るごとに、
胸をよぎるものは
その姿を変えて
変容していく。

もしかして、変わらない
あなたが、変わった私
に、しかってほしいって
ことは、ないのだろうか。




 


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