BMJから、、手を挙げると顔が腫れ赤くなるのはretrosternalに甲状腺腫大がある
というサイン:Pemberton's signというそうだ。甲状腺のreviewは結構読んだつもりだったが、このサインは初耳でした。でも有名みたい、、。
http://www.mayoclinicproceedings.com/content/82/7/859.figures-only [Mayo Clin Proc.;2007;82:859-859]
http://content.nejm.org/cgi/reprint/350/13/1338.pdf [N Engl J Med 350;1338, 2004]にも出ている。
感染症学会では手を挙げるとAR患者で脈の触れが大きくなる、と市立堺病院の某先生が”自由の女神サイン”と言っていたが、これも試してみたらほんとにそうだった、、関係ないか、、
Thyroid swellings [BMJ 2009;339:b2563]が思いのほか有用だったのでアップします。10-minute consultation
甲状腺腫大は妊婦や思春期頃ならば生理的なもの
ヨード不足の地域に住んでいる場合(パキスタン北部、南アフリカ、アンデスやヒマラヤなどの岳地帯)ではgoiterのリスクあり
リチウム、アミオダロン、抗甲状腺薬(carbimazole, propylthiouracil)ではgoiterになりやすい
65歳以上や女性では甲状腺の腫大は悪性の可能性が高くなる
コモンな甲状腺腫大の疾患:thyroglossal cysts (舌を出すと動く)
dermoid cysts (皮膚の下で簡単に動く)、lipoma, sebaceous cystsなど
悪性のリスクはsolidaty or multiple nodulesでは同等。nodulesのサイズは悪性かどうかを決定しない。しかしながら硬くて癒着した結節は悪性の可能性が高くなる。
触ると痛い場合にはsubacute (viral ) thyroiditisかも
■ Physical examination 簡単だけど大事と思う、、。
*嚥下してもらう、もし腫大が甲状腺にあるものなら、それは一緒に動く。甲状腺以外の部位にできたものなら動かない。
*甲状腺機能低下、亢進のどちらかがないか聞く
*家族歴も聞く,家族で甲状腺癌がいれば悪性のリスクが上がる。頭部や頚部のirradiationの既往がないかどうかを聞く。
*Three Dsのチェック: Dysphonia, dysphagia, dyspnea、これらが陽性ならば悪性を示唆する
*いつから腫大があるかを問診する、大抵の良性の腫大は年単位で増大する、数週や数ヶ月での増大は悪性を示唆する
*頚部リンパ節の増大は悪性の可能性を示唆する
* 頚部のbruitが聴取されればGrave's diseaseの可能性があがる
* Pemberton's signのチェック
両手をあげるとretrosternal goiterにより静脈の閉塞がおこり顔面が赤くふくれる。
というサイン:Pemberton's signというそうだ。甲状腺のreviewは結構読んだつもりだったが、このサインは初耳でした。でも有名みたい、、。
http://www.mayoclinicproceedings.com/content/82/7/859.figures-only [Mayo Clin Proc.;2007;82:859-859]
http://content.nejm.org/cgi/reprint/350/13/1338.pdf [N Engl J Med 350;1338, 2004]にも出ている。
感染症学会では手を挙げるとAR患者で脈の触れが大きくなる、と市立堺病院の某先生が”自由の女神サイン”と言っていたが、これも試してみたらほんとにそうだった、、関係ないか、、
Thyroid swellings [BMJ 2009;339:b2563]が思いのほか有用だったのでアップします。10-minute consultation
甲状腺腫大は妊婦や思春期頃ならば生理的なもの
ヨード不足の地域に住んでいる場合(パキスタン北部、南アフリカ、アンデスやヒマラヤなどの岳地帯)ではgoiterのリスクあり
リチウム、アミオダロン、抗甲状腺薬(carbimazole, propylthiouracil)ではgoiterになりやすい
65歳以上や女性では甲状腺の腫大は悪性の可能性が高くなる
コモンな甲状腺腫大の疾患:thyroglossal cysts (舌を出すと動く)
dermoid cysts (皮膚の下で簡単に動く)、lipoma, sebaceous cystsなど
悪性のリスクはsolidaty or multiple nodulesでは同等。nodulesのサイズは悪性かどうかを決定しない。しかしながら硬くて癒着した結節は悪性の可能性が高くなる。
触ると痛い場合にはsubacute (viral ) thyroiditisかも
■ Physical examination 簡単だけど大事と思う、、。
*嚥下してもらう、もし腫大が甲状腺にあるものなら、それは一緒に動く。甲状腺以外の部位にできたものなら動かない。
*甲状腺機能低下、亢進のどちらかがないか聞く
*家族歴も聞く,家族で甲状腺癌がいれば悪性のリスクが上がる。頭部や頚部のirradiationの既往がないかどうかを聞く。
*Three Dsのチェック: Dysphonia, dysphagia, dyspnea、これらが陽性ならば悪性を示唆する
*いつから腫大があるかを問診する、大抵の良性の腫大は年単位で増大する、数週や数ヶ月での増大は悪性を示唆する
*頚部リンパ節の増大は悪性の可能性を示唆する
* 頚部のbruitが聴取されればGrave's diseaseの可能性があがる
* Pemberton's signのチェック
両手をあげるとretrosternal goiterにより静脈の閉塞がおこり顔面が赤くふくれる。