23日(土)秋分の日に山酔会の9月山行「富士山~富士講の足跡を辿る山歩き~」があり参加しました。
下見をして下さった幹事のG氏は下から五合目まで登られたのですが、18時頃までに横浜に戻らなければならない山酔会の日帰り山行では無理と判断し、五合目から下る山歩きになりました。
夜半から降り出した雨が3時半頃起床した時はまだ降っていましたが、5時過ぎに出かけるときは殆ど止んでいました。山梨県の天気予報は曇りなので雨には降られないでしょうという希望的観測で出かけました。
参加者は男性12名、女性19名です。横浜を6時25分頃出発。富士スバルライン五合目を目指しました。
富士スバルラインは霧に包まれ見晴らしはあまり良くありませんでした。9時半頃五合目(2395m)に到着。
レストハウスでトイレを済ませ、集合写真を撮ってから吉田口登山道まで移動。
吉田口を目指して下山を開始したのは10時12分頃でした。10時21分「不動小屋」の説明看板がありました。「江戸時代から続く山小屋で奥にある社には不動明王が祀られていた」ということです。今では小屋は残っていません。
緑豊かな樹の下道を下っていきました。
道の真ん中に、丸太で囲い、中に大きな石をつめた構造物があります(10時24分)。同じようなものが距離を置いて何か所もありました。土砂が雨で流れ下らないように造られたものではないかと思いました。
右の説明看板は「ここからから先の一帯は中宮と呼ばれる領域で富士山を三区分する草山・木山・焼山のうち木山と焼山の境に当たります」とのこと。
10時57分、四合目の大黒小屋跡に至る。
ここは開けた場所で青空も望むことができました。
大黒天の看板を読むK会長ら。 苔むした大きな一枚岩があり歴史のある登山道を実感(11時5分)
11時半頃?三合目三軒茶屋跡に到着。開けた広い場所です。ここで昼食になりました。
Sさんに炊き込みご飯のおにぎりを頂き、コンビニで求めた海苔巻きと稲荷寿司をお裾分け。
山男のYさんは家で作ってきたおでんを温めて振る舞ってくれました。ハンペンや昆布・ウズラの卵など5種類の具は味が良くしみていてとても美味しかったです。Sさんによる鴨出汁て作ったうどんと、Hさんによる生姜がアクセントになった餃子スープも美味しく頂きました。空気が冷たかったので温かいものはうれしいですね。
そのほかYさんがワインに合うといつも用意してくださるチーズやKさんのヒレ酒などもいただき、豊かな楽しい昼食でした。看板によると「ここは三軒茶屋と呼ばれ見晴らしが良かったので多くの登山者が休憩をした。早朝、麓の上吉田を発ちここで昼食をとることが多かった」そうです。
昼食後12時5分に出発。5分ほど下ったところに簡易トイレがありました。
車止めの柱の間をすり抜けて石段を下りました。2合目は廃屋になっています。その先にも神社の廃屋がありました。
一合目(1,520m)を通過。870m余を下ったことになります。
石の鳥居をくぐります。ここが富士登山の出発点なのでしょう。一対の猿の石像があり記念撮影。(13時4分)
野菊が咲いています。 馬返しに到着しました。(13時6分)
マイクロバスはここまで入れますが、我々は「中の茶屋」まで1時間ほど歩かなければいけません。
サラシナショウマでしょうか?
歩くのに飽きた頃、ようやく「中の茶屋」に到着しました。(14時3分)
この後、バスで「溶岩の湯」に移動し汗を流し、生ビールで乾杯し、横浜着は18時頃でした。
富士山五合目から下る「富士講の足跡を辿る山歩き」は緑豊かな登山道を、昔の人の信仰登山に思いを馳せるいつもとは一味違った山行でした。下りばかりでしたので腿の外側が筋肉痛になりました。