11月2日(金)、夫と二人で箱根の明神ヶ岳に出かけました。
亡き母に介護が必要になってから、二人で出かけることは適いませんでしたので、本当に久しぶりです。
明神ヶ岳は若い頃に登ったことがあります。薄の登山道と宮城野に下りてから温泉に入った記憶があります。
7時40分頃家を出て、小田原に向かいました。小田原から大雄山線に乗り、終点の大雄山駅から、道了尊までバスで10分ほど上ります。
道了尊にお参りし、登山の無事を祈ってから、登山道を登り始めたのは10時半頃でした。
しばらくは杉林の中の急登が続きます。私は山酔会のお陰で登山に慣れていますが、夫は久しぶりで息切れするようでした。
途中で休んでいると上から中年の男性が下りてきました。朝7時頃登り始め、明神ヶ岳に登って下りてきた。これから車で身延山まで行くとのこと。その元気さに驚きました。
林道を2回横切ってから、しばらく登ると小田原の町や相模湾が見晴らせる「見晴らし」に到着。
少し休憩してから、さらに登ると、記憶にある薄の明るい尾根道に到達しました。
12時を回っていましたので、ここでお昼を食べることにしました。お昼は小田原駅で求めた栗・山菜おこわです。お茶は保温水筒で持参しました。
やがて、下から威勢の良いかけ声が聞こえてきて、お揃いのウェアを着た若者の集団が上がってきました。 尋ねると神奈川県の警察学校の70名ほどの一団でした。
元気よく挨拶をして、通り過ぎていきました。
20分ほど休憩してからまた、同じような尾根道を明神ヶ岳を目指しました。
どうだんツツジや蔦・もみじなどの紅葉が見られ、赤い実を付けた木もありました。
しばらく行くと神明水という水場があり、さらに登るとまた樹林の下の登山道になり、ようやく明神ヶ岳の山頂(1,169m)に着いたのは午後2時20分頃でした。
山頂近くでまた、あの警察学校の一団に会いました。山頂で昼食を済ませ、これから宮城野に下山するようでした。
あいにく富士山の頭は雲で隠れていましたが、山頂からは神山や大涌谷などの風景が見渡せました。
予定より大分時間がかかっているので、すぐに宮城野目指して下山開始。
明神ヶ岳からの明星ヶ岳に到る登山道には竜胆と白い野菊があちこちに咲いていました。
宮城野までの下山道は予想外に遠く、もう着いたかと思うと別荘地で、その後もかなり下りなければなりませんでした。
漸く舗装道路に付いたのは4時半近くで、あと1時間も遅かったら暗くなって難儀するところでした。万一に備え、ヘッドランプを持ってくるべきだったと思い知らされました。
箱根町の宮城野支所でトイレを借り、温泉会館の場所を聞いて、温泉に入りました。
この温泉は町民は100円で入れるようで、地元の人が多く利用していました。
外来者は650円です。 熱い温泉でとても気持ちが良く、筋肉痛にならないよう足をマッサージし、髪も洗ってさっぱり!
お風呂から上がって、小田原行きのバスの時刻を調べると17時40分発。今、丁度40分です。地元の人が「今すぐ行けば間に合うかも」と教えてくれて、ダッシュ!
バスが少し遅れてきたので、間に合いました。
小田原に着いたのは6時半近くで、夕飯時でしたが、小田原での夕食では藤沢まで帰るのがかったるいので、藤沢まで戻ってから食事をすることにしました。
藤沢駅南口の焼鳥屋Tでレディスコースを頼み、生ビルで乾杯!焼き鶏もサラダも鶏雑炊も美味しかった!
明神ヶ岳は中級コースだそうで、次回は所要時間を2倍に見積もり、もう少し易しいコースにしなければと思いました。
でも、無事に歩き通せて良かったです。