南信州豊丘村 まつたけの里 堀越へようこそ

長野県下伊那地方、豊丘村堀越区から
まつたけ観光の情報を中心に日々の話題をお届けします。

有害鳥獣駆除‥ツキノワグマ

2019-07-12 22:47:00 | 今日の話題
最近かなり下界の辺りまでツキノワグマの目撃情報が多数あり、村の同報無線で注意をするように放送される日があります。
 
猪やニホンジカを有害駆除する罠にも錯誤捕獲される数が結構ある事から、豊丘村全体に対して捕獲許可が何頭か出ました。
 
9月になればマツタケ取りに山に入らなければならないので、怖くてたまりませんので、堀越の猟友会でも村指定の檻を設置する事になりました。
生憎の雨振りで、カッパを着ての作業となりましたが、マツタケのためなら?と頑張る会員です。
まず、設置する場所まで険しい坂を持ち上げなければなりません。足元は滑るし檻は重いし、大変!
平らな場所まで担ぎ上げ、組み立てて設置します。
ボルトで固定して、誘き寄せるハチミツの搾りカスを空き缶に入れトラップの仕掛けを完成させます。
何回か動作テストをして、「有害鳥獣駆除」の看板を掲げて設置完了しました。
 
一応ツキノワグマは少し保護動物対象になっていますが、ここ最近は生息数がかなり増えて来ているように感じます。
私な小さかった頃は熊が出たなどと言う話は聞いた事がありませんでした。
世間的には偉い学者の先生は「最近は餌が少ないので里に出てくるようになった」だの「里山が荒れて手入れがされていないので熊が人里まで下りて来る」などと宣いますが、私な勝手な推測では単に生息数が増えてしまってナワバリを求めて下界に生きる範囲を広げただけに感じます。
 
また、数年前までは錯誤捕獲されたツキノワグマには捕まった証拠のタグを耳に付けて放獣していましたが、最近はタグをする事はありません。
どのツキノワグマが何回捕獲されたか全く分からなくなってしまいました。もっともそれが放獣に従事する人の狙いなのでしょうが。
まあ、何をしても絶対に殺されないと言う事だけは学習するでしょうから、頭の良いツキノワグマは直ぐに下界に降りて来てやりたい放題です。
 
長野県在住の動物写真家、宮崎学氏のブログや本に色々と書かれているので、興味のある方は読んでみてください。
 
 
https://search.yahoo.co.jp/amp/s/torajiro21.wordpress.com/2010/11/04/ツキノワグマを巡る論争/amp/%3Fusqp%3Dmq331AQNKAGYAc70_fjMz4KXOw%253D%253D
 
さて、本当にツキノワグマは我々の仕掛けた檻に入るのでしょうか?
少し待ってみましょう。
 
投稿者 Apple
コメント
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