雑記帳

豊田市在住 あきたんの日記風ブログ 様々なジャンルのブログです。

針いっぽん 鎌倉河岸捕物控<十九の巻>

2012-02-05 21:17:40 | 読物
針いっぽん 鎌倉河岸捕物控<十九の巻>
平成23年11月25日~12月1日
著者 佐伯泰英
ハルキ文庫
【内容】宗五郎たちが湯治旅からもどり、鎌倉河岸がいつもの賑わいを取り戻した夜、政次らは、御堀端で神田橋御門から出てきた二艘の不浄船を目撃する。その翌日、政次の通う道場に加納傳兵衛と名乗る者が現れ、政次を相手に殺気を伴う立合いを見せるのだった。やがて、加納が御鈴廊下目付であることが判明し、大奥女中に奉公に出ていた古町町人の娘・お初が、城中で成敗されていたことが金座裏にしらされる。お初の無念の死を知った政次らは、禁断の探索に乗り出すが――。シリーズ十周年の記念すべき時代長篇。
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○さすがに、大奥となると歯切れが悪くなるのは仕方ないか。直接お裁きという事はないしね。くノ一も登場して、色を添える?
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三国志 第七巻

2012-02-05 20:12:06 | 読物
三国志 第七巻
平成23年11月15日~25日
著者 宮城谷昌光
文藝春秋
【内容】荊州において劉備の勢力が膨張している。孫権は本気で荊州を劉備に任せたのであろうか。北方にいる曹操の目には、両者は協調しているように映る。そして西方には馬超と韓遂が―熾烈な戦いを進める初老の曹操にとっていまや蔵月さえも障害になりつつある。建安二十一年、魏王となった曹操は、後継を誰にするか迷いの中にいた。
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○劉備と孫権、お互いに騙し合いながらなおも荊州を治めている。その間に曹操は馬超と韓遂の軍と戦い、勝利を収める。さて、曹操の長子、曹丕を跡継ぎにするかどうか、悩みに悩んだ末に。
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耳袋秘帖 神楽坂迷い道殺人事件

2012-02-05 18:04:35 | 読物
耳袋秘帖 神楽坂迷い道殺人事件
平成23年11月14日~15日
著者 風野真知雄
大和書房
【内容】神楽坂で「七福神めぐり」を模した娯楽が流行るなか、太巻き寿司屋“寿老人”のあるじが石像に頭をつぶされて亡くなった。一方、江戸を騒がす大泥棒出現の噂に南町奉行所は密かに動き出すが―。奇談集『耳袋』を書き記した赤鬼奉行根岸肥前が、江戸に起きる怪事件の謎を次々解き明かす痛快お裁き帖。
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○七福神を巡って、暗躍する悪党ども。お宝目当ての最後の仕事に大泥棒がかかわっていた。事件は、解決したようですべて仮の解決である、そういう根岸の本心はどこにあるのか?
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耳袋秘帖 人形町夕暮殺人事件

2012-02-05 17:54:35 | 読物
耳袋秘帖 人形町夕暮殺人事件
平成23年11月8日~14日
著者 風野真知雄
大和文庫
【内容】南町奉行根岸肥前が不可解な病で寝込むなか、日本橋にほど近い人形町で、夕暮れどきに人が殺された。そのそばに置かれていたのは、不思議なかたちのひとがた(人形)だった。さらに、人形町で殺しが二件つづく―。奇談集『耳袋』を書き記した赤鬼奉行根岸肥前が、江戸に起きる怪事件の謎を次々解き明かす痛快お裁き帖。シリーズ第九弾。
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○体の調子を崩しながらなんとか怪事件を解決してゆく。しかし、体調不良の原因がなかなかつかめない。今回は「人形」がキーワードとなっていて、まさか、と思うような仕掛けが舞っていた。
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耳袋秘帖 麻布暗闇坂殺人事件

2011-11-10 02:17:03 | 読物
耳袋秘帖 麻布暗闇坂殺人事件
平成23年11月7日~8日
著者 風野真知雄
大和書房
【内容】坂の町、麻布。大黒坂を上って、一本松のところで出合う坂に暗闇坂がある。暗闇坂という名は、昼なお暗いことからきている。その暗闇坂界隈に不思議なうわさが立ちはじめた。幽霊が出るというのである----。奇談集『耳袋』を書き記した赤鬼奉行根岸肥前が、江戸に起きる怪事件の謎を次々解き明かす痛快お裁き帖。シリーズ第八弾!
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さて、今回は「坂」がテーマとなっています。人生とは遠い坂道を上るがごとく、とか言いますが、坂の上の家と坂の下の家では、やはり違うのでしょう。今でも「山の手」というと高級住宅街などを想像してしまいます。その坂に暗闇が潜んでいた。その闇を暴くことができるか?赤鬼。
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吉原裏同心15 愛憎

2011-11-10 02:09:21 | 読物
吉原裏同心15 愛憎
平成23年10月31日~11月7日
著者 佐伯泰英
光文社文庫
【内容】吉原で近頃人気の中籬に脅迫文が投げ込まれた。相談を受けた吉原会所の神守幹次郎らが調べ始めたところ、その前に刺客・夜嵐の参次が現れた。参次は人気花魁・薄墨太夫の前にも出没。そして、薄墨が可愛がっていた禿の小花が消えた。はたして小花の拐かしの首謀者の狙いは何か。また、幹次郎と薄墨太夫を狙う夜嵐の参次の正体とは—。絶好調シリーズ第十五弾。
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「土俵入り」から始まって、次回につながるかもしれない「あやかし」「魑魅魍魎」「妖怪」が出てきた。初めの方で、どこかへ行ってしまうのだが、次回でまた出てきそうですよね。夜嵐の参次は、薄墨太夫の知り合いだった。そして、その参次にもまだ隠された秘密があった。その秘密を暴きつつ吉原を守る幹次郎。そして、新しい武器の会得に紫光太夫も一役買う。
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耳袋秘帖 新宿魔族殺人事件

2011-11-02 00:20:08 | 読物
耳袋秘帖 新宿魔族殺人事件
平成23年10月28日~31日
著者 風野真知雄
大和書房
【内容】内藤新宿でやくざが次々に殺害された。探索の過程で浮かび上がってきた「ふまのもの」とは、いったい何者なのか。一方、随筆集『甲子夜話』で知られる松浦静山が、南町奉行根岸肥前守鎮衛に怪異の謎解きを迫る。奇談集『耳袋』を書き記した赤鬼奉行根岸肥前が、江戸に起きる怪事件の謎を次々解き明かす痛快お裁き帖。シリーズ第七弾。
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「ふまのもの」⇒「風魔の者」。結構、初めのあたりで目撃されてはいたが、なかなかその正体が見えてこない。山奥で暮らしていた「風魔の者」たち。ある日突然、やくざ者に殺されてしまう。そこらへんは、ご都合主義的ではある。だって、風魔の末裔で忍者でしょ?それが、下っ端やくざに殺されてしまうとは。それも4人に。「佐渡の穴」は、どこかの詐欺事件みたい。TVでも「詐欺もの」がありますが、そのお江戸版というところでしょうか。表題の「新宿魔族」とは、現代の日本人に当てはまるような気がしますね。たぶん作者もそのあたりを意識しているんでしょう。
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耳袋秘帖 両国大相撲殺人事件

2011-11-01 18:36:49 | 読物
耳袋秘帖 両国大相撲殺人事件
平成23年10月25日~28日
著者 風野 真知雄
大和書房
【内容】有望な若手力士が殺された。殺しの手口は、鉄砲、かんぬき、張り手。江戸相撲最強といわれる雷電の得意技だ。当初、雷電に嫌疑がかかるが、下手人は三人の浪人であった。なぜ、三人は雷電を下手人に仕立てあげようとしたのか―。奇談集『耳袋』を書き記した赤鬼奉行根岸肥前が、江戸に起きる怪事件の謎を次々解き明かす痛快お裁き帖。シリーズ第六弾。
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今回は「序」から始まっています。若手有望株の力士が殺された。雷電為右衛門が犯人らしい。しかし、証拠がありすぎて、普通でも疑いません。これは武士社会の悲劇ともいえる。当時は、相撲取りは藩のお抱えが多く、藩主の意向に逆らえないのだ。雷電のような相撲取りを抱えることで自尊心を保つのだ。そして最後に赤鬼の「けたぐり」が決まる。
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耳袋秘帖 谷中黒猫者殺人事件

2011-11-01 18:26:14 | 読物
耳袋秘帖 谷中黒猫者殺人事件
平成23年10月21日~25日
著者 風野 真知雄
大和書房
【内容】美人姉妹が住む谷中の“猫屋敷”で事件が発生した。姉妹の父親は、五年前に押し込み強盗で殺された海産物問屋のあるじであった。火付盗賊改方の長谷川平蔵(鬼平)が処理した押し込みの一件に、“猫屋敷”の事件は関係があるのか―。奇談集『耳袋』を書き記した赤鬼奉行根岸肥前が、江戸に起きる怪事件の謎を次々解き明かす痛快お裁き帖。シリーズ第五弾。
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昔起きた事件の裏には、まだ未解決のところがあった。鬼平も釈然としないながらもその事件は闇に葬られるところであった。赤鬼が気づかなければ。今回は「猫」「鼠」「蝦蟇」「蛇(竜)」が出てきて、楽しませてくれる。
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耳袋秘帖 深川芸者殺人事件

2011-10-24 19:36:27 | 読物
耳袋秘帖 深川芸者殺人事件
平成23年10月15日~21日
著者 風野真知雄
大和書房
【内容】深川きっての売れっ子芸者力丸。南町奉行根岸肥前守鎮衛の恋人である。その力丸が、お座敷を控えていた料理茶屋から忽然と姿を消した。さらに、力丸に憧れる後輩芸者が殺される。力丸の身に何が起こったのか―。奇談集『耳袋』を書き記した赤鬼奉行根岸肥前が、江戸に起きる怪事件の謎を次々解き明かす痛快お裁き帖。シリーズ第四弾。
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●南町奉行根岸肥前守鎮衛の恋人である売れっ子芸者力丸が行方不明になる。その裏には、深川と吉原の確執が潜んでいた。在りし日の隆盛を極めた吉原と今は盛りの深川が対決色を深めて行く。その確執に巻き込まれたか? 
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耳袋秘帖 浅草妖刀殺人事件

2011-10-18 08:59:23 | 読物
耳袋秘帖 浅草妖刀殺人事件
平成23年10月12日~14日
著者 風野真知雄
大和書房
【内容】凶悪な盗人「おたすけ兄弟」が隠した金を、町奉行所の中間が使い込んだ。病に罹った娘を救うために、高額の薬代を用立てなければならなかったのだ。おたすけ兄弟から追われる身になった中間だが、奉行所には頼れない―。奇談集『耳袋』を書き記した赤鬼奉行根岸肥前が、江戸に起きる怪事件の謎を次々解き明かす痛快お裁き帖。シリーズ第三弾。
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盗賊「おたすけ兄弟」の捕り物を軸にして、様々な怪事件が起こる。そして、最後には、妖刀村正にたどり着くが、やはり村正は妖刀なのかそれを持つ者は不思議な死に方をする。そうそう、闇にうごめく暗殺集団の影も垣間見える。
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耳袋秘帖 八丁堀同心殺人事件 

2011-10-18 01:03:25 | 読物
耳袋秘帖 八丁堀同心殺人事件
平成23年10月7日~12日
著者 風野真知雄
大和書房
【内容】軽輩の出身でありながら、六二歳で町奉行に大抜擢された赤鬼奉行根岸肥前守鎮衛の前に、前代未聞の大事件が発生した。与力や同心の組屋敷が置かれた八丁堀で町奉行所の同心が二人、何者かに斬り殺されたのだ。町奉行所の威信にかけて、下手人を突き止めなければならない―。シリーズ第二弾。
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怠惰な同心たちが切り殺されていく。そのうちに奉行である根岸鎮衛にも魔の手が伸びる。その間にも「狐面」「河童」「人面木」「鬼」と次々に奇怪話を紐解いていく。
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新・古着屋総兵衛2 百年の呪い

2011-10-10 05:12:53 | 読物
新・古着屋総兵衛2 百年の呪い
平成23年10月6日~7日
著者 佐伯泰英
新潮文庫
【内容】今坂一族の卜師梅香林は、鳶沢一族に張り巡らされた闇祈祷を看破した六義園を拠点とした闇四神の結界は富沢町、さらに駿府鳶沢村をも包囲していた。幾重にも仕掛けられた柳沢吉保の百年の呪いに十代目総兵衛勝臣は敢然と立ち向かう。一方、闇祈祷の術者の一人李黒は、鳶沢一族と一心同体であるはずの影・本郷康秀の元に去ったという…。壮大な物語が動き始めた。渾身の第二巻。
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新しく十代目を迎えた鳶沢一族。六代目の風貌を持つといわれる十代目の初陣が待っていた。新しく今坂一族を加えた鳶沢一族には、やらねばならぬ使命があった。そして、その鳶沢一族に百年前からの呪いがかけられていたと言う。九代目もその呪いで殺されたことがわかってくる。百年の呪いは解けるのか。
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妻は、くの一⑩ 濤の彼方

2011-10-10 04:50:40 | 読物
妻は、くの一⑩ 濤の彼方
平成23年10月3日~6日
著者 風野真知雄
角川文庫
【内容】星が降るような夜空の下、織江と初めて出逢ったのは、もう2年近くも前のことだった。長崎へと進む船の上で、彦馬は出逢いの時のこと、そして離れ離れの月日のことを想っていた。諸外国を巡るよう静山から任ぜられた彦馬は、一緒に日本を脱出するため、織江を待ち続ける。だが、織江を狙う黒い影もまた、長崎の地へ向かっていた。さまざまな想いが行き交う彼の地で、最後の戦いが始まる―。「妻は、くノ一」、ついに完結。
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終にこのときが来ましたか。たった1ヶ月の夫婦生活、隠密の仕事とは言え織江は心ならずも彦馬と生活をし、その彦馬に惹かれとうとう隠密まで抜けようとする。その2年間の物語であるが、そうそう昔「愛染かつら」というのがありましたが、それに近いものがありますね。再会できそうで、できないもどかしさが大いにそそられるのです。サブ物語に「静山」の過去も絡ませながら物語りは進んできました。二人は、添い遂げることはできたのでしょうか?
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耳袋秘帖 赤鬼奉行根岸肥前 

2011-10-10 04:37:57 | 読物
耳袋秘帖 赤鬼奉行根岸肥前
平成23年9月22日~10月3日
著者 風野真知雄
大和書房
【内容】六二歳で町奉行に大抜擢された根岸肥前守鎮衛。肩には、無頼時代に彫った赤鬼の刺青が光る。綽名は「大耳」。さまざまな人脈からもたらされる裏情報が最大の武器なのだ。その大耳に入った奇談を集めた『耳袋』の著書でも知られる根岸だが、極秘版の『耳袋秘帖』をひそかに記していた。江戸に起きる怪事件の謎を次々解き明かす痛快お裁き帖。
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江戸時代には、凄い人事があったわけですね。そして、かなり長い期間勤めを果たしたようです。歳はとってはいるが、精力的に動くところは昔だからなのか、それとも創作なのか、でも昔の人は元気ですからね。特に私の身近では、明治生まれの人達ですが、結構丈夫でしたからね。当たらずとも遠からずなんでしょうね。不可思議物語にちょっとした色気もつけて、その上で人情さばきもあるという。文春文庫のシリーズに先駆けて書かれたものです。初版は2007年2月15日です。
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