ツール・ド・おきなわ２００８（レース編）

昨年は１回目の普久川で切れた。今年は果たしてちゃんと普久川の登りを上がれるか不安でいっぱい。自信が全然ない。去年は胃腸の調子が悪かったので登れなかったということになっているが、これ、もし今年も１回目の普久川で切れたら昨年は胃腸の調子関係なく実力で切れたことになるし。うわ～、ど～しよ～（汗）。

●雨の中のスタート
４時半に起床。もそもそと起きだしてから軽めに朝食。きのう食い過ぎたのでチョイ気持ち悪い。雨はしっかりと降っている。かなんな～。

レースの準備。補給はカーボショッツ２本と参加賞のパワー汁１本を後ろポケットに忍ばせる。ボトルはトリプルカーボをけっこう満タン。７時に８５ｋｍ組をお見送り～。７時１５分ぐらいに１３０ｋｍクラス・スタート地点である国頭の道の駅へ。スタートまでまだ時間があったので、アップがてらあたりを軽く走っておく。

道の駅でスタート地点に自転車を並べて雨宿りしながら待機。２列目ゲット。とどさん、tadahisaさんとしゃべりながらスタートを待つ。WAVE ONEの中田さんも１３０ｋｍに出場されるそうで、私たちのところへ来てご挨拶してくださいました。またチームジャージの件でよろしくお願いします。ぺこり。

市民２００ｋｍクラスの通過の関係で定刻より遅れて８時５５分に市民１３０kmクラス、スタート！序盤の国道区間は３０ｋｍ/ｈぐらいのまったりペースだが、スタート遅れても関門の時間は変わらないので、無理して前に上がる人がようけ。せっかく前に並んだのに気づけば集団中盤まで下がってた。トンネルの中で集団が減速して「おーい！」という声がトンネル内に響くのは毎年恒例。


●前半のポイント、普久川ダムの登り
与那で右折して１回目の普久川の登りへ突入。昨年は早くもここで切れたが今年は果たして？？集団中盤より徐々に順位をあげていく。おおっ！いける、いける！ちゃんと登れてる。登り区間の中ほどで先頭集団の前の方に追いつく。そのままこのポジションで展開。二人ぐらい先に逃げているようだったがメイン集団トップで山岳ポイント通過。今年はちぎれなかった！

登りでちょっとばかしアドバンテージを作ったので、そのぶん下りは無理せずに慎重に下れる。普久川関門通過してから安田分岐で左折し本島北部へ向う。ここからしばらく下り基調。集団の先頭を引いたりします。

風車付近でメイン集団２０名ほど。ほどなく海岸沿いに出る。ええ景色をチラ見。後方から何人か追いついて、奥の登りでメイン集団３０名ほど。集団で奥のキツい登りをクリア。辺戸岬まで軽いアップダウン。２００ｋｍクラスのＴ２さんに声を掛けていただきました。スピードけっこう乗るので、雨が顔にペチペチ当たって痛い。

辺戸岬手前で逃げていた二人を吸収。メイン集団は先頭集団に。辺戸岬すぎてからは海沿いの平坦区間。二回目の普久川の登りを前に、ここで脚を温存しておきたかったところだか、ペース結構速い。と言っておきながら自分もローテーションに加わる。


●おじゃましまんにゃわ
辺戸岬からひとつ目のトンネルを高速巡航で抜ける。爽快や～。二つ目のトンネルで大落車があった模様で85ｋｍクラスの集団がストップしていた。だいぶ距離があったので落車には突っ込まずにいっかい止まる。リスタートしようとしたらツルッとすべってコケてしまう。まわりも同じようにリスタートしようとして滑ってコケる。吉本新喜劇での井上竜夫のギャグのあとみたいに皆こけていた。トンネル内の路面が鍾乳石のようにツルツル。こりゃ滑るわな。

左のブラケット曲がってしまった。ブラケット真っすぐになおしてからリスタートするか、そのまま行くか迷ったが、結局ブラケット曲がったままなおさずリスタート 。結果的にこの判断がよかった。

ツールドフランスでチームカー使って前に上がるように、限り無く棒状になっていた85ｋｍクラスの隊列を使って前にあがり先頭集団に追い付く。あ～やばかった＆しんどかった～。先頭集団の前方に目をやると、おおっ！チーフさんが前におられる。全然姿見せなかったじゃないですかー。というか私が前出過ぎ。二回目の普久川の登りの前にカーボショッツを一本摂る。


●今年は２回とも登れました
与那を左折して二回目の普久川の登りへ突入。集団で登っていきます。山岳ポイント手前でダンシングで加速し集団を抜け出す。山岳ポイントをトップ通過！やった、山岳賞や！と思ったが、チーフさんによると一人逃げていたらしい。じゃんねん。去年は一回目の普久川で切れたが、今年は２回ともメイン集団で上れたので感動で目頭が熱くなるようであった。

普久川関門で油断して少し離される。やばいやばい。下りで踏んで追い付く。安田分岐を今度は右折して東村方面へ。アップダウン区間がしばらく続く。集団は200ｋｍ、130ｋｍ、85ｋｍ、学生さんらが入り交じって30人ぐらいにふくれ上がっていた。ここのアップダウン区間も結構キツい登りが波状攻撃でくるので脚が削れます。チーフさん男引きで、かっくいーです。

このへんで８５ｋｍクラスのJINさんに追いつき、これ以降JINさんと同じ集団で展開。高江から平良へ。去年はこの区間は単独で地獄だったが今年はあっという間。えっ、もう平良なん？ていう感じ。やっぱ集団に乗るとレース進むのも早いですね。平良関門を通過し本島南海岸に出る。ここでも海をチラ見。源河の登りに備えて、ここで２本目のカーボショッツ。


●終盤の勝負どころ、源河の三段登りですが・・
慶佐次に到達。ここの登りきつい。だいぶ脚にきていたので、一旦ちぎれるが下りで追い付く。だが、源河の三段登りでついに先頭集団から切れる。チーフさんも行ってしまった。あ～あ。 研ナオコのあきらめの夏が頭の中で流れる。ＪＩＮさんからも離れてしまった。源河から下って三人パック前を追いかけ、先頭集団の次のＪＩＮさんグループに追い付く。

再び本島北海岸に出て海沿いを走ります。 各クラス混成１５人でローテーション。ええぺース。やがて集団は海沿いを離れ名護の中心部へ向かっていきます。オーバーパスのドーンとした登りをパスし片側２車線の道路に入って終盤も終盤である。ＪＩＮさんの先頭固定気味であったので「ＪＩＮさん、引くわ」と言ってＪＩＮさんの前を引く。去年は私がへろへろになっているところをＪＩＮさんに引いてもらったのでね、今年は私が。


●１３０km走りきってゴールへ
植物園の登りを過ぎてから集団は牽制モード。先頭交代の間隔が明らかに落ちていた。ゴールまでの残り距離が次第になくなってくる。ゴールまで残り５００ｍから集団が加速。たぶん、もう１０位か１５位ぐらいやけど、一応スプリントやっとくかあ。残り２００ぐらいから約１５人の集団でスプリント。しまった！集団のど真ん中に埋もれてしまった。 しかしこの時は冷静だった。 わずかな隙間を縫って前に出ながら集団の5番手ぐらいでゴール！

いつやめようかと考えながら走った昨年とは違い、今年はまともに走れたので、それで十分であった。一年前のおきなわでの忘れ物を取り戻した。

昼食券でタコライスを食ってからレンタカーに荷物を預けて、サニーサイドの面々と自走で名護市内のリゾネックスへ移動し投宿。ホテルの部屋で後片付けをしている時に、ふれあいパーティーの場所取りをしている、のぞみ１号さんから電話があり、私が６位らしい。おおっ！順位はあきらめていたのに入賞とわ！去年の１２３位から大幅に順位上げました。

タクシーで名護市民会館へ移動し、ふれあいパーティーに参加。ビールや軽食などを食べながら楽しむ。そして最後はエイサー大会！去年に続きトラック野郎さんがステージに上がってノリノリ。これを見ないと沖縄から帰れません。

ふれあいパーティー終了後、地元の居酒屋へ移動し打ち上げ。去年のビールの味はほろ苦かったが、今年は最高においしかった！ウーロン茶が。

ふれあいパーティーのエイサー大会。
ステージに上がり太鼓を借りてたたくトラック野郎さんと筧五郎選手のランデブー。