下関あいFP・マンション管理士ブログ★ 山口・北九州を中心に活動する実務経験豊富なマンション管理士★

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管理会社の収益は・・

2017年04月28日 | マンション管理
管理会社の「基幹事務」の費用・・ひと昔前と比べると

ずいぶんと安くなりました。


でも・・この仕組み、とってもうまくできていて、

管理会社によれば、ばっと見の「基幹事務」という項目は安く

なっているけれど・・・


管理組合運営支援業務という新しい項目や

補助業務というような新しい項目が増えていたり。


コピー代や切手代、封筒代も別途請求として

紙1枚に至るまで全て請求という管理会社もあります。

決算書を見て。「雑費」が物凄く大きな金額である物件もありますよ。


管理会社もあの手、この手で・・いかにコストが安く見えるようにと

工夫をしているように思えます。


やはり今、多いリプレイスにどう戦ってゆくのかと

しっかり戦略をとっているように見えます。



でも、もっと注意なのが・・・

管理会社の収益、実は毎月のランニングでは

今は、それほど儲けにはなっておらず。。


その反面、工事収益でがっつり儲けるという仕組みになっています。

まあ、昔からその体質はあったようですが。

リプレイスが激しくなった今は、金額を比較されやすい委託費用は

安く抑え、その代わりに収益になる「営繕工事」でかっつり儲けようと。


さらに言えば・・・大規模修繕工事でがっぽりという仕組みでしょうか。


コストを抑える、よく聞く事ですが。

要は、自分達でできることは自分達でする。

ここにしか正解はないと思うのです。



あるいは管理会社があれば、しっかりとコミュニケーションをとり

上手に使う。できない事はしっかりフォローして頂く。

管理組合と管理会社でしっかりと2輪として歯車を稼働させる。

ここに限ると思うのです。
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管理組合の決算書式

2017年04月28日 | マンション管理
それぞれの管理組合によってさまざまな決算書式(会計書式)があります。


管理組合会計の基本的な考え方は・・・

「予算準処主義」

まず予算書にする前に、きちんと理事会を開催し、

事業計画を煮詰め、見積を取得し予算化を行う。

そして、総会へ議案として予算を上程し承認を得る。


そして、総会で承認されれば、

それに伴って理事会を開催し、事業計画に沿って進めてゆく。

とこんな感じでしょう。


けれど・・自主管理物件の多くでは

『予算書』そのものがない管理組合も珍しくありません。


かつ、自主管理では決算書の形式もさまざまで・・・

よく言えば、経理がわからなくても作成できるよう

家計簿にも似た、報告書が決算書になっているケースも結構お見受けします。


会計担当者が素人である事も多いため、

貸借対照表は無理(なし)

パソコンも使えないというケースも多々ありますので

手書の書式も珍しくなくと・・。

いたしかたないという事もあるでしょう。


でも・・・国土交通省の指針では、

会計報告書・貸借対照表の作成が望ましいとなっています。


借入をする際には、必ず決算書が必要です。

また、現金主義という形式の場合・・

家計簿のような形式の場合・・・

「未収入金」がしっかりと把握できていないというケースもあります。

しっかりと未収入金を把握し督促を行う。

こういう事も必要です。


ご不明な方、お尋ねください。

ベストなアドバイスをしてさしあげますよ。
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