実家が豪雪に見舞われています。
新潟や山形に比べたら、普段はそれほどビックリするような雪の量の無い故郷ですが、今年は違います。
ニュースで
観光地の雪崩が報じられて不幸な結果になりました。
つくば辺りは年に1~2回の雪でも大わらわ
になります。
冬は雪の生活をしていたアタシもこの頃はすっかりつくば人で雪掻きもチョイチョイなのに、アセ
です。
夕べ伯父さんが亡くなったと言う知らせを今朝もらいました。
特急「こまち」
が止まったり、駆けつけるのにも天候がこの様ではと配慮してくれて「
来なくて良いよ」と言ってくれました。
母の弟で本家の前当主でした今は従兄弟。
昔の地方は永い雪の冬は現金収入を暖かい地方へ
出稼ぎに求めていましたが、その出稼ぎ先で伯父さんは倒れて半身が不自由になりました
。
もともと、農家です、結構広い
田んぼを持っていて生涯の仕事が出来なくなってホロホロと泣いた
と当時は聞かされました。
あれから何と、
20数年になります。
だんだんとベッドの生活になって、意識もあちらへ行ったりこちらへ戻ったりも10年近く送りました。
ここまで長命で居られたのも本人の生命力はもちろんですけど、家族のチームでの
看護が成したことと思います。
お疲れ様って言いたいな。
伯父さんの子供、アタシの従兄弟は立派
、「出稼ぎ」は辛く無いといえば
ウソになります。
親たちが老齢になって出稼ぎに出ないで済むようにしたいと地場での通年の農業を何とかしたいと開拓に励みました
。
今は、ノビル「
ひろっこ」と称して香りが高くて春には無くてならない食材の栽培を手がけ料亭へ収める道筋を作りました
。
ニュースで報じられた温泉に
「芋鍋」の芋を納める業者にもなりました
。
朴訥で、社交的ではないけれど、辛抱強く実行する性質なんですね、
郷土の芸能も後継者に悩んでいるのを家族で受け継いで又守っています
。
持ち出しも多いのに、感心します。
ようやく県からも伝承芸能として支援されるらしいですが、コツコツと継承して来た結果が認めてもらえて日のあたる場所へ出してもらえたんですね。
「ささら」踊りといいますが、「
梅沢ささら」アタシはきらびやかな衣装で舞うわけでは無いけれど、無う様(さま)は他に比べてここが1番
と思います
誉めたい!
雪に話をもどします、その、母の生家(本家)は敷地が広めなので、敷地の中に墓地が有ります。
今は火葬でお骨を納めるだけですが、
お墓を出現させる為に重機を借りて雪をどけるというより、掘る作業をしないといけないそうです。
お葬式も場所によっては事業です。
参集の親戚だって大変です。
アタシの
父も亡くなったのが5~6年前の1月、雪には縁が有ります。
父の時は従兄弟が故郷のお葬式の風習を教えてくれて、従兄弟に世話になりながらお葬式を収めました。
1週間お墓へお灯明を家族が灯しに通うんだそうです。
あの時は普通の冬の雪状態でしたけど、この度はホント大変です。
地場産業、簡単に言いますが、地場があればこそです。
アタシの実家は
シアワセかも知れません。
従兄弟の娘は伯父の看護をきっかけに
介護士になったんですねー。
それで、今がん治癒効果で名高い玉川温泉、
新玉川温泉のほうへ勤務しています。
麓角館に新居を構えたので通勤時間2時間は固い、アタシも昨年尋ねて見たけど、山の中へ遠い!
よー。
ほぼ毎日往復
です。
環境といえばそれまでですが、
辛抱が無いと出来ない事。
さすが従兄弟の子供です。
アタシの兄の娘は実家の近くに有る
郷土芸能の団体に職を得て職場日記更新に努めてます。
どちらも是非お出かけの際は
お立ち寄り下さいマセ
。
宣伝ついでに職場結婚した姪の旦那がこれまた団体の出先事業の
ホテルに勤務、まだ行った事は無いんだけど、海と夕焼けを温泉
に浸かりながら眺めたいとウズウズしてます。
よろしかったらこちらもどうぞ
。
縁故の者がこうしてどこかで繋がって地場を支えてるんだなと遠方にいる者は時々感慨深く思うので有ります。
伯父さんの訃報から様々に田舎を思って今日は書き連ねました。