つまがリズム

きままな、ひとりごと

単純な脳、複雑な「私」 を読んで(2)

2017年09月06日 | テレビ メモ
平成29年9月6日(水)

単純な脳、複雑な「私」
池谷裕二(いけがや ゆうじ) 著
を、読んでのメモ
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脳のゆらぎ(ゆらぎ=ノイズ)

○「入力+ゆらぎ=出力」という計算を行うのが脳





○ゆらぎ(ノイズ)の利用
航空会社が採用したアリのエサ運搬システム



○わずか20ワットの電球と同じ電力で脳は動く
脳は体重の2%に過ぎないけれども、エネルギー消費は全身の20%以上になる。
そのエネルギー源は、食べ物からのエネルギーと脳内で自然発生するゆらぎ(ノイズ)を利用している。
食べ物からの栄養は400キロカロリーにすぎず電力量で言えばたった20ワットにすぎない。

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単純な脳、複雑な「私」を、読んで (1)

2017年09月06日 | 読書感想
平成29年9月6日(水)

単純な脳、複雑な「私」
池谷裕二(いけがや ゆうじ) 著
を、読んでのメモ
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○(脳の研究では、ひらめきと直感とは違う概念) 
 「ひらめき」は思いついた後に、その理由を言える→ 大脳皮質が活躍
 「直感」は、思いついた後に「なんとなくこう思う」としたあいまいな感覚しかない
   → 大脳基底核が活躍

○(大脳基底核について) 
 「大脳基底核は『手続記憶』の座である」
   =つまり自転車の乗り方やピアノのひきかたなど、
    何度も繰り返して訓練して、そのかわり一旦、習得したらミスなくできて忘れない
    という働きの場所である。

   例えば、プロ棋士は幼いころから訓練をして差し手と盤面の展開が血となり肉となっている。
   そういう訓練をした人の脳は、その局面を見ただけで「直感」が働く。
   無意識の脳が膨大な計算を瞬時に行って次の一手を教えてくれるのではないか。

   ≪結論≫ 直感は「訓練」によって身につく。

○(好きになることは、脳の回路が変化すること)  
  ネズミの実験。
  「ラ」の音をネズミに効かせながら、テグメント(快楽を生み出す場所)を刺激すると
   ニューロンの数が増える。

○(「動かそう」と意図した時には、脳はもう準備している)
   自由意志があるかどうかの実験(参加者に「好きな時に手を動かして」といって脳活動を図った)
    

      
  
    
   
    
       
     

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