デ某の「ひょっこりポンポン山」

腎がんのメモリー(術後10年クリアーし"卒がん")、海外旅行記、 吾輩も猫である、人生の棚卸しなど。

かんわきゅうだい 14(ノクターン)

2015-10-31 16:54:59 | かんわきゅうだい
 憧れが一つ・・・
 学生時代、サークルOBの結婚式に出席しました。ハンサムな花婿、美しい花嫁のなれ初めを聞き若い心はすっかり憧れました。そのハンサムな花婿さんが今月11日に逝かれたと、あの美しい花嫁さんが記されていました。憧れが一つ・・・遠く去り行きました。

 邂逅
 仕事で知り合い30年余お付合いのある医師から今月初め、お手伝いした或る件のお礼の電話がありました。「検査入院」先からの電話ゆえお見舞いを見合わせていたら、訃報が届きました。その方から贈られた某書家の「邂逅」との書を・・・いま見ています。

             

 亡くなって9日後に
 旧勤務先の後輩は毎年人間ドックに行き毎年「要精検」の指摘を放置、漸く受けた診察でステージ4の大腸がんを告げられました。2度の手術を経てなお芳しくなく、休職2年半の26日、一人暮らしのマンションで死後9日で発見・・・哀切の極みです。

 寒い京都を歩く愉しみが一つ・・・
 寺町二条、寡黙なおじいさんが秤り売りする「川越芋」。底冷えの京都の有難い味と温もりでした。少し塩味のきいたほっこりの焼芋・・・百年続く焼芋屋さんでしたが、亡くなられ店は閉じられました。寒い京都を歩く愉しみが一つ・・・なくなりました。

     フジ子・ヘミング・・・ショパン「ノクターン(No.2)」 

 【補遺】… 2022.11.9 記
   今日は結婚記念日No.48 ... 妻は法事で函館へ行っており特別な行事?はなし。
   妻『こんど 美味しいものでもいただきましょう』。
   辻井伸行さんのショパン「ノクターン(No.20)」を!(アイスランド公演でアンコールに応えた演奏)
   演奏後 客席の青年が涙をぬぐう姿がとても印象的。


          ※ 「ノクターン」の演奏は2分10秒~


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吾輩も猫である~40 http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/58089c94db4126a1a491cd041749d5d4
吾輩も猫である~80 http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/dce7073c79b759aa9bc0707e4cf68e12
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20 コメント

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こんばんは (pukariko)
2015-10-31 19:19:39
デ某さんは今年多くのご友人をなくされたのですね。
私も一人、大事な友を失いました。
…寂しいですね。
年々、喪中欠礼のハガキが増えます。

ひとり暮らしのかたの孤独死、明日は我が身です^^;
新聞がたまったら、灯りがつかなかったら、
誰か気付いてくれるでしょうか。
返信する
ノクターン… (moka)
2015-10-31 19:44:12
綺麗なピアノの音色が
ひとり寂しく過ごす部屋の中に流れてきました。

その音色と共に、私も今までお別れした方々の事を
思い出させていただきました。

すっかり冷たくなった夜の空気。
今夜は、ホットミルクで身体を温めましょうか?
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イメージ (aimaco)
2015-11-01 00:05:51
亡き人を想う時でも、選曲がハマっていますね、流石です。私も、幼稚園の同級生を、ほぼ50年ぶりにライブハウスで再会したのに、忙しさにかまけていたら、新聞死亡欄に!トライアスロン参加中 心不全?で川に…。まだ子供が後を継いでおらず、どうされるのか残された家族が気になりました。病気があってもなくても、突然前触れもなく逝かれるのは 辛いですね。そういう時に独り者は、危険…だけれどご近所さんと仲良くしていないと?気付かれませんね。難しい時代です。私も、娘が嫁いだら一人生活に?不安であありますが。定年まで仕事できるのかも予測がつかないので困ります。なので、動けるうちに楽しもう、と。あ、ノブと佐渡さんの、TVで見るの忘れてしまって悔しかったです。こちらでは、牛田君も人気ありますよ。可愛い男の子からちょっと成長しましたね。若い人の頑張りは嬉しいですね。お酒も、芸術もジャンル問わず、何でも受け入れようとするタイプなんで… 気が多いといえばそれまでですが…。
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今日 明日 (デ某)
2015-11-01 09:11:06
pukarikoさん
お早うございます。コメントありがとうございました

> 私も一人、大事な友を失いました。…寂しいですね。
> 年々、喪中欠礼のハガキが増えます。
お友達のこと、ブログに記していらっしゃいましたね
喪中欠礼で初めて知ること・・・ありますね。
また賀状の返信がなく ご家族からの寒中見舞いで初めて知ることも・・・。

> ひとり暮らしのかたの孤独死、明日は我が身です^^;
> 新聞がたまったら、灯りがつかなかったら、誰か気付いてくれるでしょうか。

当人には「孤独死」という淋しさ 哀しさは 余りなかったような気がいたします。
彼の母親は この春 長く闘病中だったおつれあいに旅立たれ
「看病を兼ね息子といっしょに暮らそうかなぁ」と考えていた矢先だった由。
連絡がとれず訪ねたマンションで息絶えた一人息子を発見した母親の哀しみ、
如何ばかりか ・・・ 想像を絶します。

でも 生きてきた幸せは 旅立ちの一瞬が如何にあろうと 変わりありますまい
生きているありがたさをいっそう感じつつ 今日と明日を生きましょう
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ホットミルク! (デ某)
2015-11-01 09:24:56
mokaさん
コメントいつもありがとうございます

> 綺麗なピアノの音色が ひとり寂しく過ごす部屋の中に流れてきました。
> その音色と共に、私も今までお別れした方々の事を 思い出させていただきました。

ピアノには 哀しみ 愛おしさ 淋しさが 不思議なほど心に溶ける一瞬がありますね、
とりわけ一日のなすべきことを終えた深夜に聴くと・・・。

> すっかり冷たくなった夜の空気。
> 今夜は、ホットミルクで身体を温めましょうか?
いいですね ホットミルク
私はお酒がダメですから ホットミルク ホットココアはとっても!
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人生の彩り (デ某)
2015-11-01 09:47:57
aimacoさん
コメントありがとうございました

> 幼稚園の同級生を、ほぼ50年ぶりにライブハウスで再会したのに、
> 新聞死亡欄に!トライアスロン参加中 心不全?で川に…。
50年ぶり・・・とは予め定められた再会だったのかもしれませんね
私は そうした偶然をたびたび経験するうち 必然!だと思うようになりました。

> 独り者は、危険…だけれど
> ご近所さんと仲良くしていないと?気付かれませんね。
でも 今は 携帯やPC(スカイプ)など 工夫すれば・・・
人生観 or 死生観 にもよりますけど・・・。

> ノブと佐渡さんの、TVで見るの忘れてしまって悔しかったです。
> こちらでは、牛田君も人気ありますよ。
見逃されて 残念でしたね
でも 辻井さんも佐渡さんもこれから何度でも登場される方ですから・・・。
牛田さん 少年!の風情でもピアノでもありませんね

> お酒も、芸術もジャンル問わず、何でも受け入れようとするタイプなんで…
愉しみと嗜みは多いほど人生が彩り豊かになられましょう
私はお酒が飲めない分「人生で損をしている」ようなので
他で補わねば割にあわない!と・・・(笑)
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ピアノ (リーのママ)
2015-11-01 10:50:22
ラ・カンパネラとノクターンをやっとゆっくり聴くことができました。
今は一人なのでリビング中に響かせて聴きました。
ピアノの音がやっぱりいいなぁ~

年齢を重ねると訃報に接する機会は増えるばかりですが、私も今年は年下の知人を亡くしました。一時は治療がうまくいっているとのことで、回復を信じて待っていたのですが、届いたのは訃報でした。

ノクターンの旋律は何か心を癒やす魔法がかかっているように感じました。
悲しみに閉ざされた心に優しく寄り添ってくれるような。

一つ前のブログで、「天神さんを歩きながらラ・カンパネラのピアノが心の中で響いていた」とありましたが、京都の街でそういう心境になった訳がちょっと知りたくなってしまいました。
返信する
鐘の音 (デ某)
2015-11-01 21:46:04
リーのママさん
コメントありがとうございました

> ラ・カンパネラとノクターン ・・・ リビング中に響かせて聴きました。
> ピアノの音がやっぱりいいなぁ~

ピアノはやはり音楽の王様(女王様?)ですね、音色・調べ・心・・・総てにおいて!
「心」の部分ではチェロも深いですけど・・・。

> 年齢を重ねると訃報に接する機会は増えるばかりです

私はすでに「葬式が同窓会」世代に入りました(笑)
でもあまりに同窓会がつづくと 出たくなくなります。

> 私も今年は年下の知人を亡くしました。
> ・・・回復を信じて待っていたのですが、届いたのは訃報でした。
そう記されていましたね
近しい友の旅立ちは 心がしおれ やりきれなくなります。

> ノクターンの旋律は何か心を癒やす魔法がかかっているように感じました。
> 悲しみに閉ざされた心に優しく寄り添ってくれるような。

魔法ですか・・・なるほどそんな気がいたします。
旋律が 時に空に向かい 時に地を這いこころを掬いとりますから・・・。 

> 一つ前のブログで、
> 「天神さんを歩きながらラ・カンパネラのピアノが心の中で響いていた」と・・・
> 京都の街でそういう心境になった訳がちょっと知りたくなってしまいました。

千本釈迦堂、北野天満宮で「鐘の音」を聴いたわけではありませんが、

ピアノの旋律がまるで「鐘の音」のように心に鳴り響いていました。
この日の友たちと昨年12月にお詣りした亡き友のこと※が脳裏をよぎり・・・。
※閑話休題「亡き友を訪ねて」 
http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/23cd629d23c8bbafa7648ecb035c3ab6

ミニミニオフ会、たのしみにしています。
どうかお風邪など召されませんように
返信する
ドキリ! (花世)
2015-11-02 21:07:06
一瞬ドキリとしました。
私も毎年要検査を無視してる輩ですのでね~(;一_一)
バカは死ななきゃ治らないとは私の事です(笑)

返信する
ワリ勘!できません (デ某)
2015-11-02 23:16:31
花世さん
どっきり!のコメントありがとうございました

> 一瞬ドキリとしました。私も毎年要検査を無視してる輩ですのでね~
要検査 ⇒ ヨウケンサ ⇒ ヨウウケンサ ⇒ よう受けんサ・・・ですね
もしかして 本当は「精密検査を受けるのがこわい!」とか?
花世さんの「日々日々多忙日記」を読めば ムベなるかな! ではありますが、
やっぱり受けておきましょう

> バカは死ななきゃ治らないとは私の事です(笑)
笑ってごまかしては なりませぬ!
病気になる、病気で死ぬのが一番!高くつきワリ!にあいません
勿論、ワリ勘?もできまセーヌ河。
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