腎がんのメモリー 11 ( 変わる？病院・医療 その2 )

　評判の良い大病院を変わりたい理由

　３年半前、突然！酷い不整脈に襲われて以来かかっている某大病院。建替えられグッ！とモダンで清潔でセンスの良い病院になりました。医師も看護師も検査技師も事務のスタッフも皆さん颯爽と働いていて、患者の目に如何にも気持ちの良い病院になりました。

　しかし私の担当医はもう一つ、否、もう二つ。循環器の専門医なのに脈はとらず聴診器もあてません。いつもＰＣ画面と睨めっこ！　が、クレームでもあったのか、ある時期から脈をとり聴診器もあてるようになりました。が、視線は殆ど患者にあてられません。

　先月の受診の際、頂いた薬について訊ねました。「私は徐脈！ですが、この薬をネットで調べたら頻脈用！でした。このまま服用していいでしょうか？」。医師「ネットかぁ。困ったもんやなぁ、無責任に勝手なこと書いて」。そう言ったきりソッポを向きました。

　　

　つまるところは「人」の問題でしょうか？

　昨年、私の住む市内にある医大の耳鼻科に「突発性難聴」で通院しました。現在は眼科(黄斑変性と白内障)にて入院、手術。この際、循環器内科もこの医大病院で診て貰おうと、掛っている病院で「紹介状とこれまでのデータを出して下さい」とお願いしました。

　「あぁそう言うことね。いいですよ」と承知して頂きました。で、指定された日に紹介状＆データを受取りに上がると薄っぺらな封筒一つ。受付の方に「データもお願いしているのですが･･･」と言うと、暫く待たされ、「紹介状に添えて中に入っています」と。

　以前、この病院で腎がんがわかり、「腎がん専門医は私一人。手術体制がないので他を紹介します」と言われました。結局、私の友人の出身医大の後輩(准教授)にお願いしましたが、検査データはＣＤにして渡され、紹介先での検査はごく簡単に済みましたが･･･。

　こんな問題を取り上げてくれるところは･･･なさそう！

　そんな経緯で新たにこの医大の循環器内科にかかったもののまた一から検査。つい２か月ほど前に受けたホルター（２４時間計測する携行型心電図）を再度受けました。それだけで、装着と翌日は外しに通院、一週間後に結果を聞きに通院と、三度手間でした。

　時間も費用も無駄、健保財政が悪化する筈です。しかし医師になって１０年余の若い医師は、（こんなに若くて大丈夫？と思いつつ）質問にテキパキ答えてくれる姿勢に好感がもて、「ここの検査・診療に慣れるつもり」でムダ！な検査と知りつつ従いました。

　この種の例は結構！多いと思いますが、病院間の関係、医師と患者の関係などケース・バイ・ケースではありましょう。しかし事はそんな大層な問題ではありません。診療＆検査結果は総てＰＣ化される時代、ＣＤなりメール添付なり･･･手間ではない筈です。

　　　 　

　　※　吾輩も猫である５８「本質は変わらない病院・医療」 ＝ 「腎がんのメモリー１２」とします。
　　　⇒　http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/c9cbfdc647f077e467fcb7d0804c2ab7
　　　　　　　 　今回のＱＰのＰＣ画は「花水木」と「紫陽花」

腎がんのメモリー「目次」　http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/bee90bf51656b2d38e95ee9c0a8dd9d2