青年④ ～完結編～ ★後編★

…と思ったら、逆に向こうから連絡が!!

一同興奮！！！

青年蒼白。

そして硬直。

手の中の光を見つめる青年。

「出ろ！」

すかさず先輩。

「出ろって！！」

「出ろよ!!!!!」

冷静を装いながら、声がうわずる青年。

目は泳ぐ。

見守る同僚。

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謝りながら、話終える青年。

と同時に非難の嵐。

なぜ核心にふれない？？

落ち込む青年を横目に、

再び一斉に酒と肴に手がのびる。

納得のいかないギャラリーは、再戦を要求。

もぅおさまりつきません。

渋る青年。

結局、異例のハイペースで再戦決定！！

戦意を無くしても、セコンドはタオル投げません。

てか、セコンド陣はタオルなんて持ってません。

持ってるのは、溢れんばかりの愛情と声援です。

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試合開始。

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膠着状態にしびれをきらしたセコンドが、

リングサイドながら乱入!!

「＊￥※◯♯＠!!(°∀°)」


ノぉーコンテストぉぉ！！

いや、むしろ勝ちか(笑)

勝利したにも関わらず、テンションどん底の青年。

満足気のセコンド。


少しばかりお節介かもしれないが、

青年の為を思っての行為であった。



空はうっすら明るくなり始めていた。

青年は試合のことなど、

すっかり忘れているかのように足取りは軽かった。

自転車をこぐ足取りも軽かった。

階段を駆け下りる青年自身も軽かった(笑)

こうして、青年の一つの恋は終わりました。

これもHAPPY ENDか。






あらから一ヶ月以上の月日が流れた。

青年と同僚たちは音信不通になった。

恋心を抱いていたお相手も連絡がつかないようで。

金とか返せって言ってたとか、言ってないとか。


近況わからず、行方知れず。

青年の今を知る者はいない。

街にて１件の目撃情報アリ。

とりあえず、生きてるてことだね♪

メデタシ、メデタシ♪♪


またいつか会える日を楽しみに待つ。


★おわり★

青年③ ～完結編～ ★前編★

４/11　『昼ドラか!!!』の続き

で

４/21　『青年②』の続き


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青年の恋愛は続いていました。

しかし、２人の先はもう見えてかけていました。

それについては、

青年自身も悩んでいました。


そんなある日、職場の人たちと飲む機会がありました。

掛け持ちしていた仕事を一つに絞ったので、

青年の送別会も兼ねた宴です。


楽しく時は流れ、夜も更けてきました。

話は自然と青年の恋事情に移ります。

一緒に飲んでいた元職場の同僚たちも

真剣に青年の話を聞きます。

けれど、答えは一つです。

満場一致です。

この恋に、明るい未来は見受けられません。


青年は、この意見に理解を示しつつも、

煮え切らない態度のままです。

しびれを切らした同僚(青年の先輩)から、

「今、決着をつけよう」との提案が。

時間も時間だし、連絡が付かなかったら、

仕方ないと言うことで、とりあえずTEL。

半ば強引に。

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声聞けず。

決着は持ち越しに。

同僚たちは残念がり、

青年は少し安堵した。