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日焼けで肌の色が変わったときにはすでに

2013-08-15 17:45:56 | 健康・暮らし
紫外線はお肌の大敵というのは、日本人の常識である。そんな私たちには感覚的に少し分かりづらいが、欧米人、特に白人には、強い日焼けを防ぐために少し日焼けをする、「ベースタン」という考え方がある。日焼けした肌がバリアとなって、さらなる日焼けや皮膚がんなどを防ぐという考え方だ。しかしこの度、それが真っ赤な嘘であったことが、Photodermatology, Photoimmunology & Photomedicine誌に報告された。

研究では、春休みに日焼けするような旅行に行った163人の大学生の日焼け具合について調査した。すると、旅行前に日焼けサロンで少し肌を焼いてから行った学生の方が、より日焼けした状態で旅行から帰ってくることが多かったという。

日焼けで肌の色が変わったときにはすでに、UVB(紫外線B波)によって肌細胞のDNAは損傷を受けている。がんはDNAの損傷の蓄積によっても引き起こされるので、皮膚がんの予防と称して日焼けするのは、まるで肺癌予防のためにタバコを吸うようなもの。まったくもってナンセンスなのだそう。

強い日焼けを防ぐという考えについては、実は少しは的を射ているようだ。肌がベースタンで黒ずむのはメラニンが生成されたからであり、メラニンはSPF4相当の防御効果を産むそうだ。しかし、SPF4では大して役にたたないので、結果、ベースタンで得られる利点よりも、悪影響の方が大きいと言えそうだ。

しかもベースタン信者の人々は、ベースタンをしたからには、日焼け止めを塗らなくてもたくさん日光を浴びて大丈夫という思い込みがより強くなる。さらに余計な紫外線を浴びがちだという。これが先のベースタンした大学生たちが、ベースタンしなかった学生たちよりも日焼けして帰ってきた一因かもしれない。

とにかく日焼け止めを塗り、できるだけ影を歩き、つばの広い帽子をかぶる。これが、皮膚の安全を守る王道のようだ。