思うこと。

人は

受け入れてもらうことで
安心を得て


施される優しさで
生きる意味を感じ


必要とされることで
価値を見出せる。




そして

生きる気力　活力

をみなぎらせることが出来る。













最初の頃は

リュックを背負って
徒歩で買出しに行く家族や


自転車で移動する親子を見て


なんだか画期的で
活力ある

家族の力が
見えた気がして


まだまだ日本人も
こんなに素敵な力があるんだな

と思ったりしていた。





だけどそれも
一週間が過ぎ二週間が
過ぎ始めると



ガソリンスタンドの入り口付近から
無人の車の行列が普通に並ぶようになり


異常な必死さが
伺い知れるようになる。





いまだみんな必死に
なってる。。


少し路線をはずし始めてる。



そんな中
耳を疑うような話を聞いた。




緊急車両と称して
実際には


ただのお得意さんに
給油してるスタンドがあるとのこと。




みんな何時間も待って
少しばかりのガソリンを入れてる最中


横目ですんなりと
入っていき


給油してもらってる
とのこと。






何時間も待ってる人の中には
家族を病院に連れてゆきたい


海沿いにある実家に
安否を確かめにゆきたい




そんな切実な想いを
抱えた人たちがたくさんいるのに



またしても
この世の不公平と理不尽さを
目の当たりにしてしまった。





この国は
救われるのだろうか。


こんな輩がはびこる
この国は救われるのだろうか。





一生懸命生きてきた人が
ますます辛くなるこの国は。。




命を自ら絶ってしまった農家の方の
気持ちを思うとますます混乱せずには
いられない。





健康上問題ないなら
なぜあんな処置をしたのだろう。。




漠然とした重い想いが
頭を駆け巡る。

















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哀しい星空。

あの日


電気が消え
エンジン音が消え



しんと静まり返った
真っ暗な暗闇に



ひときわ輝いた
冷たい星空。




こんなに哀しい輝きが
この世の中にあったなんて。



綺麗で綺麗で
その瞬間だけは


無心で眺め続けた。



けれども
白い息に現実に戻され


凍えた手に
息を吹きかける。





まったく
情報もなく状況もつかめず



夫も帰ってこない不安に
心が砕け散りそうになる。





何度も何度も
外にでて


数時間後に
なんとか帰宅した夫に


気持ちが爆発した。





すでに
あのときから興奮状態で


がんばらなきゃ
と
怖くてたまらない


という想いが交差して
時々自分を見失いそうになっていた。




でもふんばってふんばって


お水をもらいにいかなきゃ。


まだ明るいうちに
やれることをやっておかなきゃ。



夜になれば
真っ暗なしじまが広がってしまう。




そんな中で
熱をだしてしまった。



３９度まであがった。




そのうち
呼吸困難にも何度か襲われた。



高熱のせいで
なにか神経が高ぶったのかもしれない。





ろうそくの灯りの中で
うろたえる日々。







毎日が
怒涛のように過ぎてゆき




毎日ほんの少しづついろんなことが
落ち着いてきてはいるけど




今だからこそ
沸き起こる想いもあり




まだまだ
戦いは続く。












冷たく綺麗な星空を
忘れない。


忘れられない。
















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生きる道。

あの日から
何ヶ月も時が流れた
感じがする。




今ある環境に
ひどくありがたがってみたり


不便な生活に
必要以上にいらだってみたり



こうしていることへの
うしろめたさを感じてみたり





日々いろんな感情が
沸き起こる。






理性と理想との
葛藤の日々。






欲望をぶちまけたら
終わってしまう。


張り詰めてたものが
切れてしまう。






母として
妻として
嫁として



保たなければ
いけないスタンスがある。






だけどほんとは
怖くて不安で

もうくたくたで
何もかも放り出したくなったりする。
















でもいつか必ず
心の底から笑顔がでるのを祈り





人は



生きて



生かされて





生きてゆく。



そんな道を
まっとうしようではないか。















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みつめて。

何気に
やりとりしてたメールの中で


わたしのかすかな
心の揺れを感じて


会いに来てくれた友達。



息を切らして
走ってきてくれた。



ほんの少しばかり
弱音を吐いてしまったメールを



思いきり受けとめたよ
だいじょうぶだよ


って
言いに来てくれた。






ありがとう

ありがとう





こんなに貴い尊いお友達が

そばにいてくれる。
心の近くにいてくれる。



少し元気でた。


ううん。

もりもり元気でた。




哀しみや苦しみに

支配されてはいけない。

支配させてはいけない。




ほんの少しでも
自分のしあわせの部分は

必ずや確保して
そこをみつめて。みつめて。


そうして今日も
生きてゆこう。









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浮かぶ想い。

久々に入ったお風呂は
ぬるくて寒かったけど


それでも
心と体の汚れをすっきりするには


充分過ぎるほどの
恵みのお湯だった。



あわただしい時間の中で
洗うことに無心で必死になり


ほんとに
一筋の光が差し込んだようだった。




わたしはお風呂が大好きで
普段も時間が許せば

一時間でも二時間でも
お湯に浸かっていた。


目を閉じて
ひたすらボーっとするもよし。


湿っけ覚悟で
本を持ち込むもよし。


夏場はアイスを持ち込んで
食べるもよし。


娘への教育上良くないと思い
こそこそ食べてたけど

目ざとい娘は
アイスの棒をみつけ

いつも
わたしを怒りにかかっていた。

そんな娘の顔を思い出し
お風呂での思い出が


なんだか遠くなつかしい
夢の出来事みたいに思える。





好きなだけお風呂に浸かり
好きなだけお風呂で体が洗える




今は
手に届きそうで届かない


儚いしゃぼんだまのような
ふわふわ宙を彷徨う



七色の希望の夢だ。





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毎日に想う。

物資を乗せた車が
襲われた。



荷物が残ってる民家や
会社の倉庫が荒らされる。






そして
この国で


この状況とはいえ
飢餓状態の地域と人々がいる。







テレビでは映ってないけれど
映ったところと同じくらい


被災した場所が
まだたくさんある。




流された車の中には
まだ人が横たわってる。



家族を探しにゆくけど
泥に埋もれみつけられず


毎日を
望みと絶望で


揺れ動きながら
必死で生きる人たちがいる。







いろんな想いを抱えた
たくさんの人たちが


涙とともに
毎日を生きている。









どうかこのことを
いつまでも忘れることなく


毎日を感謝して
生きていかなきゃ



人として
大切なものを



語り継いで
いかなきゃ。。








不便な生活を不満に思ったり

今ある環境をありがたく思ったり







朝から涙に暮れてしまう
心揺らぐそんな一日の幕開け。








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夢の生活。

鏡を見ると
顔つきが変わってる。


わたしって
こんな目つきだったっけ・・。



がんばらなきゃだめ
くじけちゃだめ


元気にゆけ
前を向いてゆけ



そんな言葉が
空回りばかりして




なんだか
今日は何もする気になれない。





日常生活


夢の生活


今一番の
憧れの生活。



いつもの
日常。。





今日のわたしは
元気がでない。




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今日という日に。

だいじょうぶだいじょうぶ

でも飲まないで




だいじょうぶだいじょうぶ

でも売らないで




だいじょうぶだいじょうぶ

でも濡れたら洗って









これを
どう受けとめてゆくかは


個人個人によって
差が出てくると思う。



だいじょうぶなのかなぁ
と思いつつ

やっぱり少し怖いなぁ
と思わずにいられない。













余震も続き
気が滅入ってしまう。




がんばろう
とか


前向きに
とか


頭ではわかってるけど
だんだん緊張状態からほぐれ


疲れが出る時期へと
差し掛かってる。






体に悪いと聞いてから
ずっと飲んでなかったけど

ファイトいっぱつドリンクを
飲んでみた。


おいしい。。


心にも元気が
溢れるようだ。







今日という日も
大切に暮らしてゆくことに

力を注いでゆこう。






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容赦ない天災。

スイッチを押せば
明かりが灯るしあわせ


蛇口をひねれば
水が流れるしあわせ


夜になれば
温かいお湯に浸かれるしあわせ




日々の生活は
しあわせの連続の中に埋もれ


そのひとつひとつ
感謝するに値する出来事を


当たり前に
思ってしまっていた。









いつも見慣れた優しい風景が
激しく歪み　揺れ


まるで
知らない場所のように


恐ろしい地響きを
執拗に唸らせていた。






容赦なく襲ってくる天災は
自然の摂理とはいえ


どこかまったく納得いかず
ふつふつと怒りさえ感じる。







今はただ
ひたすらに毎日を


精一杯生きることに
力を注ぐのみ。



ひたすらに
時間が流れるのを
じっと待つのみ。




心に流れる時間は
まだまだあの瞬間から


囚われたまま
重たい体をずるずるひきずり



運命の意味に
戸惑う日々に暮らしてゆく。














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愛のある笑い。

最近になり
やっと子供との接し方が
わかってきたような気がする。


子供が生まれて
十数年。



この時を経て
やっとこさ一歩前進。




わたしは絶対に
わたしの継母のような

母親だけには
なりたくないと

それだけを
切実に思ってやってきた。

が
結果的に

同じことをしてきて
しまった。。



愛されなければ
愛し方がわからない


というのは
ほんとだと思う。



だけれど
それはあくまで

原因と結果であって
いいわけにはならない。



だから
自分で学んでゆくしか
手立てはない。




最近になって
ようやくつかめてきたのは



気にかけてる感


をつねに
子供に対し送り続ける

ということ。



それは
自分の感情だけで心配し過ぎたり
干渉し過ぎたりすることではなく


普段は手も口も出さず
何かあったときは

必ずそばにいるよ
見守っているよ


ということを
言葉だけでなく

体中から滲ませておく
ということを

理屈でなく心で
理解出来始めてきた。



少し前のわたしは
娘の挑発ひとつひとつに

まともに立ち向かい
きーきー正論をぶちかまし


心身ともに
毎日へとへとになっていた。



けど少しづつ
あぁまた始まったなぁあはは

と笑える余裕を持つことが
大切だと先輩のママに教えてもらい


とにかく笑ってみよう
と実践してみた。


すると不思議なことに
きーきー言うほどのことは


そんなにないではないか。



もちろん
ときどきはやっぱり爆発してしまうけど


それでも
ずいぶんと母親業が楽になった
気がする。




これからだって
いろんな波乱が待ち受けてるだろう。


けど
笑ってゆけばなんとかなる。


無責任な笑いではなく
愛のある心のある笑いで

しあわせゲットだよ。



よしゃっ。






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やっぱり夫って。。

まぢ
むかつくんですけどー。



ずっと出張中で
久しぶりに会った夫の顔を見て


めずらしく「うれしい」という
感情が沸き起こり


はしゃいだのもつかの間


夫が嬉々として
しゃべりだしたのは


「いやぁ今月は
お墓参りだなぁ」





・・・。



・・・ふぇ？




こやつというやつは・・・。


久しぶりにわたしと会ったことが
うれしいというよりも


今月に予定されてる
姑とのお墓参りが楽しみ

ということか・・。





楽しみなのは
百歩譲っていいとしても


なぜに
このタイミングでそんな話を？！



どんだけ
楽しみなんだ？！





わたしのことは
やっぱり二の次三の次。



こうしていることが
当たり前と思ってるだろな。




夫よ。


油断するでない。

わたしはいつまでも
都合のいい家政婦でもなんでもない。




かなり
むかむかするぜよ。




夫は
なんでわたしがむかむかしてるか
わからぬようで


逆切れ作戦で
応戦してきた。




そんな手に乗るかっ
ってんだっ。



こちらは
厳かに冷戦で行くぜよ。



ってか
結婚記念日も近いのに・・。



哀しいぜよ・・。






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