39Arigatou

バイクのこと、日常のこと、そして病気のこと。

想い出。

2009-10-24 23:30:31 | Weblog
http://www.piston-kun.com/results/2000/R6.htm

2000年12月
ボクの最後になったレースです。

バイクショップから提供されたタイヤで出場しました。

寒さではなく

タイヤに問題がありました。

前後ともに全くと表現したいほどグリップしません。

オーバーな表現ではなく

ゆっくり走ってもフロントもリアもスライドしてしまいます。

そんなわけで

完走できれば良いだろうとペアを組んだ相手と決めました。







スタンド前から1コーナー2コーナーと左コーナーが続き

そのあとストレートとなります。


1コーナーと2コーナーはひとつの大きな高速コーナーに見立てて走っていたので

後続にラインを譲るように慎重に走ってました。


続くストレート

ここの立ち上がりではリアがスライドしてマシンが暴れ

ステップから足が外れてコースアウトし投げ出されそうに、振り落とされそうになりつつ

なんとかコースに戻ったなんて想い出もあります。


このストレートエンドは左直角コーナーって感じでした。


この時も慎重に

フロントのスライドも考えてのブレーキングとアプローチをしたつもりでした。


記憶では


リアが予想外に流れました。


実際にはそれほどではなかったのかもしれませんが


真横になっちゃったんじゃ?


って思えるほどにリアが右横方向に流れていったんです。


次の瞬間はそのリアがグリップした感触でした。


左コーナーにそなえて


左側に傾斜していたバイクとボクの身体は


一瞬のうちに


コーナーのアウト側へ


タイヤのグリップ面を軸にして


目線が捕らえていた左コーナーのインとは逆の方向へ・・・





ボクの次の記憶は救急車の中でした。



その次の記憶はストレッチャーで運ばれる病院の廊下でした。



その次の記憶は仲間の車の中でした。




後日聞いた話では

別の車両で走行中のチームメイトは転倒後数周の間、ボクの身体はほとんど動かなかったと言ってました

死んだと思ったよって冗談言ってましたw

オフィシャルがいつまでも行かないのを心配していてくれていました。



救急車の中では冗談を言って明るく話していたそうです。


ボクはぼんやりと音と振動で救急車で運ばれてるんだと一瞬思ったようにしか覚えてません。

ずっと気を失っていたと思ってましたが

何年か後にそんな話を聞かされました。



翌日は大事をとって地元の病院でも検査を受けましたが

なにも異常は見つからず

現在に至っています。



この頃がバイクに乗っていて一番楽しかった時期だったような気がします。



レース翌日の12月4日(月)から予定されていた「仕事」は翌週からに延期されました。



この事故で

ボクのレースに終止符が打たれ

バイクの時間が減り

この「仕事」が更なるストレスの一因となり

ボクのうつ病の様々な原因のひとつになったこと



いろんな意味で想い出の一戦です。


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2 Comments

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Unknown (よしひろ)
2009-10-25 01:34:27
まっちゃん?違ってたらごめんなさいね。その節は有り難う・・・あのハイサイドから先月、ようやく復活しました。ドノーマルな油冷GSX-R買いました。そうそう、子供も生まれました・・・もうすぐ3歳です。殆ど日本平ですが、たまに箱根へ行きたいと思ってます。バイク友達も少ないので機会が有れば、一緒に走ってやってください。fukui-y@f7.dion.ne.jp
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Unknown (nj9r)
2009-10-25 10:48:30
久々の再会に感激っすw当時の記憶は写真とメール。ときどき見ては元気かなぁと思ってました。またいつか会えると思うととっても嬉しいです♪ココ見つけてくれてありがとう(^_^)/
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