ここまでワールドカップを見て少し気になったことです。
ワールドカップドイツ大会のボールと芝が気になります。大会前からボールは変化しやすいし芝は長めだと紹介されていましたが、いろんな試合を見ていると試合の終盤ミドルシュートで得点が決まる場面や、なんでもないところで芝に足をとられて負傷する選手や普通にプレーしているだけなのに足をつったり体力を早めに消耗するなど、新しいボールやドイツ大会の芝が原因になったような場面を何度も目にします。
しかしドイツ代表選手は予選リーグの第一試合から大きく変化するミドルシュートをドンドン決めるし、他国の代表選手のように芝で滑ったりミスパスしたり試合中にスパイクを履きかえる選手が見られませんでした。ということはドイツ代表は大会前から新しいボールの特性にあわせた戦術の研究や練習を充分に準備し、ドイツ大会会場の芝にあわせたスパイクの開発なんかも時間をかけて準備していたのではないでしょうか。
つまり日本代表はドイツ大会が始まる前に情報戦で負けていたんじゃないか?新しいボールの特徴にあわせた練習やドイツ大会会場の芝にあわせたスパイクの開発がされてなかったんじゃないか?ボールやスパイクのメーカーアディダスから充分な情報が得られていれば結果が違ったんじゃないか?昨年のコンフェデ杯とはボールと芝が違うんじゃないか?大会前のドイツ戦の芝は大会用の芝とは違ったんじゃないか?などという想像が頭に浮かびます。
今大会の日本代表はこれまでの日本代表とどこか雰囲気が違うような気がしながら応援していました。パスミスが非常に多い、あまり走り負けすることのない選手が後半にガクッと運動量が落ちる、急にミドルシュートを多用したためにチームの連携がうまくいかない、なんでもないところで足をつったり足を滑らせる選手が多い、良く飛ぶロングスローに対応できないなどなど…それは実力差もあったんでしょうが、新しいボールの研究とドイツ大会の芝に対応したスパイクの開発が出来ていれば結果は違ったのではないでしょうか…やっぱりこんなことが気になるのは負け惜しみだとは思いますが「ワールドカップは戦争だ」とよく言われます、戦争ならば当然これくらいのことはあるんじゃないでしょうか?