言わなきゃ刺されないのも、
分かってるんだ。
僅か5〜8分間。
そのくらい。
コタツの暖かさに負けた。
落ちてた。
その、
たったの短い時間で、
予想もしていなかったくらいの短い時間なのに、
不意に。
現れた。
意識の無い頭の中へ。
夢だったのか何だったのか、
自分が分からないくらい眠ってた時間。
始末に悪い以上に、
悪い奴。
話しかけられた声がリアル過ぎて、
悲し過ぎて、
眼を覚ましたらしい、
何度も言うように、
醒めたと言う方に近いか。
そんなショックで眼が覚めた。
朝が?
遠く感じるよ。
おやじボクサー
もう一件。
蔓防で中止になった明日未明出発だった、
ボラ・バス便。
どんだけ短い夢の時間だった癖に、
10年間見て来た現地。
僕は立ってたよ。
流された土地は、
ボロボロになった家の柱だけ。
が、
ほんの数軒残ってただけ。