僕が良く見ていた夢。
子供の頃から、
つい数年前迄。
真っ暗な宇宙空間の中で、
愛する人が、
僕の手の届かない場所へ消え去ってしまう。
もう2度と逢えない。
そんな夢。
必ず年に1回以上、
ずっと見て来た。
何十年間も続いた。
苦しいのは?
夢から戻り難いほど、
我にかえるのに時間が掛かる。
から?
朝起きてからも終日引き摺ってしまう。
酷く悲しい。
そう言う夢。
前触れのない夜。
いつも通りに寝入ると、
脂汗。
独りパニック状態。
決まって年に数回同じ夢を繰り返し見てしまう。
其れをずっと。
数十年間。
あつし