>fastboot flash recovery recovery.img
>fastboot flash system system.img
nexus7 (2012 Wi-Fi) 用のAndroid4.4の自動アップデートが公開されたようだが、なかなか自動アップデートが降ってこない。ちなみにわが機はroot化のためにrecoveryをTWRP2.6.0.0に書き換えている。
まず以前記載した方法でアップデートを催促する。アップデートファイルのダウンロードが始まる。そのうち「再起動してインストール(だったかな?)」ボタンをタップ、処理を待つが、4.4の起動画面のまま止まってしまう。
とりあえず、ボリューム下ボタン+電源ボタン同時押しで bootloader を起動。下準備してあるPCにUSBで接続し、PCで4.3のファクトリーイメージをダウンロードし解凍。さらにその中のzipファイルを解凍すると4つのイメージファイルが入っているが、以前の記事の【お勧めしない方法】のようにDOS窓でrecovery.imgのみを上書き、再起動してみる。しかしこれでもシステムは起動できなかった。
そこで再度bootloader起動。データは消去したくないため、userdata.img以外のboot.img, recovery.img, system.imgの3つを焼き再起動。今度は4.3が起動できた。しかしこのままではアプリのアップデートやインストールはできない模様。
この状態で改めて自動アップデートを催促、インストールしてやると今度はちゃんと4.4が起動。今のところ不具合なし。
root化するとアップデートに手間がかかるのは難点だ。今のところ私の使用範囲でのroot化のメリットとしてはtitaniumやfirewallが使用できることだが、データバックアップは非ルートでも使用可能なHeliumなんてのも出ているようだし、自宅内Wi-Fiで使うならとりあえずfirewallもなくてもよいか、「NoRootファイアウォール」ってのもあるようだが。というわけで、root化はペンディングとする。
すでにOTAとなっている自動アップデートがなかなか降りてこない場合の、アップデートの催促法。
「設定」-「アプリ」-「すべて」-「Googleサービスフレームワーク」をタップし、「強制停止」-「データを消去」。「設定」に戻り、「端末情報」-「システムアップデート」を開き。「今すぐ確認」をタップ。これを何度か繰り返すとアップデートファイルのダウンロードが開始される。
android 4.2, 4.3では有効でした。
職場の建物の中でWi-Fiのない部屋で調べ物をするのにNexus4 + IIJmioを使用する訳だが、鉄筋コンクリートのため電波状況がよろしくない。
一方、Docomoにはプラスエリアなるものがあるらしい。低周波数(800MHz帯)を使用しており、2GHz帯と比較してそれなりに電波が届きやすそうである。プラスエリアは古いNexus4では使用できないらしいので、これを使用できるようにすれば建物内での電波状況が改善するかもしれないと考えた。
いつもお世話になっている androidlover に「プラスエリア非対応のNexus 4をプラスエリアに対応させる方法・手順と実際にプラスエリアを掴むか試してみた。」という記事が出ており、トライしてみた。ここでいじるのは Factory Image と関係ない部分のようで、おそらく同じ作業は二度としないだろうから備忘録としては上記リンクを記録することで充分か。
なお職場での電波状況はあまり改善したようには思えない。Docomoのサイトで調べると、「FOMAエリアだめ、FOMAプラスエリアのみ可」という場所が近所にはないので、変わったかどうかすぐには試せない。今度帰省したときにでも調べに行ってみるか…。
OSのクリーンインストールに伴い、またアンテナピクトが立たなくたった。なくても困らないが、あるとちょっとうれしいのがアンテナピクト。セルスタンバイによる電力消費がふえるかどうか(いわゆるセルスタンバイ問題:今のところ電力消費には関係ない印象)は不明なので、とりあえず「アンテナピクト問題」に対処する。
以前うまくいった方法はやはりちょっと手間なので、一度トライしてみてうまく行かなかった楽そうな方法に再チャレンジ。
利点、方法、必要ファイルなどはブローヴちゃんにまとまっている。リンクがはられているapkファイルを両方とも「nexus4のブラウザ」でダウンロード。「設定」 - 「セキュリティ」 - 「提供元不明のアプリ」にチェックを入れ、それぞれをファイラー(私はESファイルエクスプローラーを使用した)でタップするとインストールされる。
あとは書いてあるようにXposedInstallerを起動してInstall/updateボタンをタップ、"modules"タブをタップして"Dataonly-SIM Patcher"にチェックをいれ、XposedInstallerのrebootをタップして再起動させる。
これでアンテナピクトが表示されるようになった。
android4.3へのアップデートに伴い、再root化を行った。
詳細はまさにandroidloverのとおりだが一応頭の整理をしておく。
デバッグモードでない普通の状態にしておいて、PCに接続。SuperSUをダウンロードして「内部ストレージ」にコピー。
4.2の時はCWMを使ったが、今回はカスタムリカバリにnexus4用のTWRPを使用した。下のほうにあるリンクをたどって該当するイメージファイル(文書作成時は 2.6.0.0-mako.img)をダウンロード。
デバッグモードに切り替えて、DOS窓を開いて(pathが通ってなければandroid SDKのplatform-toolsフォルダに移動し、)
> fastboot flash recovery
と入力。先にダウンロードしたimgファイルをこのDOS窓にD&Dで入力を省力化し実行してTWRP導入。
続いてTWRPからはじめにダウンロードしたSuperSUをインストール。リカバリモードで立ち上げて「install」 -> 「SuperSUなんたら.zip」 → 「Swipeなんたら」アイコンをスワイプ -> 「Reboot System」で完了。
android4.3へのアップデートは、nexus7では自動でできたが、nexus4はうまく行かなかった。そこでこの際手動でクリーンインストールを行った。
下準備として、インストールしてあるAndroid SDKを起動してみると、4.3にあわせたバージョンアップあり。必要なファイルにチェックをつけてインストールする。一度すべてチェックをはずしてアンインストールしてから新しいSDKをダウンロードしてインストールし直す方がわかりやすいかも。
ボリュームダウンボタンと電源ボタンを同時押しでfastbootモードにし、PCに接続。
android4.3のファクトリーイメージをダウンロード、解凍。DOS窓を起動し、解凍でできたフォルダに移動。(windowsでの操作のおはなし)
> flash-all.bat
を実行すれば、データからリカバリからきれいさっぱり書き換えられる。もちろん非ルート化状態。
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参照
androidlover.net
先日の記事にあるように、nexus4でアンテナピクトを立てられたが、果たして実際にセルスタンバイで消費される電力は減っているのかどうかがもう1つの重要な点。
大前提として私の場合、職場ではPCを、自宅ではPCとnexus7ばかり使っており、実際にnexus4はほとんど使用していない。あくまでたまの外出用。IIJmioの6月分のクーポンも28日の時点で500MBのうちまだ460MB残っている。
で、nexus4のセルスタンバイの消費電力は改造前で9% 程度、現在は14%。ちなみに各電力消費は以下の通り。
アイドル状態 21%
画面 18%
セルスタンバイ 14%
Android OS 9%
Wi-Fi 9%
Androidシステム 7%
マップ 7%
Googleサービス4%
Firefox 4%
メディアサーバー 2%
システム関連だけで70%。改造前はマップを立ち上げて街中をうろうろしてみたりしたが、その後はあまり使用していない。他のアプリをもっと使用すればおそらく相対的にセルスタンバイ(や他のシステム関連)の割合が下がるであろう。おそらくセルスタンバイに消費される電力は実際には増えているのではなく、あまり変わらないのではないかと思われる。
【結論】
改造でアンテナピクトは立ったが、私のような使い方では検証不十分ながらも節電効果についてはやや疑問。ただし、電波状態がわかるのはやはりそれなりに便利。