CINECHANが観た映画について

映画ブログ。感想というより記録のようなもの。
基本的にはネタバレに近いものがあります。

23-111「スカイ・ハイ」(香港・オーストラリア)

2023年05月11日 01時06分21秒 | 香港映画
あいつの痕跡ばかりだ
 オーストラリアの観光地エアーズロックで現地密売人と麻薬取り引きを行おうとしていた中国人チャンが逮捕される。一報を受けた香港警察の特別支局員ファン・シン・レイ刑事は単身シドニーへ趣き、チャンの口から組織の情報をつかむ。
 それによると組織のボスはウィルトンという男で、シドニーでは暗黒街の帝王と呼ばれ、麻薬・売春ルートを一手に握る大物だった。(「作品資料」より)


 1975年製作、日本では1976年に公開された香港とオーストラリア合作のアクション。

 4Kレストア版として、今回劇場リバイバル公開。

 日本では、本作よりも主題歌であるジグソーの歌う「スカイ・ハイ」の方が知られて、大ヒットしている。

 オーストラリアで麻薬取引をしようとしていた中国人チャンが捕まり、香港から特別捜査官のファンがシドニーに赴く。

 このチャンを演じていたのが「燃えよデブコン」等のサモ・ハン・キンポーで、武術の達人ではなく、ただのチンピラというような役柄であった。

 チャンより組織のボスであるウィルトンの名を聞くファン。

 チャンは裁判所の前で暗殺され、ファンはウィルトンを捕らえるため、単身動き出す。

 ファンが香港から一人でやって来るのもおかしいかなとは思うが、このファンが破天荒というか、クールそうな風貌とは裏腹に、すぐに手を出す男。

 チャンとも取り調べで戦いを繰り広げ、その後も単身ウィルトンのいるパーティに出かけては、戦いを繰り広げ、ウィルトンの経営する道場に侵入しては戦いを繰り広げる。

 現地警察としては、頭の痛いことだろう。

 麻薬捜査官のモリーは、早々にファンを香港に帰らせようとはするが、その後はほとんど接触できずという感じであった。

 ファンの通った跡は、怪我人やら死人やらが多数出てしまう。

 やりたい放題だなと思うが、カー・アクションも加えて間断なくアクションが繰り広げられるという面白さはあったな。

 命も狙われ、ウィルトンの元へ突撃しようとするファン。

 その方法は、冒頭の香港でのシーンが伏線になる。

 ラストも結構酷い終わり方だとは思うが、ファンのアクション三昧の展開が面白い作品ではあった。

/5

監督:ブライアン・トレンチャード=スミス
出演:ジミー・ウォング、ジョージ・レーゼンビー、レベッカ・ギリング、ロス・スパイヤーズ、フランク・スリング
   ヒュー・キース=バーン、ロジャー・ウォード、グラント・ペイジ、サモ・ハン・キンポー、デリック・バーンズ
於:シネマート新宿

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