CINECHANが観た映画について

映画ブログ。感想というより記録のようなもの。
基本的にはネタバレに近いものがあります。

23-016「スネークヘッド」(アメリカ)

2023年01月28日 01時14分38秒 | アメリカ映画
ただ生き残るためにやっただけ
 1997年。犯罪組織「蛇頭(スネークヘッド)」の手引きでニューヨークにたどり着いた中国からの密航者シスター・ツェは、生き残るために危険な仕事に次々と手を染め、チャイナタウンの女首領ダイ・マーの信頼を得る。
 しかしツェを嫌うダイ・マーの息子ランボーは、ツェがこの街にやって来た本当の目的を突き止め、彼女を陥れようとする。(「作品資料」より)


 シスター・ツェは、犯罪組織〝蛇頭〟の手引きで台湾からニューヨークへと密航する。

 しかし、多額の借金を抱えることとなったシスター・ツェは、体を売らされそうになるが、その強気の性格から、組織の女家長ダイ・マーに目を付けられ、組織の仕事を任されるようになる。

 そしてダイ・マーの信頼を勝ち得ていく。

 それをよく思わないのは、長い刑務所暮らしから最近出所してきたダイ・マーの息子、ランボー。

 ランボーはダイ・マーの跡を継ぐのは自分だと思っているので、ことあるごとにシスター・ツェに突っかかる。

 犯罪組織でのし上がっていく女性の姿を描いたクライム・サスペンスであるが、シスター・ツェが危険も顧みずニューヨークに密航してきたのには、ある目的があった。

 しかし、それを知ったダイマーは、彼女のウイーク・ポイントとして計略を立てようとする。

 果たして、シスター・ツェはこのまま組織でのし上がるのか。

 そしてランボーとの確執の行方は。

 シスター・ツェは心優しきところもあるが、生き残るためには、その手を血で染めても厭わない。

 ただ、仕事をしていても、組織、ダイ・マーに必ずしも忠誠を尽くしているわけでもなさそうである。

 最後は、シスター・ツェとランボーとの争いになるのかなと思ったが、ちょっと違う方向であったな。

 チャイナタウンを牛耳り、一目置かれていたダイ・マーであったが、皆が皆、彼女に服従しているわけではなかったんだな。

/5

監督:エヴァン・ジャクソン・レオン
出演:シューヤ・チャン、サン・カン、ジェイド・ウー
於:シネマート新宿

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